桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2010・12・20

2010年12月21日 | Weblog
デベラという魚をご存じだろうか?漢字で書くと「手平」とか「出平」とか。インターネットで調べると、瀬戸内海でとれる「タマガンゾウビラメ」の干物とある。「デメヒラメ」が鈍って「デベラ」というようになったともある。とにかくその干物作りはMの実家のある三原に近い尾道や福山の冬の風物詩らしく、Mの祖母が太い縄でつなげた15匹のデベラを送って来てくれた。そのデベラと六本木ヒルズけやき坂のイルミネーションはどう考えても繋がらない。うん、普通だったら絶対繋がらない。でも、今日、12月20日、瀬戸内海のデベラと六本木けやき坂のイルミネーションが俺の中で繋がってしまったのは、俺が珍しいものなので店に飾ろうと思ったことが始まりだ。デベラはちょっと匂いがする。いや、かなり匂いがする。それだから何枚ものビニール袋にしっかり包んでバスに乗り込んだものの、それでもまだ匂うもんだから、デベラの入った袋を座席の下に置いてその上から鞄を乗せておいたのが間違いの元だった。バスが麻布十番に着いた時、運転手が車内アナウンスでこれから俺の下りる六本木交差点までいつもより30分以上時間が余計にかかると告げた。ヒルズのイルミネーション見物の為、夕方になると車の渋滞が起きているのだ。それを聞いた瞬間、やばいと思った俺は鞄を持つと慌ててバスを飛び下り、歩いて六本木に向かおうとした。デベラの入った袋をバスに忘れてきたのに気づいたのはしばらく歩いてからだった。そこでタクシーを拾ってバスを追えばよかったのに、動揺した俺は近くにあった地下鉄大江戸線の入り口に駆け込み、一駅先の六本木に向かおうとした。バスが遅れているなら俺の方がバス停早く着くはずだ。処が、大江戸線のホームは麻布十番も六本木も深い。地上からホームに着くまでとホームから地上に上るまでにかなりの時間を食った。おまけに出口を間違えてしまい、俺がバス停についたのは麻布十番で下りてから30分近くが経っていたみたいで、デベラを乗せたバスは数分前に出てしまったみたいだった。普通ならここで諦める。でも、折角瀬戸内海で採れて長旅をしてきたデベラとそれを送ってくれたMの祖母に悪いと思った俺は「六本木ヒルズ五反田循環」という奇妙な行き先のバスをタクシーで追った。処が、バス路線をそのまま追っている筈なのにデベラを乗せたバスはなかなか掴まらない。このままじゃ五反田まで戻ってしまいそうだったので、古川橋あたりで追跡を断念するとバスの営業所に電話してデベラが届いたら連絡くれるように頼んで店にいく。遅くなった事情を話すと、Mの冷たい視線。食べ物だし、後で坐ったお客さんが持って行ってしまっているわと言葉まで何処か冷たい。そう言われて俺も、このまま見つからなかったらMの祖母にどうやって言い訳しようと落ち込む。でも、30分後、デベラが届いたとの朗報が伝えられる。タクシーに飛び乗った俺は品川埠頭近くにある都バスの営業所で二時間ぶりにデベラと再会。ホッとしたものの、タクシー代が3000円を超え、その前の追跡を含めると「デベラ奪還闘争」に費やしたタクシー代は5000円を超えていた。これも皆、六本木ヒルズのイルミネーションのせいだ。あ、それから今気づいた。そんな苦労してまで奪還したデベラなのに、店でお客さんには食べて貰ったものの、俺はまだ食べてなかった。あのデベラ、どんな味がするんだろ?
●年末は大晦日まで営業します。
●「即興劇の夜」出場者募集!
予選・2011年1月12日、13日、14日、決勝・1月15日 いづれも19時半開始(出演者は19時までに集合)参加希望者は前日までにmomoi.akira.113アットdocomo.ne.jp(アットを半角でマークにして下さい)までメールで個人エントリーして下さい。詳細はホームページをご覧くださるか、コレドシアター(03ー3470ー2252 18時以降)までお問い合わせください。
●リスボンの夜 Primeiro『リスボン泥棒市 乃木坂版』(日時1/17)~1/21、料金は無料)、リスボンの夜 Segundo 西沢利明ひとり芝居『異名者たち~ペソアとその仲間たち』(台本演出・桃井章 日時1/24(月)1/25(火)開演19時半 料金3000円、
リスボンの夜 Terceiro『津森久美子ファドライブ』(1/27(木)20時開演(18時半開場 料金・3000円、40名様限定、ゲスト 高柳卓也(ファディスタ)、月本一史(ポルトガルギター)
リスボンの夜についての詳細はホームページで。予約お問い合わせはコレドシアター(☎03ー3470ー2252、18時以降)まで。
コレドのホームページのアドレスです。 イベントスケジュールなどご参照ください。

