JAZZ & BAR em's(ジャズバーエムズ)

 銀座6丁目に2003年末オープンしたジャズバーです。
「大人のくつろぎ空間」をお探しの皆様にご案内申し上げます。

ビタミン・ドリンク

2007年08月21日 | バーカウンター

 夕べのお奨め五味スペシャルは、「ゴールデン・キウィ」
のカクテルでした。ホワイト・ラムと合わせて、
ブレンダーにかけたものと、すりこぎでつぶしてシェイク
(大きなミキシング・グラスと合体したシェイカーを使う
このやり方を、『ボストン・シェイク』とも言う)したものが
出ましたが、「シェイクのほうが、お酒の味と果物のナマ感が
際立ちますね(by五味)」とのこと。
写真はシェイクしたものです。



 今夜再び、岡山からの「本白桃」が届きます。
これはこの時期ほんの少ししか出荷しないもので、
「百年前も同じように作っていたオリジナル種なんだけど、
虫が付きやすくて育ちにくいので、最近は改良種に
追われて片身が狭い(地元の青果担当弁)」とのことでした。
外側はピンクというか、桃色。果肉は真っ白で、芯だけが
濃い赤。カリカリに固くて「木の実をかじっている」
風味と食感は鮮烈です。ただ、少し時間を置いてからの
ほうが良いかもしれません。状態を見てみて、すぐに出せるか、
週末になるか・・・五味さんにお任せですね。
「昔の夏休みを偲ぶ味」お楽しみに

Speak Low

2007年08月20日 | 生ジャズ

そっと囁いてね
あなたがそっと囁いている間に
夏の日はあっという間に暮れてゆく

この瞬間はすぐに過ぎてしまう
波間に漂う船のように
知らぬ間に引き離され、流されるもの

お願いそっと囁いて
愛は闇に一瞬浮かぶ煌きのようなもの
どこにいても 
明日がすぐ傍に来ているのを感じてしまう

時は早足で過ぎ 愛はほんの束の間のもの
急がなきゃ 私たち遅れてしまいそう
幕が下り 何もかもが終わろうとしている
待っているから
早く愛のことばを囁いてね そっとね


 まだ歌ったことはないのですが、演奏で聴くのは
好きな曲です。何度も何度も「そっと囁いて」と
繰り返している割には、「早く早く」というニュアンスも
あるので、だんだんアクセルがかかってきて、決して
「そっと静かに」演奏できないタイプの曲でもある
みたいです。


 お休み明けの今夜は、
ご存知:五十嵐明要(As)トリオ
森田潔(P)横山涼一(B)
 五十嵐さんのアルトで、シャープな中に
艶かしさのある、こんな曲の演奏が聴けるかな?



Till There Was You

2007年08月19日 | 生ジャズ

丘の上には鐘があったけれど
鳴る音を聴いたことはなかった
君に出逢うまでは

空には鳥が飛び交っているけれど
その羽ばたきを見たことはない
君が現れるまでは

音楽 そして咲き乱れるバラたち
夜明けの露に濡れた草原の素晴らしいこと

ボクの周りには愛が満ち溢れていた
でもそんなことに気づきもしなかったよ
君が現れるまではね

Quiet Night

2007年08月18日 | 生ジャズ

静かな夜 静かな星たちがまたたく
あなたのギターの静かな調べが
ふわふわと周りを漂っている

密やかな夢 密やかな想い
静かな流れをたどってそぞろ歩くこと
そして懐かしい山々と海を見晴らす窓辺


ここが私のいたい場所
人生の最後の輝きの瞬間まで
こうしてあなたに寄り添って

ひとりぼっちで寂しくて
人生はただ悲劇的で皮肉に満ちているものだと
思っていた・・・・あなたに出会うまでは
生きる意味と価値を あなたに見出すまでは・・・

残暑お見舞い申し上げます

2007年08月13日 | Information

 11(土)~19(日)
エムズは夏休みをいただいております。


 銀座では、夜中、日比谷公園を通るときにしか聴けない
セミの大合唱を朝から晩まで聴いております


うだっている都会に残ってお仕事なさる方も
(だいぶ人が少なくなって涼しくなったかな?)
田舎またはもっと遠くに避難している方々も、
どうかお体大切に、よい気分転換ができますように・・。




 

I'm Always Drunk In SanFransisco

2007年08月10日 | 生ジャズ

サンフランシスコにいるとね
いつも酔っ払ってる
心がフワフワしているの
あなたも行ってみたら、この感じわかるわ
たぶん「ここじゃいつもこうだよ」って言われるだけね

他の場所では感じたことのない気分
雰囲気・・・かしら?
自分で抑えられないくらい高揚してくる感じ
でも、いいじゃない?

