5年生と地域の自然耕田んぼの交流記

淀橋第四小学校の「バケツ稲」や「自然耕田んぼ」の記録です。

バケツ稲・サヤミドロ~小さな命のゆりかご

2006年06月12日 | バケツ稲・2006(1年目)

 淀四小の校庭に有る「自然耕田んぼ」には、現在サヤミドロが繁茂しています。このサヤミドロには、水質の浄化の他に、もう一つ大切な役目が有ります。それは、植物性プランクトンなどの繁殖に適しているのです。又、この田んぼに泳いでいる「クロメダカ」の赤ちゃんの大切な「ゆりかご」にもなります。メダカの赤ちゃんは、サヤミドロに身を隠し、プランクトンなどを食べながら成長します。メダカは、きれいな水だけの環境では、繁殖しないのです。

 「クロメダカ」は絶滅危惧種に指定されている貴重なメダカです。自然耕の苗と同じ故郷の茨城県・岩井市の小野里農場から淀四小に「転校」してきたのです。ですから、小さく、弱いメダカや、トンボのヤゴたちも、是非優しく見守ってあげて下さい。

 こんな環境の大切さが分からない低学年や中学年のみんなには、田んぼや、ビオトープを無理にかき回したりしている事が有ると思います。そんな時は、5年生の皆さんが「優しく見守ってあげようね」と教えてあげて下さい。

 先生方にも、この点のご指導を、呉々も宜しくお願い致します。


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