2010・12・19

2010年12月20日 | Weblog
禁煙はごく自然に始めて、何の苦労もなく11ヶ月と18日続けて来られた。それなのに昨日たった二服ショートピースを吸っただけなのに、その後のニコチン吸収衝動は凄くて、明け方まで何とか「サンマンエン(三万円)、サンマンエン……」とお経を唱えて何とか耐えたものの、朝起きてからもその衝動は続いていたものだから、ニコチンの代わりに唐辛子で刺激をえようと、朝から激辛カキカレーを食べて、お昼過ぎに店へ。今日のイベントが始まってから、映画監督兼教育評論家のHさんに昼間から店に来て貰って、来年からユーストリームを使ってウチのスペースから発信するトークイベントの打ち合わせ。9・11問題、尖閣列島問題、小沢バッシング問題など、アルコール抜きで2時間程、アルコール有りで2時間程Hさんと俺としては何十年ぶりかの政治談義。酒場での政治談義はタブーの部分があるし、週刊誌の受け売りのお喋りはノーサンキューだけど、素人の、オジサンの、素朴な疑問から始まる、マスコミでは絶対取り上げられない政治的問題をお喋りする場所はあって然るべきだと来年からこのトークイベントを始めることにする。6時過ぎにイベントの主宰者たちが撤収したので、母に電話してMと三人、西麻布の焼鳥屋「T」へ。焼酎のお湯割りを飲みつつ母は焼鳥を五本ほど。俺とMはそれぞれ十本程と、俺たちにしては上品な食べ方。続いて交差点にあるアイスクリーム屋に移動。二階から西麻布交差点を見つつミントとかバナナとかアイスクリームをペロペロ舐める80ウン歳と63歳と24歳の妙な取り合わせの三人。ちょっと前まで持病が悪化したり、新たな病気に悩まされてきた母だけど、そして今でも時折は病気が再発したりして辛そうな母だけど、今日は焼鳥とアイスクリームで幸せそうで、息子としては安心……いや、その前に酔って意識をなくしてしまった息子だったけど、お蔭でニコチンの禁断症状は何処かに消えていた。
●年末は大晦日まで営業します。
●「即興劇の夜」出場者募集!
予選・2011年1月12日、13日、14日、決勝・1月15日 いづれも19時半開始(出演者は19時までに集合)参加希望者は前日までにmomoi.akira.113アットdocomo.ne.jp(アットを半角でマークにして下さい)までメールで個人エントリーして下さい。詳細はホームページをご覧くださるか、コレドシアター(03ー3470ー2252 18時以降)までお問い合わせください。
●リスボンの夜 Primeiro『リスボン泥棒市 乃木坂版』(日時1/17)~1/21、料金は無料)、リスボンの夜 Segundo 西沢利明ひとり芝居『異名者たち~ペソアとその仲間たち』(台本演出・桃井章 日時1/24(月)1/25(火)開演19時半 料金3000円、
リスボンの夜 Terceiro『津森久美子ファドライブ』(1/27(木)20時開演(18時半開場 料金・3000円、40名様限定、ゲスト 高柳卓也(ファディスタ)、月本一史(ポルトガルギター)
リスボンの夜についての詳細はホームページで。予約お問い合わせはコレドシアター(☎03ー3470ー2252、18時以降)まで。
コレドのホームページのアドレスです。 イベントスケジュールなどご参照ください。

