桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2010・4・12

2010年04月13日 | Weblog
昨日の日記の最後に、吉田大八監督の『クヒオ大佐』を誉めた後で次は『腑抜けども……(悲しみの愛を見せろ』を見てみようと書いたのだけど、日記を見たMに『腑抜けども』は前に一緒に見たじゃないと言われて、最初は「そんな馬鹿な」と思ったものの「ひょっとして」と思って「桃井章の待ち待ち日記 腑抜けども悲しみの愛を見せろ」で検索をかけたら、ちゃんと「2008年5月5日付の待ち待ち日記」に「腑抜けども」を見たという記述があって、愕然とする。これじゃ朝御飯を食べたのに「朝御飯はまだか」と文句を言っている惚け老人だ。でも、やっぱり内容が思い浮かばない。佐藤江里子、永作博美主演だといわれても思い出さない。Mの証言ではこの映画を見た後で面白かったと言っていたみたいなんだけど、さっぱり思い出さない。そんなことを来店したSミュージックのIさんに話していたら、記憶力のいい彼は映画の冒頭から印象的なシーンをいくつも話してくれる。ストーリーを話されてもダメだ。でも、その内、そのストーリーの中の何気ないシーンの一駒が突然甦ってくる。ストーリーから離れて画が浮かんでくるのだ。それは初めての体験だった。まるで新しい映画を見ているような気がしたのだ。これってこの映画に対する賛辞だと思うのだけど、誉め言葉がうまく浮かばない。こんなことをクドクド書くということは、お店は暇で特別に何も起こらなかったということ。お客さんはIさんの他にTテレビのLさんとお姉さんのKさん、近所の会社の経営コンサルタントのKさん、それとY君の知り合いのSさんグループだけ。昨日の温かさから一変し冬に戻ったような冷たい雨模様の月曜日。まぁ、仕方ないかと1時半に店を閉める。
☆4/13のコレドシアター
7時半よりエンジン01主催の上映イベント