桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2006・9・18

2006年09月19日 | Weblog
料理を作るのが好きだ。自分の為より人の為に作ってあげる方が好きだ。今日もSに彼女の好きなパエリアを作ってあげて、一緒に食べた。人と話すのが好きだ。Sが帰った後、Hと電話で一時間も話してしまった。本当は会って話したい。他にも話したい人が一杯いる。芝居が好きだ。見に行きたい芝居が目白押しになっている。自分で書きたいと思っている芝居がどんどん増えていく。西沢さんの「舌切雀」もプロデューサーとして何とか成功させたい。その為にチラシをいれた手紙を書く。こう好きなことが一杯ある俺にとって、料理を作ってあげられて、人と話すことが出来て、その上芝居をやるスペースがあるウチの店の仕事は、まさに天職(適職)と云うべきものだろう。ただ、時間と体の配分が難しい。ランチで皆が喜んでくれる料理を作り、桃井章の部屋で俺を訪ねてくれるお客さんとお喋りをして、プロデュースする芝居の企画と宣伝をして、空いた時間に作家として書きたい芝居を書く。それだけでも殆ど一日中店にいることになってしまうのだけど、経営者兼下働きとしてやらなくてはならないこともある。今日だってイベントの鍵を開けに行き、クロスを洗濯し、経理事務をやり、仕事関係のメールに返信したりして、店の仕事でかなりの時間を取られた。一人暮らしだから自分の下着の洗濯もしなくてはならない。ゴミも出さなくてはならない。部屋の掃除なんかとてもする時間はない。それなのに、それなのに、女好きの俺は店が終った後、Wと西麻布で待ち合わせして何とかいい展開に持ち込めないかと朝方まで無駄な時間を使ってしまうのだから、馬鹿馬鹿しくて自分を論評する気にもなれない。
★秘密上映会のお知らせ
19日(火)8時から『昔、桃井章はロマンポルノを書いていた!』
上映作品『エロス学園感度ばつぐん』『白い娼婦・花芯のたかまり』
入場無料です。女性、大歓迎。