桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2010・4・18

2010年04月19日 | Weblog
キリスト教では何ていうのか知らないけど、仏教では今日が六年前に亡くなった父の七回忌。例によってお昼から墓参りの代わりに父が行きつけだった白金三光坂下にあるトンカツ屋『D』に母と俺たち夫婦、そして父に可愛がられた従兄弟のS君夫妻が集う。そしてまた例によって生前父がこの店に家族を呼んだ時にしたのと同じ様に店の殆どのメニューをオーダーして父を偲ぶ。店を出た後、陽気に誘われて気乗り薄の母を連れて60年以上昔に父と母とが生まれた俺を連れて初めて住んだ馬込へ行って見る。立体交差した松原橋は殆ど当時のままみたいだったけど、その下に環状七号線が通っていて、当時の風景を母も全く思い出せないみたいだ。当時遠くに貨物線が通っていて、それが新幹線と横須賀線の線路になったと聞いていたのに、松原橋のすぐ近くに線路があって、妙な錯覚にとらわれる。昔住んでいた家は何処にあったのか分からない。大体松原橋の下を通って我が家に向かう道は車が一台通れる程度の道だったし、ひょっとすると環七が出来る時に用地として潰されてしまったのかも知れない。ちょっと調べてみたくなる。歩き疲れて馬込の住宅街の中にある喫茶店でケーキセットを母と俺とMとが過ごす一時間。いい休日の午後だ。
☆4/19のコレドシアター
予定なし。