2010・12・18

2010年12月19日 | Weblog
一時は開演を危ぶまれた乃木坂倶楽部「アルゼンチンにて」が無事千秋楽を迎えて、プロデューサーのLさんはさぞかしホッとしているに違いない。一本の芝居を企画するのは簡単だけど、千秋楽に持っていくまでの苦労はやった人間にしか分からない。Lさん、ホントお疲れさま。イベントスペースの賑やかさに釣られてか、バーカウンターの方もインド雑貨店の美人監査役Yさんたち、悠々セカンドライフのSさん、夕刊FのUさん、T大学院出とはとても思えない色っぽさを撒き散らしているN証券のF子ちゃんたち、色っぽさでは負けていない妖しい魅力をふりまく歯科医のSちゃん、SミュージックのH君、制作会社の経理責任者Iさんたちで、土曜日にしてはまぁまぁの混み方。このまま一日が終われば何の問題もなかったのだが、閉店間際になってIさんが「あれ、章さん、煙草吸わないの?」と言ったことから事件は始まった。去年の12月31日から一本も吸ってないんだと、禁煙に至った経緯を面白おかしく説明するが、禁煙できている一番の理由は、俺がショートピース以外の煙草を煙草と認めてなかったので、傍で他人が煙草を吸っていても全く羨ましくなく、吸いたいと思わなかったからでは?幸いにもこの一年でショートピースを吸っているお客さんは一人きりしかいなくて、それも一本くださいと云えるような関係の人じゃなかったからよかったけど、これが貰い煙草を出来る人だったり、ショートピースを日常的に見かけていたらどうなっていたか分からないと話していたら、Mがショートピースならここにあるよとお客さん用の煙草ケースの中から箱を取り出してみせる。殆ど一年ぶりに見るショートピースの箱。最近までそれはそのケースの中になかった筈だ。それなのに何故?の問いに、イチゲンのお客さんにショートピースがないの?と聞かれたので買っておいたと答えるM。あ、そうと話題を他に移したものの、俺の意識は目の前にあるショートピースに釘付けになっている。たまらない。吸いたくてたまらなくなった。我慢……無理。俺はショートピースの封を切ると煙草を加え、マッチで火をつけた。一服……二服……一年ぶりのニコチン。でも、それだけ。三服目にいく前に俺は灰皿に煙草を揉み消した。途端、Mから勿体ないとの声。俺は更にもうそれ以上吸わないように一本吸っただけの煙草の箱をゴミ箱に棄てる。するとまたしてもMから「勿体ないからとっておけばいいのに」との声。「あ、そう、分かった」とゴミ箱からショートピースを拾い上げて、ポケットにしまう。それから寝るまでの数時間。俺はポケットの中のショートピースと格闘する。吸いたい、吸いたい、吸いたい……でも、ここで吸い出せば月に3万円以上の出費になる。3万円、3万円……吸いたい、吸いたい……3万円、3万円……その格闘を続けた末、漸くショートピースを水道の水で濡らしたのは朝方になっていた。
●年末は大晦日まで営業します。
●「即興劇の夜」出場者募集!
予選・2011年1月12日、13日、14日、決勝・1月15日 いづれも19時半開始(出演者は19時までに集合)参加希望者は前日までにmomoi.akira.113アットdocomo.ne.jp(アットを半角でマークにして下さい)までメールで個人エントリーして下さい。詳細はホームページをご覧くださるか、コレドシアター(03ー3470ー2252 18時以降)までお問い合わせください。
●リスボンの夜 Primeiro『リスボン泥棒市 乃木坂版』(日時1/17)~1/21、料金は無料)、リスボンの夜 Segundo 西沢利明ひとり芝居『異名者たち~ペソアとその仲間たち』(台本演出・桃井章 日時1/24(月)1/25(火)開演19時半 料金3000円、
リスボンの夜 Terceiro『津森久美子ファドライブ』(1/27(木)20時開演(18時半開場 料金・3000円、40名様限定、ゲスト 高柳卓也(ファディスタ)、月本一史(ポルトガルギター)
リスボンの夜についての詳細はホームページで。予約お問い合わせはコレドシアター(☎03ー3470ー2252、18時以降)まで。
コレドのホームページのアドレスです。 イベントスケジュールなどご参照ください。

