地域縁尽倶楽部 なになに寫眞帳

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街角風景~技術研鑽

2016-02-28 10:59:54 | 日記
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 あるモノづくり系短大の卒研展を見学した。動機は不純で ITC関連の最近の応用技術などはど~なってるかな?という好奇心だけで入ったのですが…しかし エレクトロはまったく理解不可能!でした。
 その反面 伝統技術の継承(地場木材の活用)のブースでは 当方すんなりと理解ができ ホッとすることができた。
 写真は 技術検定の課題らしく 名称は「振隅木小屋組」(フリスミギ コヤグミ)という屋根の角の部分の造作です。…これがびっくり バックの白い紙には設計図が書かれていて(CAD?)決して現場合わせや出会い丁場ではなく正確無比なのである。
 常に行き当たりばったりで誰の役にも立たたず…が信条の持ち主としては 現代型の職人の卵達のレベルには びっくりするやら関心するやら…。木組みを止める一本の大釘が しっかりポイントに入っていて 一切の迷いがないように見え そのことが強く印象に残った。(お若いのに・・・とやや嫉妬)
 せいぜい彼らの活躍のバックヤードとなれるよう 少々がんばらねば…と思うのでした。
      「雨漏りに耐えし屋根を変へにけり:橋本鶏二」

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街角風景~春まだ浅く

2016-02-26 09:21:00 | 日記
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 遠く山の向こうの向こうは 日本海。西の海から運ばれてくる湿った雪雲の塊は 奥羽山脈で上昇し降雪する。
 その後の乾燥した冷たい空気が静かにこちらへ吹き降りてくる。日中も底冷え状態から脱出できず 雲の切れ間に青空が見えても いかにも寒い。
上空の雲の窓周辺は たぶん高度2500m位で 大気は安定していて神々しい様相。安定した逆転層の下面というのかもしれない。
 地表の木々も まだ眠りから覚めていないようで すっかり「寒中散歩」となってしまい 鼻水が止まってくれない。どうやら 春めいていたのは自分の気持ちだけ…のようでした。
        「立春の日の輪月の輪雲の中:中川宋淵」

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街角風景~心のゆとり

2016-02-23 09:10:00 | 日記
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新聞から一句抜粋:
「ばか、はしら、かき、はまぐりや春の雪:久保田万太郎:句集『流寓集』」(2016.2.20よみうり) の長谷川櫂さんの評は 「…東京の春らしい一句。」と絶賛である。ネタを並べて…春を詠む。この機転は天性のものとしか思われない。構えばかりに気を取られて もっともっと素直なこころで過ごさなければ…。
  …などとブツブツとボヤキながら 散歩していたら…似た感じの17文字形態の警告文?が目についた。
 簡潔明瞭な表現で 説得力充分の作品群である。そうかぁ~!必要なことは「心のゆとり」で のんびりでもなく ゆったりでもなさそうだ。○○らしさをつぶやくには 心のゆとりから じんわりと自然に出てくる…モノらしいと教えられた。以後 それでいこう…もう一度 と云わず何度でも。
(核心に一歩近づいた感じですが…心のゆとりの基とは?と また腕組み状態になってしまうのでした。)
       「そよそよと生きて来しなり春袷:山田みずえ」

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街角風景~白雲よどみかゞやきぬ

2016-02-20 09:32:00 | 日記
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     …宮澤賢治 「国土」の詩から…
 青き草山雑木山      はた松森と岩の鐘、
 ありともわかぬ襞ごとに 白雲よどみかゞやきぬ
 一石一字おろがみて   そのかみひそにうづめけん、
 寿量の品は神さびて   みねにそのふに鎮まりぬ



 …?理解度20%くらい?だけど 写真ならこんな感じか??…と
思ふのでした。こんな大気擾乱の絵柄は ちょっと珍しいのではないだろうか。天空 静かに浮かぶ雪雲の塊がなんとも神々しい。
 はるか地平の先の向こうは 雪模様に見える…ここ(撮り位置)は

平和です…雪は御免だ。


       「北国の嶺に雪ふる雨水かな:角川春樹」
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街角風景~盛岡城中堀土塁の位置

2016-02-18 09:28:00 | 日記

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 盛岡城本丸跡から約800mくらい離れたところにこの石碑があった。立派な字であるがそのほかに補足的な説明は一切なく 極めて質素(予算不足?)。
 存在に気がついてはいたが 経緯がわからないのでそのまま年月が過ぎて 完全忘却。偶然 ある盛岡博聞の士からこの碑のいわれをお聞きできる機会に恵まれ 早速現場に立ってみた。かつての盛岡城には内堀・中堀とその周辺に自然河川利用と用水路でめぐらす三重の堀と土塁などの構えで都市防備をしていた。
 改めてここへ立った時点から 妄想がはじまり 当時の街の空気感を今回充分納得することができた。武家屋敷の外周付近にあたるこの辺は 時間下って明治に入り いわての「教育」の先進地となったところで 東京で
フリードリヒ・フレーベルの薫陶を得た長岡栄子(女優長岡輝子の母上)さんがここで幼児教育の先鞭を切り 実践・奮闘したところ。
 …そういえば最近街中で子供たちのにぎやかな声はめっきり聞く機会が少なくなった。「少子化」という言葉に押し込め 机上の議論で終始することのないよう 教育の実践に挑戦し続けた先達の力量を大切にしたい。
 自戒…能力上自らやれないにしても せめて ささやかな応援だけでも…と 時空を越えてしまい あらぬ方向へと妄想は尽きないのでした。

      「口に出てわれから遠し卒業歌:石川桂郎」

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