サンフランシスコじゃ アタシはいつも酔ってる
何も辛いことを感じないの
でも、どうしてかしら?サンフランシスコは
恋人のキスみたいに アタマの芯に直接来るのね

きっとムードのせいね 
アルコールみたいに効いてるのは
だってアタシ サンフランシスコではいつも
酔ってるけど・・・
ウソみたい!一滴も飲んでないのに!


 カーメン・マクレェしかレコーディングしていない(と思われる)、
一風変わったご当地ソング的ブルースです。で、彼女が
歌っている風に訳してみましたが・・・いかがでしょう?

でも、どう言われてもあの歌いっぷり、アルコールもたっぷり
入っているようにも聞こえますねえ・・


I've Got The World On A String

2007年08月09日 | 生ジャズ

世界を一本の糸につないで 思いのままに操る
虹のアーチに腰掛けて
その糸を指にからめて

なんてステキな世界 そして人生!
ボクは恋をしてる


歌を歌いながら
指一本で 雨雲も吹き飛ばせるさ
ボクはホントに幸運なヤツ
ね?恋をしてるんだ

この糸さえつかんでいれば
人生は素晴らしく輝いている
放してしまうなんてバカなことはしちゃいけない

虹のアーチに腰掛けて
糸につないだ世界を
指一本で思いのままに動かすのさ
なんてステキな人生!
ボクは恋をしてるんだ!

Take Me Out To The Ball Game

2007年08月08日 | エピソード

「私を野球に連れてって」
7回の裏にうつるときに、ホームの全員が立ち上がって
歌う、伝統の応援歌です。
「人ごみの中、押し合いへへしあいしながら
ピーナッツとクラッカージャックを買ってね
ホームチームが勝たなきゃ恥だから
一所懸命応援しよう
帰れなくたってかまやしない・・・

なんていう、とても単純な古い歌。“1927 Version"と書いてあるから、
元歌はもっと古いんでしょうね。


 先日の深澤楽団が、フェスティバルでもう一曲喝采を
浴びたのがこれ。トラディショナルな1コーラス目のあと、
スウィング・テンポにしたら、会場がどよめいたそうです。


 ボストンのフェンウェイ・パークのピーナッツ売りのおじさんは、
とってもコントロールがよくてどんなところに座っていても、
手を挙げると、寸分たがわず投げてくれました。
そのときの先発ピッチャーと交代させたかったくらい。


鈴懸の径とsycamore

2007年08月06日 | ステージから
 深澤さんたちのインディアナ土産話で勉強に
なったこと:「sycamore tree」=プラタナス=鈴懸の木
だった!ということ。
ええ~~っっ!!てなもんです。

「鈴懸の径(道)」は、日本で一番ポピュラーな
クラリネットの曲、と言っても良いでしょう。
リズム・エース&鈴木章治さんの大ヒット曲。
「・・・戦前、ハワイアン・ミュージックの草分けである
灰田有紀彦が作曲した流行歌。この曲をクラリネットで吹き、
50年代に空前の大ヒットを記録・・・」
歌詞もありますよ。昔々、灰田勝彦さんのを
現場で聴いた記憶が・・・(何時代の話!?

 で、何が話したかったか
「sycamore」っていろんな歌に出てくる木の名前ですが、
今まで具体的なイメージなしに歌っていたのです。
プラタナスの並木なら、霞ヶ関にもあるじゃん!と、いうわけで、
今後はこの木の映像がちゃんと思い浮かぶことでしょう!

深澤楽団は、インディアナの上等なフェスティバルで、
この日本の曲を解説つきで演奏し、喝采を浴びたそうです。


桃のカクテル:ベリーニ

2007年08月06日 | バーカウンター

「爽やかな味のスパークリングワインの中にピーチネクターの
上品な甘さが加わった、飲み口のよいカクテル。イタリアの
ベニスにある有名なレストランバー、ハリーズバーの経営者
ジュセッペ・チプリアーニ氏が1948年に考案。当時開かれていた
ルネッサンス初期の画家ベリーニ展を記念して作られたものである。
・・・・・スプマンテとはイタリアのスパークリングワインで、
そのほとんどが北イタリアのピエモンテ州でつくられる。

 ハリーズ・バーでは10オンスタンブラーに氷を入れ、
スプマンテとピーチピューレを2:1でつくる。少量の砂糖も加える。
これに対して、ローマのハリーズ・バーでは、砂糖の替わりに
グレナデン・シロップを使う。こちらが、イタリア・バーテンダー協会
推薦レシピ」

 エムズの場合は、桃のピューレ(ブレンダーにかけたもの)に
シャンパンを注ぐのみ。色も甘味もつけません。従って、
白桃の場合はクリーム色をしています。 大好物!