2010・12・17

2010年12月18日 | Weblog
夕べ左手の甲と右肩が痛くて堪らなかったので座薬(ボルタレンサボ50)を入れて寝たから、普通だったら起きた時には痛みは治まっている筈なのに、今日は全く所か痛みが倍加していたので、掛かりつけの整形外科にいく。でも、その老医師、俺が訴えることが耳が遠いのか聞こえないらしい。患部は全くみないで、一週間前にやった血液・尿検査の結果ばかり見て、「うーん、尿酸値が下がってないね。薬飲むの、サボった?」「いえ、全部飲んで薬がなくなったから先週ここにきたんです」「だったら薬がきかないみたいだね?尿酸の排泄を促す薬(ユリノーム)を強くしましょう」というだけ。「あのですね……」と俺は痛み止めの座薬を入れているのに痛みがひかない症状を訴え続ける。だったら注射しましょうと看護婦に静脈内注射(リメタゾン静注2・5㎎、1㎖)の指示を出す。ボレタレンは三四時間たたないと効かないけど、この注射はすぐ効くから。あのね、先生、ボレタレンを入れたのは夕べ寝る時でもう三四時間は経っているし、普通なら痛みが治まっている筈なのに効かないからその訳を知りたくてお聞きしているんです。でも、ボルタレン以上に強い薬はないからね。年末年始にかかるし、念の為一ヶ月分のボルタレンを出しておきましょうと30錠も出す処方箋を書き出す。ウーン、全然会話になってない。ボルタレンの効果がないと訴えているのにボルタレンを一ヶ月分出す神経。これまでにもこの老医師は診察をするたびにボルタレンを処方するので、これまではボルタレンを入手するのに苦労していたのに、ウチの冷蔵庫の中(冷暗所保存)には今日の分を入れてボレタレンが50錠を超えてしまった。尿酸値を下げる薬を飲んでも尿酸値は下がらない、強烈な痛み止めを入れても痛みが治まらないと言っているんだよ、先生。ボレタレンを処方する以外に何か治療は出来ないのかよ?と毒づきたくなるのは、すぐ効きますからと打たれた静脈内注射が5時間経っても10時間経っても効かなくて、何とか痛みが和らいだのが注射を打たれて12時間後の閉店時間間際だったからだ。あんた、本当にドクターかよ?あんたがちゃんと治療してくれないから、折角特製ハンバーグを作る予定だったのに手が痛くて玉葱が刻めず、挽き肉から空気を抜いて形を整えることが出来ず、スーパーでちらし寿司弁当を買って食べるなんて桃井章らしからぬ食事をすることになってしまったじゃないか?あんたがちゃんと治療してくれないから、パソコンのキイがちゃんと叩けず、折角今日は店に出るのを10時近くにして部屋で台本を書こうとしていたのに、全然進まなかったじゃないか?今日は昨日一昨日と違って大阪の運送会社の女社長Yさん、大手広告代理店H堂のAさんたちや、夕刊FのUさんたちや、元スタッフTちゃんの学友だったFさんたちがカウンターにズラッと並んでいたのに、ゆっくり話せなかったじゃないか?さよなら、ドクター。あんたはもう用済みだ。
●年末は大晦日まで営業します。
●「即興劇の夜」出場者募集!
予選・2011年1月12日、13日、14日、決勝・1月15日 いづれも19時半開始(出演者は19時までに集合)参加希望者は前日までにmomoi.akira.113アットdocomo.ne.jp(アットを半角でマークにして下さい)までメールで個人エントリーして下さい。詳細はホームページをご覧くださるか、コレドシアター(03ー3470ー2252 18時以降)までお問い合わせください。
●リスボンの夜 Primeiro『リスボン泥棒市 乃木坂版』(日時1/17)~1/21、料金は無料)、リスボンの夜 Segundo 西沢利明ひとり芝居『異名者たち~ペソアとその仲間たち』(台本演出・桃井章 日時1/24(月)1/25(火)開演19時半 料金3000円、
リスボンの夜 Terceiro『津森久美子ファドライブ』(1/27(木)20時開演(18時半開場 料金・3000円、40名様限定、ゲスト 高柳卓也(ファディスタ)、月本一史(ポルトガルギター)
リスボンの夜についての詳細はホームページで。予約お問い合わせはコレドシアター(☎03ー3470ー2252、18時以降)まで。
コレドのホームページのアドレスです。 イベントスケジュールなどご参照ください。

