桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2011・8・25

2011年08月26日 | Weblog
例えば昨日、最後のお客さんが帰ったのが2時、そこから後片付けが終わったのが2時半。その時点で悩む。千代田線の始発5時半まで3時間。本も読めるし、来年やる予定の芝居の台本の構想を練ることもできる。でも、この数日経験したことだけど、始発に乗って部屋に辿り着くのが6時過ぎ。そこからバタンキューと云う訳にはいかずに7時近くに寝たりすると、それまでの胎内時計が今まで通りに起きろと命令しているのか、トイレの欲求も手伝って9時には目が覚めてしまう。そうなるともう眠れない。いくら新聞を読んで目を疲れさそうとしても駄目。結局そのまま起きて経理事務やらを始めてしまって一日をスタートしてしまうことになるのだけど、脳は寝不足で働いていないので仕事の能率の悪いこと夥しいし、体の調子もよくなくなる。2500円だ。それだけのお金を稼ぐのは大変だ。現実に今日終電車がなくなってから最後のお客さんがオーダーしてくれたのはカクテル三杯で2400円。タクシー代にならない。でも、やっぱり損をしても体のことや仕事の能率を考えるべきではないかと言い訳弁解自己正当化してタクシーで帰宅することにした。という訳で今日は起きてから気分爽快。伸ばし伸ばしにしていたエッセイ原稿用紙5枚を書いてから九月からの「ひとり営業」をお知らせするハガキの文面を書いて印刷所に送る。勿論いつもの日課?の経理事務と顧客名簿の整理とこの待ち待ち日記も書く。更にポルトガル語の日記も書く。電話でポルトガルワインの発注もする。そんなあれこれをこなして5時すぎに六本木。今日はO君が休みなので銀行に寄った後、仕入れして店へ。6時半から「へび山」公演の客いれ。昨日よりお客さんが少なかったのでフードを作るのに慌てることなく助かる(お金的には困る)。芝居の観客以外は先日旗揚げ公演を終えたばかりでホッとしているSさん、近所の化粧品会社経営のHさん、イチゲンの男性、美容師のKさんそして最近まで近所に住んでいた有名俳優のOさんとマネージャーのT君。いまオペラを演出中だというOさんと演出論、俳優論、宗教論など交わして1時過ぎまで。後片付けをして1時半に店を出て当然の如くタクシーにのる俺。数日前までこの日記にも悲壮な感じで書いていたタクシー不要論はどこに行った?