桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2005・12・1

2005年12月02日 | Weblog
風邪気味だし、やらなくてはいけないことはたまっているし、遅い時間に店へ出ようとしていたら、美人脚本家のNから電話で今から女性シンガーのSと一緒に行くと言われて店へ飛んで行く。Sはウチのステージのこけら落としにライブをやってくれた後、数回店には来てくれたものの、しばらくして体をこわしてしまった為、会えずにいたのだ。一年ぶりに再会したSは以前より痩せてはいたが、雰囲気が若い頃に戻ったようで、相変わらず魅力的。自分のライブでもSの歌を三曲も歌った程の大ファンのLちゃんは、緊張していつもの過激なトークが影を潜め、妙におしとやか。ドアを開けるなり、今日は店に「凄い気」が漂っているわと言いながら入って来たAN嬢は、その「凄い気」の正体がSだと気づくと、いつものように「AN嬢」に変身出来ずに、しばらくの間「男」のままでいざるえなかった。幸か不幸か、お店は少人数精鋭主義(つまりお客さんがいない)だったので、皆Sを中心にゆったりとした時間が流れる。Sの帰り際にダメモト承知で「うちでリハビリライブやらない?」と誘ってみる。曖昧に返答を避けたSだったが、否定しなかったところをみると、可能性がゼロではないらしい。何とかもう一度Sのナマ唄が聴きたい。