桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2005・12・18

2005年12月19日 | Weblog
夕方から先日亡くなられた脚本家鈴木尚之さんの奥様と息子さん御夫婦が経営する桜上水の『木々』に出向く。来月の九日に行われる偲ぶ会には店の都合で参加出来そうにないことと、その他大勢の一人ではなく、思い出の店でひっそりと鈴木さんを偲びたかったからだ。けど、一人では淋しいので、以前よく一緒に『木々』に行った女性編集者のYさんを誘う。以前鈴木さんの書斎だった二階の個室に案内されたので、奥様に無理を言って、鈴木さんの遺影をお借りしてテーブルの上に飾り、献杯用の杯も用意して貰って、昔の様に「三人」で飲んで食べる。こうしていると鈴木さんの食べ物に関する蘊蓄が聞こえてくるようで、偲ぶ集いなのに楽しい一時を持ててしまう。十時過ぎにお暇して一人で下北沢の『レディジェーン』へ。オーナーのOさんオススメのラムを飲んでいると、今俺が住んでいる部屋の近所にある高級ワインバーEのオーナーNさんと出会う。カウンターに並んでOさんNさん二人から店の経営に関してレクチャーを受ける。お二人の店は流行っている店なので、とても有意義。今日は一日とても充実している。