桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2009・1・2

2009年01月03日 | Weblog
午後にはMの実家を出て、呉線の瀬戸内マリンビューに乗って三原から広島まで出る予定だった。一昨年結婚の許可をいただく為に三原を初めて訪れ、その時泊まった旅館から見た瀬戸内海の美しさに見入られて以来、どうしても瀬戸内海を長い時間見ていたかったのだ。普通の呉線に二時間以上も乗ることは高校時代この列車で通学していたMに、どうしてあんな田舎電車に乗らなくちゃいけないのよと反対されたけど、瀬戸内マリンビューと云う、少しデラックスな特別な列車と云うことでOKも貰ったのだ。処が、呉線に乗る前に三原駅でインターネットで予約しておいた広島発東京行きの新幹線の切符も受け取ろうとしたら、ここはJR西日本で、予約を受けたのはJR東日本だから発券できないと云う。旅慣れてなくて西日本も東日本も区別つかない俺たちがいけなかったとは思う。でも、同じ新幹線じゃないか?昔は国鉄と言って一緒だったじゃないか?それに予約が一杯で漸く抑えた切符じゃないか?一体どうすればいいんだよ?と文句を言った処で後の祭り。今日明日の切符はグリーンも含めて全てソールドアウト。東京に座って帰りたかったら、翌日朝6時22分三原発のひかりがあるから、早い時間に来て自由席を確保するしかないと言われる。つまり朝6時頃に三原駅に来るしかないと云うこと。駅まで送っていただいたMの母親のSさんにもう一泊させて貰うことを頼みこんで、再び実家にUターン。瀬戸内マリンビューは幻に終わった。でも、その代わり、深夜Mの実家は禁煙なので、表に出て煙草を吸っていたら満天の星空が俺の視界に広がって見える。そしてしばらくするとサッと一つの星が移動した。流れ星だ。あまりのことに流れ星は不吉だと勘違いして家の中に飛び込んでしまい、皆に笑われる61才。
★新年は5日(月)から営業します。