JAZZ & BAR em's(ジャズバーエムズ)

 銀座6丁目に2003年末オープンしたジャズバーです。
「大人のくつろぎ空間」をお探しの皆様にご案内申し上げます。

界隈お散歩:美術館編

2006年02月13日 | 銀座
 エムズのあるビルを出て右に行くと、すぐにみゆき通りに
出ます。左手に泰明小学校、さらには帝国ホテルのある通り。
この通りを越えると次の交差点が「数寄屋橋」もちろん、
昔は川の上にかかっていたんですよ。『君の名は』という
映画で見たことあります。舶来映画(古い!)の中の
ウォータールー橋に見立てて、そこで巡り会った若い男女が
再会を約束するも、その後悲劇が・・・
というストーリーでした。

 で、この交差点を渡ると、有楽町エリアに入ります。
マリオンの脇を通って有楽町駅を右に見ながら進み、
「Bic(もとのそごうデパート)」を通り過ぎると国際
フォーラムです。この中にもと東芝ビル(数寄屋橋交差点の手前、
通称:阪急ビルとも)の上にあった「相田みつを美術館」が
入っています。先日初めて行ってみました。ゆったりひろびろとした
空間、順路のところどころに小さなベンチや休憩できるコーナーが
設けられていて、足腰を休めながら見学できます。さらにいちばん
奥の、珪藻土で作ったゆるやかなスロープを登ると、コーヒーサロン
になっていて、季節の可愛いお菓子なども楽しめます。
相田みつを美術館

 国際フォーラムからお堀側に少し行くと、帝国劇場のあるビルが。
ここの9階には出光美術館があって、ここも密かなお気に入り。
なんといっても、出光佐三コレクションがスゴくて、特にお茶道具や
掛け物(詳しくは言いません)については、ご本人が実際に使っていた
ものなど、味わい深いです。お茶室とお茶コーナーもあり、お堀と皇居の
森が借景(?)、夕日の時間などなかなかよろしいです。
出光美術館

癒し系?or イヤラシ系!?

2006年02月13日 | 生ジャズ
 例えば「Love For Sale」ラテン・リズムを取り入れたカッコイイ
構成にしたりして、比較的よく歌われたり、演奏される曲です。
ところがこの歌詞ったら、「ちょっとスレてるけど、まだまだ
イケるわよ誰か試してみない?詩人の唄うような子供っぽい
恋じゃなくて、もっとナマナマしいのならお手の物、
天国見せてあげるからただし『ホンモノの愛』だけはダメ
だけどねさあさあ、その気があるなら一緒に二階にいらっしゃい
な~んて、スゴイのです。 こういうお歌は、ゆめゆめ必死で
歌ってはいけません。特にお若いボーカルの方々は、一生懸命
内容を説明してはダメです。コワイから。あくまでも、軽くシャレて
お願いします。

 一般に、ファンがジャズボーカルに求めるもの、耳に心地よい
声や刺激的なフレーズ、見て聴いて、和めたり(癒し系)あるいは
ドキドキできたり(セクシー系)することだと思うのですが、
歌っている側はですね、その効果をなんとか早く得ようとして、
声やフレーズを作ろうとする傾向があるかもしれません。
さらに、何か良いトークもしなくちゃ、と考えた末に、歌詞の
内容をまじめに説明したりしている場合がありますね。
私も経験があります。でも、ライブで良いパフォーマンスを
するということは、自分の持っている自然な声と技術で、
自分の好きな、自分に合った曲を個性的に表現して、
自分と共演者と、目の前のオーデイエンスを楽しませることだと
思うので、借り物の演技になってしまってはつまらないですね。
それに、スタンダードの曲って今時の曲と違って、ほとんどメッセージ
性がありません。あくまでも「惚れたハレた」ばかりを、手を変え品を
変えて言っているだけのノー天気で普遍的なものです。    
 今の自分にピッタリした曲を、今日の自分の声で、心地よく演奏
したいですね。それを聴いている方々が心地よくなってくだされば、
それがまさに双方にとっての「癒し」ってワケでございます。