6月9日(晴れ)
先日、陶芸を長くされている友人夫妻に「釉薬とは?」と、質問をした時、一度「釉薬をかける小物を作ったら」と、嬉しい申し出を頂きました。というのも、博物館のボランティアをするなかで、唐三彩や奈良三彩について質問され、「釉薬」を使用した事もないままに、資料で得た事を話していたのです。
朝から友人宅に行き「釉薬」なる物を見せていただきながら、再度丁寧に説明を受けた後、この釉薬を塗るための小物作りから始まりました。「何を作る?」と聞かれ、素人の厚かましさで、側にあった「蚊取り線香立て」を作りたいと申し出ました。
先ずは粘土をこねて成形し、乾かし、素焼きをしたものに釉薬を塗るという手順となります。
粘土をこねるのも力が要ります。また薄く延ばし、同じ厚みの幅に紐を使って切るのもテクニックが要ります。今回の小物は先回習った紐状にのばした粘土を巻き上げて作る方法ではなく、長い帯状の粘土を底に貼り付けるという方法で作ることになりました。
均等の厚みに延ばした帯状の粘土の表面に模様をつけ、水を糊にして貼り付けていきます。どうにか形が出来上がりました・・・ここで用事が出来て私は中座してしまいました。
2時間ほど経って工房に入ったら足も付けていただいて作品が出来上がっていました。乾かした後は電気釜で素焼きし、釉薬を塗った後に再び釜に入れて本焼成して出来あがりとなります。この作業は日を改めてすることになっています。
左の茶色の器が私の作品。乾くと少し縮み、釉薬をかけて焼成
すると右の作品となります。
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