2010・12・16

2010年12月17日 | Weblog
このまま放っておくと腎臓障害を起こして人工透析をしなくちゃならなくなると医者に脅かされたので、職業的社会的な野心や性欲の減退を覚悟して、痛風の原因となっている尿酸値を下げる薬を飲みだしたというのに、肩の関節、左手の甲に明らかに痛風の発作と分かる痛みが起きて、今日なんか痛み止めのボレタレン50を入れても痛みがひかずに弱り果てる。一番困るのは左手がきかないと、こうしてパソコンのキイを叩くのが億劫というか、辛くなることだ。自分じゃ気づかないけど、左手を出来るだけ使わずに右手で打てるキィばかり使う文章になっているかもしれない。いや、この日記はそれでもいいかもしれないけど、台本は困る。イメージした台詞を打つたびに左手に痛みが走っては、只でさえ台本執筆から逃げたい気持ちが一杯なのに、自然とパソコンに向かいたくなくなってしまう。そんな訳で、とエクスキューズを作って6時に店へ。色々な問題があって一時は開演が危ぶまれた乃木坂倶楽部の「アルゼンチンにて」が無事幕を開けた。この数日、殆ど寝る時間と精神的余裕がなかった筈のプロデューサーのLさんの顔を見ていると、芝居の凄さ、恐さを思い知る。観客として来ていた有名舞台女優のTさん、女性脚本家のKさんなどと久しぶりにお喋りできて、店も賑わっている感じがしたが、今日もカウンターのお客さんは映画監督兼教育評論家のHさん、旅行作家のKさんと連れのGさんと美容師のKさんの四人だけ。昨日今日とコレドはおかしい。
●年末は大晦日まで営業します。
●「即興劇の夜」出場者募集!
予選・2011年1月12日、13日、14日、決勝・1月15日 いづれも19時半開始(出演者は19時までに集合)参加希望者は前日までにmomoi.akira.113アットdocomo.ne.jp(アットを半角でマークにして下さい)までメールで個人エントリーして下さい。詳細はホームページをご覧くださるか、コレドシアター(03ー3470ー2252 18時以降)までお問い合わせください。
●リスボンの夜 Primeiro『リスボン泥棒市 乃木坂版』(日時1/17)~1/21、料金は無料)、リスボンの夜 Segundo 西沢利明ひとり芝居『異名者たち~ペソアとその仲間たち』(台本演出・桃井章 日時1/24(月)1/25(火)開演19時半 料金3000円、
リスボンの夜 Terceiro『津森久美子ファドライブ』(1/27(木)20時開演(18時半開場 料金・3000円、40名様限定、ゲスト 高柳卓也(ファディスタ)、月本一史(ポルトガルギター)
リスボンの夜についての詳細はホームページで。予約お問い合わせはコレドシアター(☎03ー3470ー2252、18時以降)まで。
コレドのホームページのアドレスです。 イベントスケジュールなどご参照ください。

2010・12・15

2010年12月16日 | Weblog
食事を用意する時には、全体的に和風でとか中華でとか洋風でとか統一性を考えるものだけど、今日の統一性は残り物ってことで、オニオンとサラミとチーズでバージョンアップした市販のピザ、明太子乗せ焼きお握り、浸しスープパン、レタスとトマトとオニオンスライスとかぶと林檎のサラダ、ソーセージ、湯豆腐、それにデザートのチーズケーキまでをズラッとテーブルに並べてのホテルのバイキングみたいなメチャメチャご飯。まぁ、それだけ食べるとそれはそれなりに充実感はあって、深夜に店で作って持ち帰ったおでんを食べるまで、途中稲荷寿司を三つ食べただけで、空腹感に襲われることはなかった。やっぱり起きてからすぐ食べる食事の充実感が大切……なんてクドクド書き連ねるのは、店のことで何も書くことがなかった証拠。別に事件が起きなかったということじゃなくて、その以前の問題としてイベントの観客を除くとお客さんはジンバックを一杯飲んで行ってくれた化粧品会社のHさん、ビールとワインを一杯ずつ飲んで行ってくれたSちゃんの友達のMさんだけで、売上も三千円にいかなかったのだ。それも十時過ぎにはイベントの主宰者もいなくなって、ガランとした地下一階。11時半過ぎに夕刊FのUさんが今から行ってもいいですかと電話が掛かってきたけど、こういう日は何の躊躇いもなく今日は12時に終わりにしますとお断りし、事実12時ちょうどにO君に後を任せて店を出ようとした時にお土産を持って来てくれたN証券のFちゃんにも今日はごめんなさいと帰っていただく。何しろ三千円だからね。気持ちはもう暇に任せて作ったおでんを食べることにしか向いてなかった。
●年末は大晦日まで営業します。
●「即興劇の夜」出場者募集!
予選・2011年1月12日、13日、14日、決勝・1月15日 いづれも19時半開始(出演者は19時までに集合)参加希望者は前日までにmomoi.akira.113アットdocomo.ne.jp(アットを半角でマークにして下さい)までメールで個人エントリーして下さい。詳細はホームページをご覧くださるか、コレドシアター(03ー3470ー2252 18時以降)までお問い合わせください。
●リスボンの夜 Primeiro『リスボン泥棒市 乃木坂版』(日時1/17)~1/21、料金は無料)、リスボンの夜 Segundo 西沢利明ひとり芝居『異名者たち~ペソアとその仲間たち』(台本演出・桃井章 日時1/24(月)1/25(火)開演19時半 料金3000円、
リスボンの夜 Terceiro『津森久美子ファドライブ』(1/27(木)20時開演(18時半開場 料金・3000円、40名様限定、ゲスト 高柳卓也(ファディスタ)、月本一史(ポルトガルギター)
リスボンの夜についての詳細はホームページで。予約お問い合わせはコレドシアター(☎03ー3470ー2252、18時以降)まで。
コレドのホームページのアドレスです。 イベントスケジュールなどご参照ください。

