毎度! お昼にレトルトのハヤシライスを食べていた江戸です。で、レンジで加熱した訳ですが、加熱後、ご飯のパックの中に「品質保存剤」が……。「取り出してください」という注意書きを見落としていたよ……orz。
いや、保存剤の袋が破れて中身が漏れているような事は無かったので構わず食べましたが、食べ終わった後に「袋が破れていなくても成分出てね?」という事に気づく。そうでなきゃ、保存剤の意味ないですものね。熱して大丈夫だったのだろうか……と、少しドキドキ。
まあ、某国からの輸入食品や、防腐剤がタップリかかっているであろうコン●ニ弁当よりはマシだと思っておこう……(;´Д`)。
さて、今日はネギま!キャラクター大辞典の第49回目をいってみましょうか。今回はこの人。
ナギ・スプリングフィ……違っ!!
いや、一応このネタをやっておこうかなぁ……と思って(笑)。本当はこちら。
ナギ・スプリングフィールド
ネギの父親にして目標としている存在ですね。その性格は、色々な面でネギとは正反対で、初対面の息子にデコピンをかますほどふざけた面があったりします。しかし、基本的には悪人ではないようですし、捉え所が無いのがかえって魅力になっているのか、人には好まれる傾向にあるようです。
また、あまり物事を深く考えないで行動しているような印象もありますが、その反面、直感力には優れていて、物事の本質を見抜く力があるので、あまり間違いを犯さないタイプであるようにも見えます。
いずれにしても、あらゆる面で大物である事は間違いないでしょう。
ちなみに「ナギ」という名前は、チーフアシスタントのMAGIさんがネットゲームで使っていたキャラクターの名前に由来していると思われます(表記は「なぎ」ですが。また、「ウルスラ」もそうです)。なお、そのキャラは女の子だったそうです(笑)。
さて、ナギは20年前にあったとされる先の「大戦」における英雄であり、その実力は「最強の魔法使い」と謳われるほどだったようです。そんな彼には「千の呪文の男(サウザンド・マスター)」という異名がつけられています。
しかし、実際には5~6個しか呪文を覚えていないそうです。
勉強は苦手らしく、魔法学校も中退している模様。ただ、53時間目(6巻)に出てきた別荘の蔵書量を見る限り、興味のある事柄に対しては熱心なのかもしれません。意外と
夕映にタイプが近い……?
ともかく、ほとんど呪文を覚えていないのにもかかわらず、何故「千の呪文の男」等という異名がついたのか、少々疑問に感じる部分もありますが、「千回連続でも呪文を唱え続けることが可能なほど強大な魔力故に」という解釈をすればさほど不思議ではないでしょう。魔力容量の大きさは、全キャラ中でも
木乃香に次いで二位なのだそうです。
その力は、ネギと同じ術を使っていると思われるシーンで見比べてみても歴然としていますよね。
また、もう一つの可能性としては、ナギの魔法を操る天才的な技量が由来になっているのかもしれません。例えば、ナギは殆ど呪文を覚えていませんが、しかしメモを見ながらならばかなりの数の呪文を扱う事が出来るようです。
ただ、これと同じ事を他の魔法使いが出来るかというと、それはかなり難しい事なのではないかと思います。実際、知識さえあれば誰でも飛行機の操縦が出来るのかと言うと、そうではないですよね。その知識を生かせる技術も必要な訳です。おそらくナギは、数多くの呪文に対応できるだけの技術と応用力を持っているのでしょう。知識面では駄目でも、技術面においては掛け値無しに天才だったという訳です。そして、もしかしたらメモさえあれば、本当に千種類の呪文を使う事も可能なのかもしれません。
この辺がその異名の由来になっている可能性も考えられます。
あと、関係ないかもしれませんが、ゾロアスター教に登場する悪竜「アジ・ダハーカ」は、千の魔法を操る強大な存在として恐れられており、ナギの強大な能力とこの竜のイメージを結びつけてあの異名が生まれた……と、考える事も出来るかもしれません。
さて、そんな最強の魔法使いのナギですが、「悠久の風」と呼ばれる魔法使いの団体に所属しており、その中で仲間達と「紅き翼」というパーティを結成していたようです(それが現在において、ネギ達のパーティ名「白き翼」の由来の一つとなっています)。そして、彼らは世のため人のために(?)世界中を駆けずり回っていたようです。
特にパーティの一員である
詠春の出身国である所為なのか、それとも麻帆良学園に強い縁でもあったのか(実際、25年前の麻帆良武道大会では優勝していますし、学園の研究もしていたようです)、その辺は定かではありませんが、日本にはよく訪れていたようです。ここで
エヴァンジェリンを倒して学園に預けたりもしています。
それ以外では、何処で何をしていたのかは謎ですが、人間界では10年前にイスタンブールで目撃されたのを最後に消息不明。また、魔法界でも同じ頃に「死亡」という発表が出されています。
その詳細は定かではありませんが、おそらく途中までは旅に同行していたと思われるパーティの壊滅と、その生き残りである
タカミチの証言が「死亡」の根拠になっているのでしょう。
ともかく、そのまま多くの人々に死亡したものと信じられていたナギですが、6年前にネギの故郷の村に姿を現しています。
そして、圧倒的な力で悪魔の群れを壊滅に追い込んでいますが、この時の容赦の無さを見ると、悪魔、あるいはこの悪魔が所属している敵対勢力にナギは憎悪を抱いているようにも見えます。この事から、私は妻(つまりネギの母)でも殺されるか何かしたのではないかと思ったのですが、実際にはどうなのでしょうねぇ……?
