荒井善則展覧会情報

旭川と長野を中心に、作品活動をしています。その中で、展覧会情報をお送りします。

空き地

2016年05月12日 | 日記
街中や住宅地に放置住宅が増え、やがて空き地となって行く。

いざ空き地になってみると、そこにはどんな住宅や店舗があったのか、

すっかり記憶から遠ざかる。

形があってこそ、人々の記憶に残りその歴史を振り返る。

郊外に出掛けると、そこにはかつて住居があった痕跡として、庭のオンコや石、

水仙の花が咲き誇る場面に出くわすことがある。

ここに住んだ人がいたことを忘れないで、家族が生活をしていたよ、と。

やがて、このジジイも忘れられ人々の記憶から無くなるだろう。

自らの記憶として、今をしっかり生きようと思う。