2010・12・14

2010年12月15日 | Weblog
常連の演出家Sちゃんが学生時代住んでいた下宿の息子であり、現在はSちゃんが副社長をしている制作会社の経理担当役員でもあるIさんが来店。リハビリを続けているSちゃんは日一日と回復している様子で、Iさんが「一緒に飲みにいきましょうよ」と言ったら「バカヤロー(飲みすぎると)俺みたいになるぞ」と答えたとか。立派なやりとりが出来たことと、Sちゃんの口癖だった「バカヤロー」が復活したことが嬉しい。回復までもうちょっとだ。ポルトガルにまたいく時に備えてポルトガル語の名刺を発注する。肩書を「Presidente de Teatro Coredo e Bar Coredo(コレドシアターとバーコレドの社長)」だけにしようとして、ポルトガル人は肩書を日本人以上に重視すると聞いたので「teatrologo(劇作家、脚本家)」を並列する。何だかこうしてみると自分が偉くなったみたいで不思議だ。ご飯を炊いて、チルドビーフのステーキ、野菜炒め、ナマコの大根おろし和え、大根の葉っぱのキンピラをテーブルに並べ、後は油揚げとネギの味噌汁を用意するだけと言う段階で、Mとちょっとした口喧嘩。そのまま仲直りする機会を失ってしまって、二人共食べることができないまま店へ。帰ってから食べることになったけど、肉は温め直しても柔らかくならないので、一口大に切って肉野菜炒めにしてしまう。自分の意地っ張りぶりと子供っぽさに辟易だ。
●年末は大晦日まで営業します。
●「即興劇の夜」出場者募集!
予選・2011年1月12日、13日、14日、決勝・1月15日 いづれも19時半開始(出演者は19時までに集合)参加希望者は前日までにmomoi.akira.113アットdocomo.ne.jp(アットを半角でマークにして下さい)までメールで個人エントリーして下さい。詳細はホームページをご覧くださるか、コレドシアター(03ー3470ー2252 18時以降)までお問い合わせください。
●リスボンの夜 Primeiro『リスボン泥棒市 乃木坂版』(日時1/17)~1/21、料金は無料)、リスボンの夜 Segundo 西沢利明ひとり芝居『異名者たち~ペソアとその仲間たち』(台本演出・桃井章 日時1/24(月)1/25(火)開演19時半 料金3000円、
リスボンの夜 Terceiro『津森久美子ファドライブ』(1/27(木)20時開演(18時半開場 料金・3000円、40名様限定、ゲスト 高柳卓也(ファディスタ)、月本一史(ポルトガルギター)
リスボンの夜についての詳細はホームページで。予約お問い合わせはコレドシアター(☎03ー3470ー2252、18時以降)まで。
コレドのホームページのアドレスです。 イベントスケジュールなどご参照ください。