その後、ネギに対面してあの杖を彼に託しています。
しかし、「形見」とはどういう意味なのでしょう? まず考えられる可能性は、ナギが死期を悟っていたという事ですね。実際、この時のナギは少なからずダメージを受けています(何者と戦って受けた傷なのか、その仮説はこちら→
クウネルについての考察)。普段ははだけているローブの前も閉じていて、それは子どもに酷い傷を見せないようにする為の配慮だったのかも知れません。
更に、もしかしたら「左目を失っているのではないか?」と思えるような描き方もされていますね(『ベルセルク』の影響も随所に見られるネギま!ですから、充分有り得ます)。
これが致命傷では無かったとしても、この傷を抱えたままでは今後の戦いにおいては勝ち抜けないと考えたのかもしれません。
また、その他にも実は既に生者ではない(エヴァンジェリンのようにアンデッド化している)等、色々な可能性が考えられますね。
いや、そもそも、このナギが本当に本物だったのかという事も、まだまだ論議の余地があると思います。一時期、このナギは
クウネルが変化した姿ではないかという説もありました。
このセリフが、時間制限のあるクウネルのアーティファクトを連想させます。しかし、一応クウネル本人も自身の関与については否定していますが。
ただ、これはあくまで
「私は」という事で、何者かの力が介入して行われた行為までは否定していないようにも思えます。例えばクウネルが精神を操られる等して能力を使わされた可能性も有り得るでしょう。こうなると、クウネル自身は何かをしたという自覚はありません。
もしかしたら、ナギ本人はこなかったけど、息子や村を想う彼の心がクウネルに乗り移って奇跡を起こした……という事も有り得るのかも知れませんね(笑)。
それ以前に、クウネルが真実を語っているかどうかも怪しい訳ですが。例えば、163巻目(18巻)で彼はナギが生きている根拠を語っていますが、彼の言葉だけでは全てを納得する事は出来ません。
いずれにしても、この時より後のナギの動向は一切不明で、彼が今どのような状態に置かれているのかは謎のままですが、少なくとも表舞台に立てないなんらかの理由がある事は間違いありません。その理由にも諸説ありますが、いくつか例を挙げると、
「ナギがなんらかの呪いによって、若返った姿がネギ」とか
「呪いを受けて姿を変えられた結果がカモ」 等があります(笑)。このように本来の自分を失っているという事ですね。他にも、石化されている等、何らかの形で封印されているという可能性も有り得るでしょう。
しかし、個人的には
「実はラスボス」という線も捨てがたい。何らかの理由によって悪の魔法使いに身を堕としていたり、何者かに精神を乗っ取られていたり……。ネギま!には「父親越え」というテーマもあるらしいので、宿命の親子対決という事も有り得るように思いますが。何よりも、燃えるし泣ける!
まあ、現時点では何が真実なのか分かりませんが、ナギが置かれている現状を知る事が、そのままネギま!という物語の行く末を知る最大の手がかりとなる事は間違いないと思います。今後の彼の動向が気になりますね。
それでは今回はここまで。次回は「ナギの戦友(名称不明)」の予定です。