江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

叛逆の物語観て来た。

2013年10月31日 23時43分36秒 | アニメ・実写レビュー
 ども、家族の通院の為に町外まで出てきた江戸です。で、あいた時間を利用して映画を観てきました。


 そんな訳で、今日は『劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語』を観てきたので、それについて語ってみたいと思います。それにしても、なにげに劇場でアニメ映画を観るのって『機動戦士ガンダムF91』以来二十数年ぶりだわ……。

 ともかく、一応事細かに詳細を語るつもりは無いのですが、ネタバレ要素はかなり含まれると思うので、それが嫌な人は注意して下さい。

 まず、貰えるかどうか分からなかった先着順の特典ですが……、

     
 なんとかミニ色紙はまだあった……。個人的にはほむらが欲しかったけれど、新キャラが居る方が劇場版の特典っぽいので、これで納得するか……。なお、新キャラの声は阿澄佳奈だったけど、いつもよりも抑え気味の演技だったのか、ぼんやり聞いていたら彼女だとは気付かなかったかもってくらい地味だったような気がする。まあ、殆どオマケみたいな扱いだったし、他のレギュラーよりも目立ってしまったら意味が無いので、それで正解だけど。

 あと、パンフも買ってみた。実は劇場でパンフを買うのは初めて(アニメイトの通販で『風の谷のナウシカ』のパンフを買った事はあるが。当時は300円だっけか)。

     
 他の地域では売り切れもあったらしいけれど、こちらはまだ初回限定版があった。さすが地方! しかし、最初に現物を見た時は、これがパンフだとは気づかなかったわ(笑)。専用のケースに入っているのかと思ったけど、実際には厚紙と一体化しているのね……。ぶっちゃけ、すげー読みにくいので、コレクターズアイテムのつもりで買った方がいいかも(これが売り切れたら通常版のパンフも出るらしいし)。
 で、中にはスタッフ&声優のインタビューや設定画等が載っていますが、総監督とかが普通に「マミさん」ってさん付けで呼んでいるのにはちょっと笑った。もう年下とか関係なく、そう呼んでしまいたくなるキャラなんだな……。


 それでは内容の方ですが、冒頭のマナーに関する注意喚起映像に『物語シリーズ』忍野扇が出てきていきなり吹いた。制作会社と中の人(マミさん)繋がりか……。

 で、本編なんだけど、序盤は平和ですよね。一応魔法少女の戦闘シーンもあるんだけど、それすらも普通の魔法少女物みたいな感じで殺伐とした物が無いし(でも、変身シーンは普通じゃなかった気がするw)。いずれにしても、テレビ版ではあり得ない平和さなので、逆に切なくなってきて泣けましたよ。それに、まどかママ役の後藤邑子さんの声を病気で休業して以来初めて聞けたのも嬉しい。ようやく復帰を実感出来たわ……。

 まあ、平和とは言っても、劇団イヌカレー空間は凄まじかったと思います。テレビ版だとなんだか平面的でアニメ絵の中では違和感もあったのだけど、この劇場版では違和感無く画面にとけ込んでいたからなぁ……(最初は実写のぬいぐるみだとは気付かなかったわ)。この映像美を観るだけでも価値はあると思う。

 また、中盤になってくると作品の空気も本来の物に戻り、バトルも激しくなってきます。つか、マミさん強ぇぇぇ!? 油断していないとここまでの物なのか……。この状態の彼女に勝てる魔法少女ってほぼ存在しないんじゃね? まあ、そのマミさんと互角に戦えたほむらも大したものだけど。あと、さやかもかなり強化されていますよねぇ。この映画で一番成長を感じるのはさやかかもしれませんな。ただ、個人的に一番イメージが良くなったのは仁美だったりするんだけどね(枕を殴っているシーンと生首化が可愛いかったw)。

 そして終盤の展開ですが、さんざんネタバレを見た上だったので驚きはそれほど無かったのですが、やっぱり凄まじい物がありますなぁ……。で、あのほむらの行動は「まどかの意思を無視ししている」という意見もあるとは思いますが、そもそもテレビ版のオチもまどかはほむらの意思を無視して契約した訳だしお互い様なんじゃないかな……という気はしている。やっぱりほむらとしてはまどかが「人間として」救われていないとベストでは無かったという事なのでしょうなぁ……。

 あと、ああしないとQBがまどかを利用しようとするから、他に選択肢は無かったのかもしれませんねぇ……。パンフで脚本の虚淵氏は「所詮宇宙人レベルだから神様には勝てない」というような発言をしていますが、それはたぶん現時点での話であって、将来的にはどうなるかは分かった物じゃないしね……。まどかやほむらだって元々は普通の人間だった事を考えると、QBだって突然進化する事だって無いとは言い切れないし……。

 なんにしても、結果的にほむらが大きな闇を背負ってしまったけれど、まどかが概念化してからの彼女の目標って「まどかともう一度逢う」事だったと思うので、そういう意味ではまどかと再会した時点で目的は達しているという気がする。だから、「もう後は自分がどうなってもいいからまどかだけは守る」という覚悟完了の状態で汚い役回りも引き受けちゃったというか……。続編があれはそんなほむらをまどかが助ける方向で動くという展開になりそうだけれど、どうなる事やら……。二人がもうちょっと理解し合えば最適解もあるとは思うのだけどねぇ……。でも、すれ違ったままなら行き着く先は『デビルマン(漫画版)』エンドやな……。

