桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2007・4・9

2007年04月10日 | Weblog
午前中、近所のATMに出向き、金土の売上を入金しようとしたら、蓋が閉まって暫くして故障の表示が出て、カードもお金も戻ってこない。インタフォンで問い合わせると警備会社の人間が到着するまでに一時間かかると云われ、どうにもやり場のない怒りに駆られる。二度もカードが使用不能になったりして、どうもこのATMとの相性が悪い。仕方なく近所をうろついていたら、普段は通りすぎていた雑貨屋に古びた箪笥が置かれてあるのを見つけ、中に入ってみる。幾つか箪笥が鎮座していたが、その中でも五段の階段箪笥が気に入って見入ってしまう。気がつくと、警備会社が来る時間。ATMの故障には頭が来たが、そのお蔭でいい時間を過ごすことが出来てプラマイゼロ、いやプラ大か?その帰り、近所のスーパーに筍が安く売っていたので買って帰宅。糠と一緒にあく抜きをして本当なら一晩置いた方がいいんだけど、待ちきれずに一時間ほどで焼いて食べる。灰汁もまだ残っていたし、とれたての筍の刺身を食べた時の美味さには敵わないけど、まぁまぁ満足。でも、筍だけに関心が行き過ぎていたのか、他に用意したのは牡蠣のニンニクバター焼とアサリの味噌汁なんて、貝が重なってしまって苦笑するしかない。夕方元麻布の美容院オランジュジャポンで髪を切って貰って店へ。今日から月曜コレドシアターで西沢利明連続公演『太宰治のお伽草紙』の第二弾『浦島さん』が始まった。一観客になって西沢さんの芝居を満喫。終った後、上演中に来店してくれていたAN嬢、TテレビのMディレクター、女優のKさん、自主映画監督のHK、精神科医のKさんなどと談。12時前映画監督のHが来店。今月末に行われる女優Tの結婚式の御祝儀にいくら包むか、三万じゃ少ない、五万が妥当か、いや、相手は金持ちだし、二万でもいいんじゃないかなど、いい年した男二人があーでもない、こーでもないと言い合う馬鹿げた時間。こんな時の過ごし方、美味しい。