若い女性がハンバーグを食べながら六本木の街を歩いているのはギリギリの処で許せても、中年の女性がおにぎりを食べながら五反田の裏通りを歩いているのは犯罪的だ。すぐさまおにぎりを没収して、その場に叩き捨てたくなる衝動に駆られるのは偏見だと分かっていても、そんな中年女が嫌いです。店に何度電話しても全然つながらないというメールを携帯とPC両方にしてきたAさん。且つメールが嫌いな俺は両方共何時間後にしか見なかったものだから、何度もメールしてきて何故返信をくれないのかと怒っている。ウーン、何て答えたらいいんだ?店は日曜日で誰もいないから電話は通じないんだよ。平日や土曜も夜の商売だからスタッフが来る5時までは電話には出れないんだよ。世の中の人全てがメール好きでご飯を食べている間もメールチェックしている訳じゃないんだし、風呂やトイレには持っていかないし、ただピカピカ光っているだけじゃ昼寝から起きても気づかないことだってあるんだよ、なんて答えたらメール大好きの彼はぶちぎれるのだろうか?理由は分かりません。四六時中メールしている女が嫌いです。男ならもっと嫌いになります。麻婆なすを食べている時はメールチェックはしても返信しない山口さんちの娘が好きです。日本にいる外国人が大勢でている番組を見ている内に自然とポルトガル人のAを探している自分がいる。あの五十万円が今あったら店もこんなに急に人件費をゼロにすることはなかったのにと思うと、今更ながらAを恨んでしまうけど、それでもポルトガルを嫌いになることなく、「CHEIRA A LISBOA(リスボンの香り)」を毎日ポルトガル語で口ずさんでいます。嗚呼、リスボンに行きたい!