桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2006・9・7

2006年09月08日 | Weblog
バカバカしい企画を立てた。タイトルは『昔、桃井章はロマンポルノを書いていた!」俺がロマンポルノのシナリオを書いていようと、看板を描いていようとどうでもいいことだし、「!」マークをつける程のことはないのだけど、30年以上も昔に書いた映画がDVDになって突然亡霊の様に現われたもんだから、思わず「!」マークをつけた上映会の企画を立ててしまったのだ。DVDになって現われたのは『白い娼婦・花芯のたかまり』(小沼勝監督・山科ゆり主演)と『エロス学園・感度ばつぐん』(蔵原惟二監督・小川亜佐美主演)の二本。当時、ロマンポルノは作品的にも一躍脚光を浴びて映画雑誌や新聞のベストテンを賑わしていたのだけど、前者はデビュー直後の作品であまりに観念的すぎて、後者はプロらしく見せようと思ったのか漫画的(と云うよりマンガ)で、誰からも注目を浴びることはなかった作品だ。書いた俺自身も試写で一回見たきりで、今回DVDが送られてきてもどんなストーリーだったか覚えておらず、見るのが怖くてそのままになっているのだ。だったら皆で笑いながら見てしまおうと思ってこんな催しを企画してしまった。上映会は今月の19日(火)8時から。料金は無料。ロマンポルノを一度見てみたいと思う方、是非お越し下さい。特に女性の方は大歓迎です。お店は元NテレビのOプロデューサーを囲むNテレビ現役プロデューサーの集いを始め、ドキュメンター映像会社のSさん、テレビAのKプロデューサーたち、制作会社TのMプロデューサー、脚本家のHさん、監督のMさん、元女優で今は映画制作会社に勤めるYちゃん、ウチの店でロングラン好演を続けている劇団ギルドの女優Sちゃんと、広尾の元雑貨店店主KさんとNさんたちを除けば、オール業界。一般のお客さんが同じ数だけいれば合格点になってのに、これじゃ赤点ギリギリだ。2時半閉店。部屋に帰って一人ソーメンを食べる。