(画面上で左クリックすると絵が大きくなります)
リタイアしてから始めたスケッチも10年を過ぎました。今まで10人以上の先生について絵を習ってきましたが、先日、上海芸術学院出身の王軍先生という方に教えて頂きました。フランス製の大きな平筆一本で絵を描かれる独特の描き方で知られていますが、先生曰く「絵はモチ-フに似すぎても似てなくてもいけない。ちょうどその中間がいい。」と言われ目から鱗。なるほどと思いました。
我々アマチュアの場合、対象物に少しでも似せようという意識が強くなりがちで、つまらない絵になることが多いのですが、名のあるプロはモチ-フの特徴だけをうまく引き出して(描きこむところと軽く描き流すところを分けて)メリハリのある絵にしています。このあたりがプロとアマチュアの差かなと思いました。
絵は茅葺家のある遠野郊外の風景です。この界隈は明治か大正時代にタイムスリップした感があります。