参ったね ニューオーリンズを出て行かなきゃならないらしい
毎日毎晩どうすりゃいいんだ?
離れているほど思いは募る 自分ではどうしようもないんだ
苔むした葡萄の木や 高い松の木
モッキンバードが鳴いていた あの風景が懐かしい
ゆったりと流れるミシシッピ川の春になっていく様子も・・・
入り江の沼地を照らす月
クレオール・スタイルの調べが空気を満たす
マグノリアの咲き乱れる6月を ボクは夢見る
どんなにそこにいたいことか・・・
もう、ニューオーリンズに帰れないなんて
そりゃないよ 心はいつもあそこにあるのに
それにもうひとつ もっと大事なこと・・・
恋しいあの子を置いてきちゃったんだよ
禁酒法の時代に、“歌舞音曲の類”を提供する場所や
ミュージシャンは、風紀を乱すものとして一斉に締め出しを食った
のだとか。その状況を嘆いて作られた曲とうかがっております。
ところがこの長いタイトルを覚えるのが大変なので、例によって
“ミス・ニューオーリンズ”なんて呼び習わしちゃったものだから、
てっきり「ニューオーリンズ一の美女」の歌だと思っている人々の
多いこと!ミス・コンじゃないんですってば。