二時過ぎから土曜日に迫った『Lちゃんのクリスマスパーティ』のリハにつきあう。今回はパーティだけど、前回の様に歌ったりお喋りしたりもするので気は抜けない。案の定幾つかの問題点が出てきて、構成を変えることにする。食事を挟んで八時からのパーティの準備。当初参加者が60人と脅かされていたが、蓋をあけてみたら40人で、ホッとするやらガッカリするやら。カウンターには早い時間からNテレビのAさんとKさん。ウチの店の常連の演出家Sちゃんが今年手がけた終戦特番ドラマが芸術祭優秀賞に内定したとかで一足早いお祝い。いつもはひょうきんで冗談ばかり言っているSちゃんに芸術祭は似合わないが、何十年来の友人が公の評価を得たことに俺も素直に喜び、祝福する気持になる。後からプロデューサーのSさんや脚本家のYさんたちも駆けつけ、カウンターはその話題一色。そう言えば俺の部屋にはテレビがないからまだその作品を見てない。近い内にウチの店でその作品を上映する夕べを企画しよう。