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緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

2017年の緩和医療学会学術大会

2015年11月16日 | 医療
第22回日本緩和医療学会学術大会は2017年6月(次の次)に横浜で開催されます。大会長を拝命しており、色々イメージを膨らませています。今年の第20回までは、19回の組織委員会を踏襲するということでしたが、その後は、各会に任されています。今年の組織委員会は、引き続き今までの方法で継続されています。様子を見ていますが、他学会とも異なる委員会のありかたで、正直、とまどいはかくせません。次回第21回の来年 . . . 本文を読む

「急がなくていいよ」を英語で言うと・・

2015年11月08日 | 医療
11月の第1週は、予想もしなかったことが幾つか続き、中々きつい一週間でした。特に、ゲストエディターとして参加していたある特集号で・・・はあ??・・こんなのあり??・・裏側は、こういうからくりなの??・・ということが勃発。丁寧だけど言いたいことがきちんと伝わる英語を書くのは、本当に、難しい・・ところで・・医療の中でも、色々な情報が押し寄せてくるとき、混乱しそうになることがあります。頭の中で、何かがぐ . . . 本文を読む

つるの恩返し

2015年11月03日 | 医療
数年前、ある学会のシンポジウムでご一緒させて頂いた患者会の代表の方がお話しくださったことがありました。患者さんのお立場や、ご家族のお気持ちを医療者に向けて講演していただけないでしょうかというお願いに、自分たちの事を話すのは、羽を抜き、それで織物を織るようなものなのです。羽を抜くというのは、自分の身を削り、痛みを伴うものでいわば、つるの恩返しです。はっとしました。患者さんの語りは、医療者にとって、大 . . . 本文を読む

ストレス脳

2015年10月19日 | 医療
先週、依頼講演時に、同じ演者だった東大の松平先生の慢性疼痛の話を聞く機会がありました。そういえば、NHKの特集に出演なさっていらっしゃり、楽しみにしていました。人はストレスを持続的に感じ続けると、脳内ドパミンがバランスを崩すことが知られています。以前も、なぜ、がんの痛みのような強い痛みを感じている人には、医療用麻薬が依存を作らないで鎮痛薬として投与できるかここに書いたことがありました。がん疼痛に限 . . . 本文を読む

暗黒の時代

2015年10月12日 | 医療
(画像は、Joy.netの記事から。 http://www.joystyle.net/articles/60)過日、医師の育児と仕事について、インタビューを受けました。取材を通して存じ上げていた方で、話した内容を細心の注意を払って、意図することをくみ取ってくださるので、とても信頼していたこともあり、また、その方ご自身も子育てまっさかりのため、「わかります!」「そう、そうですよね」などと、心地よいあ . . . 本文を読む

血液透析患者さんの数において、日本は世界の14%を占めています

2015年10月04日 | 医療
日本は血液透析大国だってごぞんじだったでしょうか。 世界中の透析患者さんの21%がアメリカ、14%が日本です。ヨーロッパ全体で16%と見積もられており、これだけでほぼ半分になります。現在、アメリカの人口は3億900万人、日本は1億2000万人ですから、日本の総人口に占める割合の多さは、伝わるでしょうか。Worldwide access to treatment for end-stage kid . . . 本文を読む

緩和ケアチーム;インテグレーションと格差

2015年09月28日 | 医療
最近、依頼原稿を書くために、治療医と緩和ケアチームとのあり方に関する論文を何本か読んでいました。なるほど~~そうだろうなあ・・と思ったこと・・・がん治療と緩和ケアの統合的(融合的)なアプローチについて1948年から2013年までの65年間の論文の64%が2010年以降の3年間に集中していた・・(Ovid MEDLINEとOvid EMBaseを使用)Temelの論文がNEJに掲載されたのが、201 . . . 本文を読む

がん患者さんが本当にうれしかったと思える44のサポート(リンク)