2010・12・13

2010年12月14日 | Weblog
今日俺がパソコンのキイやボールペンで書いたもの、その一、起きてからこの日記。スラスラ書いたけど、後でMからある記述の訂正の申し入れがあり、書き直す。その二、昨日途中で寝てしまった三日分の帳簿の記載。でも、何度やってもお金が合わない。ひょっとしてと伝票の通し番号を調べてみたら一枚抜けていることが判明。更にカード支払いの控えが一枚紛失していることが判明。多くてたった二十枚程度なのに、どうしたら伝票がなくなり、カードの控えがなくなるんだ?と思わず一人で大声を出してしまう。大体だらしなさすぎるんだよ!この為に使った俺の貴重な二時間を返してくれ!と誰だか分からない犯人に向かって怒鳴り続ける。その三、先日買ったエンディングノートの未記入だった箇所を熟慮の末に書き加える。延命治療はノー、臓器提供、献体もノー、葬式は直葬の上、店のイベントスペースでフェスティバル形式でやってほしいと記入したけど、一番悩んだのは余命の告知。今までの俺なら余命を告知して貰って残った人生を有効に使う方を選んでいただろうが、色々イメージした末に「桃井章に死は似合わない」と結論。死期を知らないで「M、頭がすごく痛いんだけど」とMに甘え、「この痛いのを何とかしろよ、藪医者!」と担当医を罵りながら死んで行くことに決める。その四、一月にする芝居『異名者たち~ペソアとその仲間たち』の台本。雑用が多すぎてなかなか纏まった時間がとれずに取りかかれずにいたけど、公演までに一ヶ月。もう限界だと認識して、今日のイベントの飲食サービスはMとO君たちにまかせて8時過ぎまで三時間纏まった時間をとって粘る。お蔭でとっかかりだけは出来たつもり。後はエンドに向かって突き進むだけだと……思いたい。
●年末は大晦日まで営業します。
●「即興劇の夜」出場者募集!
予選・2011年1月12日、13日、14日、決勝・1月15日 いづれも19時半開始(出演者は19時までに集合)参加希望者は前日までにmomoi.akira.113アットdocomo.ne.jp(アットを半角でマークにして下さい)までメールで個人エントリーして下さい。詳細はホームページをご覧くださるか、コレドシアター(03ー3470ー2252 18時以降)までお問い合わせください。
●リスボンの夜 Primeiro『リスボン泥棒市 乃木坂版』(日時1/17)~1/21、料金は無料)、リスボンの夜 Segundo 西沢利明ひとり芝居『異名者たち~ペソアとその仲間たち』(台本演出・桃井章 日時1/24(月)1/25(火)開演19時半 料金3000円、
リスボンの夜 Terceiro『津森久美子ファドライブ』(1/27(木)20時開演(18時半開場 料金・3000円、40名様限定、ゲスト 高柳卓也(ファディスタ)、月本一史(ポルトガルギター)
リスボンの夜についての詳細はホームページで。予約お問い合わせはコレドシアター(☎03ー3470ー2252、18時以降)まで。
コレドのホームページのアドレスです。 イベントスケジュールなどご参照ください。

2010・12・12

2010年12月13日 | Weblog
Mは子供の頃可愛がってくれ父方の祖母が亡くなったので、葬儀に参列する為、広島へ。先週に続いて日帰りで広島。そのお蔭でというのは不謹慎だが、俺は先週に続いてお昼に白金「D」の特製弁当を持って母の処へ。二人して弁当を突っ付きながらいつものようにオバサントーク。2時半過ぎに店へ。3時半から始まる朗読ライブの飲食サービスの準備。終わったのは6時過ぎで、時間帯が時間帯だったのと、バーの方が20人以上もいる出演者の控室状態になっていたこともあって、その二時間半の間にドリンクのオーダーは10あまり、フードはゼロ。O君と二人、手持ち無沙汰を愚痴る。でも、幸か不幸かスペースと時間が空いたので、イベント関係者が引き揚げた後、O君の芝居のリハーサルに充てることにする。O君の部分だけで葯40分のモノローグ。先日は目を瞑って必至に台詞を思い出しながら「完投」したO君、次はちゃんと目を開けて喋れと仮題を与えておいたのだけど、今日は39分59分50秒までスイスイ投げ続けたのに、最後一行のキメの台詞が思い出せなくて、「完投」を逃す。でも、予想以上の出来栄え。二三気づいたことを指摘して次回からは細かくパート毎に演技指導をしていくつもり。ホボ「完投」したことを労って二人で麻布十番の焼肉屋「T」へ繰り出す。途中で広島から帰ってきたMも合流。普段から大食いのO君だから覚悟はしていたけど、食べること食べること。絶対ひとりで一万円以上は食っていたに違いないとケチ臭いことをいうけど、まだ10月に入ったばかりなのに殆どの料理を覚えてくれた上に、12月は一日の休みもなく働いてくれることを考えたら安いものだ。でも、それにしてもよく食う。そしてよく飲む。最近の若い奴には珍しい存在だ。帰宅してから翌朝銀行にいくのでお金の計算。昨日もマチネがあってお金の計算が出来なかったので金土日三日分をマッコリで酔った頭でやっていると、何百枚もある硬貨を十枚づつ積み上げ、何百枚もある(千円札が殆どだけど)お札を数えている内に、落語の「時そば」の一節が聞こえてきて、いつの間にかこっくりこっくり。
●年末は大晦日まで営業します。
●「即興劇の夜」出場者募集!
予選・2011年1月12日、13日、14日、決勝・1月15日 いづれも19時半開始(出演者は19時までに集合)参加希望者は前日までにmomoi.akira.113アットdocomo.ne.jp(アットを半角でマークにして下さい)までメールで個人エントリーして下さい。詳細はホームページをご覧くださるか、コレドシアター(03ー3470ー2252 18時以降)までお問い合わせください。
●リスボンの夜 Primeiro『リスボン泥棒市 乃木坂版』(日時1/17)~1/21、料金は無料)、リスボンの夜 Segundo 西沢利明ひとり芝居『異名者たち~ペソアとその仲間たち』(台本演出・桃井章 日時1/24(月)1/25(火)開演19時半 料金3000円、
リスボンの夜 Terceiro『津森久美子ファドライブ』(1/27(木)20時開演(18時半開場 料金・3000円、40名様限定、ゲスト 高柳卓也(ファディスタ)、月本一史(ポルトガルギター)
リスボンの夜についての詳細はホームページで。予約お問い合わせはコレドシアター(☎03ー3470ー2252、18時以降)まで。
コレドのホームページのアドレスです。 イベントスケジュールなどご参照ください。

