桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2010・4・25

2010年04月26日 | Weblog
俺は時間ばかり気にしているとMに言われるけど、時間の逆算が出来ないと色々と不都合なことが起こる。今日だってそうだ。今日は「鈴鹿景子事務所プロデュース」のマチネ公演が2時からあるので12時半までに店に入るとしたら、そして六本木のスーパーで買い物しなくてはならないしと思うと六本木12時、ということは部屋を11時に出ることになる訳で、それから逆算すると、食事は10時半、支度を始めるのは10時、その前に珈琲飲みながら新聞読んで、風呂に入るとするとギリギリ9時起きかと練る前に想定する。でも、今日はその予定が狂って、9時に起きて珈琲を飲みながら新聞は読んだけど、二杯目の珈琲を飲みながら日記は書いたけど、風呂も入らず食事もしないで部屋を出ることになってしまった。こんな日は憂鬱だ。出かける前に食パンをピザ風に焼いたトーストとベーコンエッグとサラダにコーンスープ、マチネが終わる4時には買い出しの帰りに赤坂の評判のラーメン屋『S』に寄って、ソワレが終わったら部屋ですき焼でもしようと計画していた予定が全て崩れる。結果的に今日の俺はマチネが始まった時にお握り二つ、5時にMが店にきた時に買ってきてくれたケーキ一つでもたせてソワレの「戦争」に突入。何が「戦争」って、今日のイベントのお客さんはホントによく飲んで食べてくれて、ソワレだけで何と売上が10万円を越したのだ。フードとドリンク全て500円だから200オーダー以上出た計算になる。Y君はマチネを担当して貰ったので、ソワレは俺とMの二人だけでそれをこなした訳で、10時半過ぎに終わった時にはグラスもだけど、取り皿を含めて百枚近い汚れた皿がシンクに溢れ、収容できなくなった皿は床まで占居し、片付け終わるのに一時間以上にかかり、二人共空腹もあって口をきく元気もなし。こんな日はさすがに部屋に帰って料理を作る気が起こらず、だからと言って何処かで何か食べて帰る元気もなく、ただただ坐りたく、まだ電車があるのにタクシーに乗って帰宅。部屋で冷蔵庫にあったピザを食べながら今日もまた「クレヨンしんちゃん」。店の通帳には売上がレンタル代を入れると20数万も入ったけど、俺のお腹にはお握り二つとケーキ一個と冷凍ピザ半分だけしか入らなかった一日。そんな日もあるさといいたいけど、俺はいわない。こんな日は絶対あってはならない。こんな惨めな一日を避ける為には予定通り起きて、出かけたら何があるか分からないのだから、その前にちゃんとした食事をしなくてはという俺のポリシーを再確認した次第。