桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2007・4・10

2007年04月11日 | Weblog
今何が食べたい?と自分に問いかけて、ふと炊きたてのご飯に芽かぶちりめんをかけたものと思ったら、いつもならズラッと料理を並べることに執念を燃やすのに、そんなことしたら折角食べたい芽かぶちりめんに悪い気がして、昨日の残りのアサリの味噌汁と市販の漬け物だけをお供にご飯を食べる。こう云う欲望のままって贅沢だ。3時に店へ。来月の21日に上演予定の『リテイク』(一人芝居バージョン)の最初のリハーサル。本当なら演出プランを出演するこばやしあきこさんに説明したりしなければならないんだけど、そんなものはまだ確定してないので、とりあえず最初から最後まで通して貰い、あれこれ二人で考える。こんなことが出来るのも自分が自由に使えるスペースを持っている贅沢さか?一旦帰宅して日記と雑用を済ませて8時過ぎに再び店へ。お客さんは女性脚本家のTさんとCMプランナーのOさん、AN嬢、美人OLのJ子さん、常連のSさん、若いのにモルトファンのU君、来週ウチでの上映イベントを控えた自主映画監督のHKなど。女性脚本家のTさんとは彼女が19歳の時からもう25年以上のつきあい。25歳までに一流映画監督のシナリオを5、6本執筆し、テレビの連続物も何本もこなした才能の持ち主なのに、結婚してからは育児に邁進。その甲斐あって長男が難関の国立H大に合格したとのこと。映画やシナリオより家庭を最優先にしてきた彼女の生き方も贅沢だ。