2015年08月30日 | 医療
ブログの友人がシェアされていました。そうそう・・と思いながら読んだところと、そうねえ・・と思いながら読んだところと。それぞれの患者さんで異なることもあれば、共通していることも。忘備録として、残しておきたいと思いました。 Elana Miller, MD  エラーナ・ミラー 精神科医 がん患者が本当に「うれしかった」と思える44のサポート (前略) 1. 食事を配 . . . 本文を読む

Integration

2015年08月16日 | 医療
2010年にTemelさんらの進行肺がん患者さんに対して早期から緩和ケアチームが介入した群の方が予後が長かったという論文がNEJに出されてから、こうした治療医と緩和ケアとの連携についての論文がぐっと増えました。1948年から2013年までMEDLINEとOvidで検索したシステマティックレビューを見るとこの65年間の論文の64%が2010年以降3年間に報告されています。そういう治療医と緩和ケアの連 . . . 本文を読む

夏期集中公開講座;講義室を大きな部屋に変更しました!

2015年08月02日 | 医療
緩和医療学講座夏期集中公開講座は、大変多くのの申し込みを頂き、150名程度の部屋から、200以上の部屋に変更することになりました!!引き続き、クローズにせず、申し込みを受け付けています。 http://www.teikyo-ganpro.jp/seminar/20150630医療者の方であれば、経験や職種は問いません。全国から申し込みをお受けしています。また、一講義以上をを申し込み、講義にいらっ . . . 本文を読む

子どもたちと学ぶ

2015年07月26日 | 医療
小学生5,6年生の呼び込み型がん教育。今年が3年目になります。帝京サマースクールが土曜日終わりました。申込み10分程度で50人分が一杯になってしまいました。嬉しさと、申し訳なさと交錯しています。元気いっぱいに参加してくれました。ただ、そうした子どもたちを見ながら、お母さん、お父さんががんの子どもたちにとって、参加しづらかったりするのではないかなあと思います。また、そんな子どもたちが一緒に参加してい . . . 本文を読む

生命といのち

2015年07月21日 | 医療
自分自身の最期は、「生命の終わり」として捉えているなあと思います。でも、家族や大切な人の最期は、「いのち」として捉えている自分に気づきます。最期の医療を決めていくプロセスの中で、このことを意識していると、それぞれの方の葛藤に近づく一歩になるように思います。最期は延命はいらない、自然がよいと決める自分自身と一分でも、一秒でも生きていてほしい・・簡単には決められないと思う家族。家族の重荷は、いのちの重 . . . 本文を読む

なぜ、痛みがある患者さんには麻薬が安全に投与できるのか

2015年06月29日 | 医療
トヨタの女性常務のオキシコドンに関するニュースは、予想していた以上に、患者さんに動揺はなく、ほっとしています。ただ、多くの方は、不思議に思われているのではないかと思うのです。麻薬は、痛みの患者さんにはがまんせず、しっかり投与するように言われている一方で、痛みがない人が持っていると逮捕されてしまう・・・・まるで、紙一重の薬剤・・何が違うのか・・と。薬剤には、様々な目的があります。ターゲットを殺傷して . . . 本文を読む

学術大会が終わりました

2015年06月21日 | 医療
緩和医療学会学術大会が終わりました。最終的に 7791名の参加者だったようです。昨年が7200余名でしたので、さらに増えました。第20回日本緩和医療学会学術大会 高宮大会長がつくられた動画です。昭和大学の学生さんが作成してくださったそうです。本当に、高宮先生は学生さんに愛されているのだなあと思います。2017年6月23日、24日に横浜みなとみらいで開催される第22回日本緩和医療学術大会の大会長をこ . . . 本文を読む

緩和医療学会 広報委員会企画

2015年06月16日 | 医療
今週の金曜日から日本緩和医療学会学術大会です。会場は、パシフィコ横浜その金曜日 第1日目NHK エデュケーショナル 科学健康部 専任部長の坂井かをりさん を演者にお招きしています。坂井さんは、NHKエデュケーショナルの番組プロデューサーとして「きょうの健康」「NHKスペシャル」「BSドキュメンタリー」などでNHKの医学・医療番組、医療特集番組制作をご担当されてきました。2014年から現職でいらっし . . . 本文を読む