桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2010・4・6

2010年04月07日 | Weblog
前に住んでいた西麻布の部屋の大家さんから敷金の精算書というのがFAXされてきた。キッチン修理水回り一式5万円、タイルカーペットを交換し、クロスを貼替えるなと内装工事に25万円かかって、合計30万円。預かった敷金は二カ月分で26万円だから残高はマイナスになりますとのこと。いい大家さんだった。だがら文句はいいたくない。法人契約で借りているのに、そこで新婚生活までしてしまったのだから契約違反だと言われたら反論できない立場にある。でも……一カ月分は、いや10万でも5万でも戻して欲しかった。15年前に引き起こした個人的トラブルの為に迷惑をかけた方へ月末に支払うことになっている慰謝料の支払いを何かの手違いで忘れてしまった為、先方から怒りのメール。朝一番で送金しようと殆ど寝ずに銀行のATMへ駆け込む。例えこっちに悪気はなかろうと先方にしてみれば悪気があるのではないかと疑うのは当然。そんな不誠実な小生とはもう関わりも持ちたくないとまで言われてしまう。ちょっとした油断とルーズさがそれまで築いてきた相手との信頼関係を根本から崩してしまった。心が痛くて痛くてもたまらない。不謹慎だといわれるかも知れないので地名と起きた日付は書けないのだけど、××島で起きた津波災害の救助活動ボランティアをしていた人の話では、死後二週間もたった大勢の東洋人の遺体の中で殆ど腐ってない遺体があると、それは必ず日本人だったという。何故かというとコンビニ弁当などを食べなれて防腐剤が体の中に蓄積していて腐敗しづらくなっていたからではないかという説が関係者の間で流布されているとか。医学的根拠は分からないけど、あっても不思議はなさそうな話で怖い。食欲が段々戻ってきて、お酒も6日ぶりに飲んでみたくなったので、店が終わった後で西麻布の有名な居酒屋に寄ってみると、店長が変わったみたいで、メニューも接客方法も大きく変わっていて、以前なら呼ぶ前から飛んできていた店員が呼んでも呼んでもこないもんだから頭にきた俺は机をドン!と叩くと店中に響き渡るような声で「ちょっと!誰か!」と叫んでしまう。そして頼んだホッケを食べようと醤油をかけようとしたら醤油がない。また大声で「醤油がないぞ!」と叫んでしまう。日本酒の熱燗を飲もうと『××』という銘柄を頼んだら同じ銘柄の冷酒を持ってこられた。メニューをみたら「熱燗」にも「冷酒」にも『××』という銘柄名が書いてある。だったら「熱燗ですか?冷酒ですか?」と聞くべきだろうが!しばらく前からこの居酒屋はダメだと思っていたけど、もう完全に終わりだね。