桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2010・4・27

2010年04月28日 | Weblog
最近じゃ殆ど会わなくなってしまったけど、脚本家時代仕事が忙しい時も仕事が嫌で遊んでいる時も結構つるんでいて俺と「池ノ上の貧乏兄弟」なんて言われていた俳優のKの顔が食事をしていたら突然テレビ画面にアップになって驚く。凄い老けている。しばらく会わない内にKはこんなに老けたのかと呆然としていたら、それが住宅のCMで孫と庭でキャッチポールをするお祖父さんの役だと知って、考えてみればKも今年で65だし、孫がいてもおかしくないんだと半分納得する。でも、半分納得しないのは、Kは悪役専門でその年まできた俳優で、実生活でも破天荒な生活を送っていることを知っているもんだから、孫とのツーショットなんてKに最も似合わないシーンだと思ってしまったからだろう。でも、今はCMの出演料も下がっているとはいえ、百万以上はギャラが入ったのじゃないかと思うと、Kの得意げな顔が浮かび、想像するだけでこっちも嬉しくなってしまう。役者人生45年、少しだけどいいことがあってよかったと思うと同時に、これからお祖父さん役でKがブレイクしたりしたら人生愉快なんだけど。ポルトガル語講座は今日が三日目。相変わらずハイペースの教えかたで予習復習してついていくのがやっと。これから何故か一カ月半お休みだし、その間にポルトガル語を聞きまくって耳をポルトガル人に近づけよう。お店は雨にもかかわらず、六月に芝居をやるAMD企画の面々12人が顔合わせを兼ねた飲み会をしてくれたのを始め、八月のコレド演劇祭に参加する千駄木ブラックのA君たち、同じくM&MsのSさん、それに秋に芝居をやりたいと下見にきたHさん、来月イベントをやるIさんなど演劇青年、演劇中年、演劇娘たち。他には悠々セカンドライフを満喫しているSさん、FさんIさんSさんたち三人の女性脚本家、赤坂の大手制作会社Tの若手プロデューサーたち5人、法律事務所勤務のNさん、通信会社D勤務のTさん、近所の会社経営者HさんとMさん、いつも美女連れで、以前は来るたびにオーダーはワイン一本とシェフのきまぐれパスタだったのに、最近はパスタからきまぐれ豆腐料理に変わったもんだから、来店するとちょっと焦るAさん、それに今日は来た途端カウンターで眠りに入ってしまった夕刊FのUさん。こんなに酔っても二年連続来店数ベストワンのUさんは来店数を今年も着実に(昨日で25回目の来店)増やしている。三時過ぎ閉店。今日はお昼に穴子の炊き込みご飯、ぶりの照り焼き、貝割れ大根のサラダ、玉子焼き、海草スープなどで食事した後は店で五種類のチーズ入りパスタを食べただけだったので、部屋に帰ってから残りの穴子ご飯をにぎり飯にして食べる。「Esta gostoso(美味しい)」
☆GWは暦通り営業します。