桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2012・6・28

2012年06月29日 | Weblog
バスタブの中で昨日買った「他人まかせの自伝・あとづけの詩学」(タブッキ)を読んでいたらホンの十五分ほどのつもりでいたのについつい引き込まれて一時間近く読み耽ってしまい、浴室から出たのが11時半になってしまったことで後のスケジュールが微妙に狂って来る。今日は15時半から渋谷の美学校で行われる小林政広監督の新作「ギリギリの女たち」の最終試写があるので、14時半には部屋を出なくてはならない。それまでに食事をして、日記を書いて、お金の計算をして、ためてしまった顧客名簿の整理をして、イベントスケジュールの追加と訂正をしてからプリントして、催促されているイベント予約者に覚書を郵送して、時間があまったらポルトガル語の宿題をやって‥‥と思っていたのに、途中イベントの関係者から問い合わせの電話があったり、マンションの管理組合の人が訪ねてきたりしたこともあって、2時半までにできたことと言ったら、晒しただけのオニオンスライスを敷いた上に盛りつけた牛肉のニンニクバターソティとプレーンオムレツ、たたみいわし、かぶの味噌汁でご飯を二膳食べて、日記を書いて、お金の計算を辛うじてやっただけ。そこで後の仕事は放棄して飛び出せば試写には間に合ったのだけど、そこまででかなり疲れてしまって、試写に言っても眠る可能性が大だったし、残った仕事も何とか今日中にしたいと思っていたし、それに今日はお店はO君一人だけで、且つ六時過ぎに予約があったことを思い出して、3時半から約二時間の試写を渋谷で見終わった後6時に店につくのはギリギリだと言い訳を一杯して、小林監督ごめんと渋谷の方角に手を合わせて、八月にユーロスペースで上映する時は絶対行くからと(ここで宣伝も兼ねて)約束して、ベッドにひっくり返る。駄目なのだ。本当に午後になると眠くて眠くてたまらなくて、おまけになんだかひどく疲労感を覚えてしまう。だから毎日ニンニクを二粒は摂取しているし、去年お金がなくなって定期購入をやめていた滋養強壮剤の「マカ王」も復活して元気モリモリを目指しているのだけど、もう往年の桃井章は戻ってこないのか?ととりあえずは年相応に嘆いてはみるけど、まだまだ未練たらしくスケベチックに生き延びていきたい