JAZZ & BAR em's(ジャズバーエムズ)

 銀座6丁目に2003年末オープンしたジャズバーです。
「大人のくつろぎ空間」をお探しの皆様にご案内申し上げます。

デュエットの妙

2013年07月24日 | ステージから

 昨日のスコールは凄かった傘をさして、ビルの庇の下に
雨宿りしていても、道に叩きつける雨のしぶきでびしょぬれ
こんな気候、とても身体がついていけないゼ

先週の甲斐恵美子トリオの時に、ギターの辻さんと二度目のデュエット
"Love Me Tender"に挑戦しました。 前回思いつきでやって、意外とうまく
いったので、今回はエンディングもちゃんと打ち合わせて・・・・
ところが本番、辻さんは何を思ったか、最後の瞬間に裏切り
「サビから繰り返してさらに最後の4小節を繰り返して終わる」と言ったくせに
ベースの河原さんに
「ここ」と指示を出して二人でいきなり最後の4小節に行っちゃったのです
自信を持ってサビから歌おうとした私は置き去り
なんじゃそりゃ~~
辻「ゴメンゴメン、一瞬真っ白になっちまった
私「あんなに打ち合わせで“クドく“繰り返す”って言ったのに」
辻「そーだよね~~やっぱいい加減だな~~」
私「私ひとりまちがったみたいじゃん
辻「・・・・ゴメン言うとるやないけ(逆ギレ)」

 だいたいプロ同士、というかソロで歌うモノ同士で綿密に打ち合わせたり練習をしたりすると
なぜか本番ではうまくいかないことが結構あります。 お互いの呼吸をはかりながら
即興で合わせようとする方が事故は少ない。
 そしてもれなく、どうしたらうまくいったのかの詳細はまた忘れてしまうのです。
刹那的な人種と申せましょう。

 今夜は永年のデュエットの相方;高浜さんのソロ。
こちらはもうその教訓が身にしみているので、無駄な抵抗はせず、成り行き任せの
コンビネーションこれまたなぜかそのほうがピッタリはまるんですね~~

 スコールにつかまらないように、ちょっと覗いてくださいませ