 つか、続編があっても年単位で先の話なのかしら……。




 じゃ、今日はここまで。
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真夏の夜のユキオンナの思い出。

2013年10月18日 22時48分07秒 | 漫画レビュー
 ども、筋肉痛気味の江戸です。やっぱり自動車を4時間運転するとクるものがあるな……。あまり動いていないのに筋肉痛というのもおかしな話だけど、同じ姿勢を長時間維持している事が意外と筋肉に負荷をかけているのだろうなぁ……。あと、腰にも負担がかかるのでちょっと腰痛気味……。


 さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、昔の作品について語ってみましょうか。


●真夏の夜のユキオンナ(大山 玲)

     

     
 なんだかんだでもう20年くらい前に『ヤングマガジン海賊版』に連載していた作品。連載は読んでいなかったのだけど、なんとなく作風が好きで単行本は買っていました。

 で、主人公は陰陽師の家系に生まれながらも霊的不感症な為にどんな強力な物の怪の類に取り付かれても平気な男・晴明。そんな彼も齢1000歳の超強力な魔女兼雪女の閖は手に余る存在で、彼女に取り憑かれた事によって色々と面倒事に巻き込まれていくという……。そんな粗筋だけを読みと妖怪退治物っぽく感じる人もいるでしょうが、どちらかというと人間と妖怪との交流を描いている感じのコメディ(?)ですな。

 まあ、交流とは言っても主にエロ方面でだったりしますがね(笑)。実際、晴明は化け猫娘を娶って子供を作ったりもしていますしねぇ。ケモノ娘が好きな人にはお勧めですか? また、その一方では人間の嫁さんも貰っているので、ハーレム物だとも言えるのですが、この手のハーレム展開としては珍しく一夫多妻制の大変さを嫌と言うほど描いているところも見所ですな。甲斐性が無いと本当に辛そうだ……。

 ともかく、独特の雰囲気が合って私は好きな作品なので、作者の次回作なんかも期待してはいたのですが、これがまた中途半端に終わっている物ばかりという残念な状態に。本作も一応続編があるのだけど、単行本化していないという……。その辺はどうにかならんものかね……。



 じゃ、今日はここまで。
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ゴジラの思い出-ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS。

2013年10月17日 23時03分37秒 | ゴジラ
 ども、こごえている江戸です。昨日降った雪は平野部では夕方くらいまでに殆ど消えたのだけど(山にはまだ残っている)、だからと言って気温が急上昇しているという訳でもなく、むしろ室内の温度はかなり下がったような……。さすがにヒーターを稼働させているけれど、あまり効いている気がしないよ……。


 さて、今日は雑誌の感想ネタが無いので、久々にゴジラ映画について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS

     
 本作も通常版しか発売されていないのかな? でも、デフォでメイキング映像等が収録された特典ディスクが付属している辺り、前作や次回作よりは豪華仕様なのかもしれん。また、オーディオコメンタリーも2種類収録されています。

 で、本作は『ゴジラ×メカゴジラ』の続編という事で、ミレニアムシリーズの中では唯一の続き物となります。また、前作が初代『ゴジラ』の直接の続編という形になっていましたが、今作では初代『モスラ』の直接の続編という形にもなっており、初代で主演した小泉博が同一人物として出演しています。そのおかげで、他のモスラが登場する作品よりも初代『モスラ』と強い繋がりを感じさせる内容になっているかもしれません。それこそ下手をすると平成『モスラ』三部作よりも(笑)。その上、『モスラ対ゴジラ』のネタも含まれているし、『決戦!南海の大怪獣』のカメーバも登場しているので(死体役だが)、過去作品を知っている人間には色々と懐かしい物がありますね。

 そんな訳で、個人的には本作がミレニアムシリーズでは一番楽しめました。まあ、「ゴジラの骨を海に還せ」というモスラの参戦理由が少々強引に感じますが、それ以外はストーリー面で気になる所はそれほどありませんし、他作品では怪獣パートのオマケになりがちな人間ドラマパートも殆ど退屈せずに観る事ができました。

 また、テーマが明確にされている所も好感が持てます。本作におけるモスラ関連の描写は日米同盟や集団的自衛権を、そしてメカゴジラの存在も日本における軍隊や核武装の問題を意識しているようにも見えます。そんな風に社会問題を扱って単純な娯楽作では終わらない所が初代から受け継がれる伝統だと思うので(勿論例外的な作品も多いけれど)、個人的には高評価なのですよ。

 ただ、興行的にはシリーズでもワーストの部類に入っているというのが残念……。まあ、メカゴジラとモスラという人気怪獣を使って堅実な路線を狙っている時点で、「もう次は外せない」と追い詰められている感は出ているのですけどねぇ……(シリーズが順調ならもっと新怪獣を出したりして冒険しているだろうし)。つか、メカゴジラを出すとシリーズの終了が近いというジンクスが出来てしまった気がする……。


 それでは次回の『ゴジラ FINAL WARS』に続く。



 じゃ、今日はここまで。

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