桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2007・4・8

2007年04月09日 | Weblog
土曜日、レンタルショップから借りてきた『ダーマ&グレッグ』のVol.3と4を夜中と今日の午後立て続けに見る。面白くてやめられないのだ。でも、純粋に楽しんでいるにもかかわらず、ついつい展開とか台詞の旨さに感心してしまう処をみると、まだ以前の職業の尻尾が消えてないのかも知れない。職業病と云うのはなかなか抜けない。映画やテレビを見ている時もそうだけど、人と話している時もそうだ。人と人との会話なんて本来論理的でもなく、整合性だって殆どないものだろうに、50歳になるまで27年間シナリオライターなんて仕事をしていた為か、人と会話していて飛ぶことが出来ない。人の話に整合性を求めてしまう。話が飛んだりすると、前の話に戻す。尤も、上手いシナリオって云うのは会話が飛んでいたりするものだし、俺はシナリオライターとして駄目な部分の職業病に罹って、まだ治らないだけの話なんだけど。そして前の病気が治らないのに、最近新しい職業病に罹っているのに気づく。今日、友人と入った焼鳥屋から帰る時に、店の従業員の「どうもありがとうございました」と云う挨拶に、つい俺の口から出た言葉は「またお待ちしております」だった。いつもお客さんを見送る時の挨拶が自分が見送られる時だと云うのに出てしまったのだった。これってどうなんだろ?いつもお客さんにしている挨拶が、いかにも形式的で実のないものと云うことなのか?まぁ、そう云っちゃ身も蓋もない。お客さんを見送る時の口癖とでも思っておこう。それにしても「またお待ちしております」と言われた焼鳥屋の従業員は!?!?!?だったろうね。