夕べ、Mはたぬきうどん、俺はたぬきそばを食べてしばらくしてから俺は突然便意に襲われ、トイレに駆け込んだ。すごい下痢だ。たぬきそばに当たったのか?でも、そばとうどん、中にいれた具は同じなのに、Mは何事もなかった様に寝ている。となると、そばに細菌がついていたのか?熱湯で茹でているし、それは考えにくい。だったら…と原因を考えながらいつの間にか眠りに入ったと思ったら、またしても便意で飛び起きる。そんなことが朝起きるまでに三回ほど。下痢を伴う風邪が流行っていると云うことを思い出して熱を計ってみたのだけど、六度五分。平熱が六度だからちょっと高いだけ。その間にもトイレには通い続けたもんだから、すっかり消耗して午後はベッドにダウン。でも、それがよかったのかも知れない。店へ出る時には下痢も治まっていたし、食欲もでて、湯豆腐に焼売、卵入り納豆、たこわさびなどでご飯を一膳半食べることが出来た。年を取ると、熱が出にくくなると云うし、やっぱり軽い風邪だったのか?そんな顛末をカウンターに陣取ったバイオリンニストのMさん、ドイツ留学中のトロンボーン奏者のMさん、デザイナーのNさんたち若い女性に話して笑われる。こんなことでも話のネタにしてしまうのは職業病か?他にお客さんは近所の出版社のSさんとAさん、TテレビのOさんたち、バイオリンのマエストロのSさん、映画監督のHさんと女優のTさん、ドキュメンタリー制作会社のカメラマンYさんと女性演出家のIさん、テレビ制作会社の取締役Mさんと同じ会社のFさん、Mさん、Oさん。12時過ぎには全員引き揚げてしまったので、ニンニクたっぷりのキャベツのペペロンチーノを作って、Mと食べる。体調はすっかり回復したみたいだ。