桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2013・12・26

2013年12月27日 | Weblog
ちょっと涙っぽくなっているのか?先日もある映画を見て滂沱の涙だったのは、作品がよかったからだと思ったけど、今日も午前中再放送していたチヤンバラ劇でゲストの女優さんが死んでしまうシーンで泣いてしまったし、バラエティでご対面のシーンになると涙がとまらなくなる処をみると、作品の力と云うより、俺の涙腺が異状になっているのではないか?それよりあんなに人づきあいが好きだった俺がこの一カ月他人と殆ど会わなくなってしまって、人の情と云うものに過敏になっているのか?そんな精神状態の不安定さを俺の日記から察したIが五反田まで仕事が終わってから会いに来てくれる。色々決めなくてはならないこと、やらなくてはならないこと、思っていることをアトランダムにIに話す。話している内に自分でも自分の考えが纏まってくる。もう人生のロスタイムはあまり残ってない気がするし、Iにもやりたいことをやって終わらなくては桃井章の人生じゃないよと言われ、人恋しさに溺れそうになっていた俺はギリギリの処で救われる。帰宅後、録画してあった「チキンレース」(作・岡田恵和、WOWOW)と云うドラマを見る。19才の時に事故にあって植物人間のまま64才になってしまった寺尾聡演じる初老の男と、医者になれずに看護士になった岡田将生演じる若者の物語。泣いてもいい構成なのにギリギリの処で涙が治まる。描き方が乾いていて、とてもテレビドラマとは思えないし、下手な映画より圧倒的に映画的だと思った。そしてこのドラマ的にいうと不良でジジイってタチが悪いけど、俺はそんな生き方がしたい。