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自転車のこと、ロードレースのこと、庭のこと、日々の暮らしのことなど。    HN:Emmy(えむえむ)

バックカントリースキー

2012年02月04日 | アウトドア
昨晩のNHK{知るしん」で、バックカントリースキーの特集をやっていた。

バックカントリースキーとはゲレンデ外のエリアを滑るスキーのこと。
未整備の斜面を滑る楽しさを味わって貰おうと
圧雪車での整備をしないコースを残すスキー場もあるという。

私がスキーを始めた頃、降雪の翌朝はゲレンデ中が未整備の新雪だった。
踏まれていないぼこぼこの斜面の滑りにくいことと言ったら・・・。
曲がれないし、転んだら起き上がれないし。
すぐに脚に来てしまう。

圧雪車がやってくるのが待ち遠しかった。

上達するにつれてふかふかの深雪が楽しくなってきた。
コツは「両足加重」と「板の真上に乗って、気持ち後傾、絶対に前傾しないこと」と「途中で止まらないこと」。
緩斜面よりはある程度の斜度がある方が滑りやすかった。
岩岳のホワイトリボンくらいがおあつらえ向き。
あまりにも気持ちが良くて楽しくて、
滑りながら「きゃっほ~~♪」と叫んでしまうほどだった。

そのうち、未整備のゲレンデで怪我人があるとスキー場の管理責任を問われるようになった。
各スキー場の圧雪車の台数が増えて、
夜中や未明にゲレンデ整備をするようになった。

普通のゲレンデでは未整備の斜面はどんどん減って、ほとんど深雪滑りが出来なくなった。
安比でリフトの下に入って新雪滑りをしていたら
パトロールに「ピッピッピ!」って笛を吹かれて怒られっけ。


ゲレンデ外で滑るのはゲレンデ内の未整備斜面を滑るのとは訳が違う。
格段に危険度が上がる。
冬山遭難と隣り合わせだからだ。
ずいぶん前に蔵王の樹氷原を滑っていたインストラクターの方が
樹氷の根本の雪にはまって窒息死するという事故もあった。
一人で滑っていたため発見救出されるまでに時間が掛かったのだ。

上級者でも死亡事故になる危険がゲレンデ外にはたくさんある。
それでもというなら、ガイドを頼むべきだと思う。

ふかふかの深雪を滑るのは確かに楽しい。
ゲレンデ内に未整備の斜面を増やすのはいいことだと思う。
昔は上級コースはどこも圧雪なんてしなかったのだし。
自然のなかで雪と戯れる感覚は最高だ。


今日は立春。
今シーズン、あと何日滑りに行けるかな?
コメント
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