桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2005・12・25

2005年12月26日 | Weblog
今日は全く予定がない一日。起きて何をしようか考えることもなく、のんびり風呂に入って食事をした後、気づいたことをダラダラとやる。溜まった洗濯、溜まった経理事務、溜まった名刺の整理……途中眠たくなってソファで寝る。一時間程で起きて、また気づいたことをやる。洗い物、クローゼットの整理、手紙の返事……夕食を一人でとっている内、ふと妹の出ている映画『SAYURI』を見ようと思い立って近くの六本木バージンシネマに出向くが、何と満席。妹の映画を見ようと思って見ることが出来なかったことに妙な気持になる。仕方なく前から気になっていた近所の焼き鳥屋に入る。何が気になっていたかと云うと、以前この店の前を通りかかって表のメニューを眺めていたら、中から店員が飛び出して来てその内容を一々説明しだしたことがあったからだ。大衆居酒屋ならともかく、店構えは上品な焼きとり屋なのに、余生なお世話、うざったいと思いつつ、そこまでやる店の方針にちょっとした感動を覚えていた。そして今日も店員が飛び出して来て、メニューを説明しだしたので、一通り聞いた上で店に入る。焼きとり十本とお銚子二本を注文。宴会席も含めて五十人は入れる店内にお客は三組だけ。店員は六人。表に飛び出して来る営業努力をしてみてもこれだけかと同業者として同情的になる。会計をして貰ったら、お釣りと領収書とショップカードが入った洒落た封筒を渡された。こんなことにも気を配っているなんて凄いと思う。部屋に戻って、ウチの店ももっとやることがある筈とパソコンに向かうが、やることが多すぎて、途中でいつものように思考放棄。今年も後数日しかない。