2010・12・11

2010年12月12日 | Weblog
10月21日から断続的に21回の公演を敢行した女性脚本家Eさん率いる劇団クロックガールズが今日めでたく楽日を迎えた。ウチのスケジュールを縫うように3日やってまた来週2日やって再来週はまた3日、そして翌週はなしで翌々週……なんて飛び飛びの公演は、劇団員たちにとってさぞかし大変だったことだろうと同情したが、評判を聞きつけて集客が回をおうごとに増えてきたりして、連続公演とは違うよさもあったのではないかと思う。そして当然の如くこの二ヶ月の間には劇団員の面々と親しくなったり、色々な面を見ることになった。主宰者のEさんはこの公演の間にもテレビの連続物を書き続けていて、ダメだしをしたかと思うとパソコンに向かっていたりして、そのタフさにびっくりしたし、彼女を支える制作者のSさんの細やかさにはただ感服の限りだった。元々ウチのシアターをEさんたちに教えたのは、何かの機会にこの店にきた俳優兼シンガーのO君だが、偶然にもこの公演の初日に子供が誕生し、彼主演の映画の公開が決まると云う幸運が訪れた。他にもTさんたち若手劇団員がそれぞれに色々な印象を残してくれた。でも、その中で一番強烈なのは、ダブルキャストでもなく唯一女優で全部の公演に出演していたSさんだ。舞台での彼女の魅力は口や指じゃ伝わらないが、とにかく魅力的な女優だった。ただ……彼女とはこの二ヶ月の間一度も喋ったことがないし、舞台以外で見かけたことがない。普通なら一日に一度や二度トイレにいくのを見かけてもよさそうなもんだけど、それが皆無。それは俺だけじゃなくMやO君もそうだとか。そして彼女は最終日の今日も全く俺たちとかかわりも持つことなく、いつの間にか姿を消していた。彼女はゴーストだったのか?
●年末は大晦日まで営業します。
●「即興劇の夜」出場者募集!
予選・2011年1月12日、13日、14日、決勝・1月15日 いづれも19時半開始(出演者は19時までに集合)参加希望者は前日までにmomoi.akira.113アットdocomo.ne.jp(アットを半角でマークにして下さい)までメールで個人エントリーして下さい。詳細はホームページをご覧くださるか、コレドシアター(03ー3470ー2252 18時以降)までお問い合わせください。
●リスボンの夜 Primeiro『リスボン泥棒市 乃木坂版』(日時1/17)~1/21、料金は無料)、リスボンの夜 Segundo 西沢利明ひとり芝居『異名者たち~ペソアとその仲間たち』(台本演出・桃井章 日時1/24(月)1/25(火)開演19時半 料金3000円、
リスボンの夜 Terceiro『津森久美子ファドライブ』(1/27(木)20時開演(18時半開場 料金・3000円、40名様限定、ゲスト 高柳卓也(ファディスタ)、月本一史(ポルトガルギター)
リスボンの夜についての詳細はホームページで。予約お問い合わせはコレドシアター(☎03ー3470ー2252、18時以降)まで。
コレドのホームページのアドレスです。 イベントスケジュールなどご参照ください。