江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

ネギま!キャラクター大辞典 第12回

2006年10月01日 17時18分13秒 | ネギま!・ネギま!?・UQ
 昨日から引き続き「うたわれるものラジオ」難民となっている江戸です。今日もアクセスてできねー……_| ̄|○。


 え~、1日ぶりのネギま!キャラクター大辞典です。2日連続は初めてですな。さて、今回はこの人。

     
     ヴィルヘルム・ヨーゼフ・フォン・へルマン 伯爵

 ヘルマンは何者かに麻帆良学園の調査を依頼されて学園に訪れました。その背後関係には、フェイト等の繋がりが予想されます。ただ、その性質は意外と紳士的で、絶対的な「悪」というほどの存在には見えません。が、目的のためなら相手に対して容赦のない攻撃を加える冷酷な面も持ち合わせています。まあ、彼の正体を考えると、それも当然と言えます。

     
 その正体は、かつてネギの故郷を滅ぼした悪魔の1人でした。強力な石化攻撃によって村人の多くを石化させており、ネギにとっては仇とも呼べる存在です。
 ネギは小太郎達と協力して、辛くもヘルマンを撃退していますが、実はヘルマンが本気でネギを倒そうとしていた場合、勝てなかった可能性がかなり高かったと思われます。これはネギ自身も「本気で戦っているようには見えませんでした」と言っていますし、事実そうだったのでしょう。ヘルマンの役目は、ネギと明日菜の脅威度を計る事で、倒す事ではなかったのですから、本気で戦う必要はなかったのです。実際、ヘルマンは、最も能力を発揮できるであろう、本来の姿でほとんど戦っていません。また、彼の石化能力も、相手を殺さない為の、彼なりの優しさのようにも思えます。もしかすると、元々戦いを好まない性質なのかも知れません。

 それ以前に、そもそも学園内に張られている結界内では、高位の魔物・妖怪の類は動けません。この結界の仕組みを分かり易く例えるのならば、「結界内に網目状にセンサーが張り巡らされており、それに巨大な魔力(あるいは魔物が発する特有の妖気や瘴気?)を持つ者が触れた場合、魔力を封印されるような仕組みになっている」という感じでしょうか? ただし「ある一定の魔力量以下の者は、その網目状のセンサーを反応させることなくくぐり抜けられる」という事になっているのでしょう。そうでなければ、ネギを始めとする魔法使い達も魔力を封じられてしまう事になるでしょうから。
 おそらく、ヘルマンはその穴を抜けるために、自らの能力にかなりの制限を加えていたものと思われます。だからこそ、その能力の低下を補うために、明日菜の魔法無効化能力を逆用するという手段を用いたのでしょう(もちろん、無効化能力の調査の目的もあったでしょうが)。それ故に、条件が違ってていれば、ネギ達はどうあがいても勝てなかった可能性が高い訳です。

 実際の所、悪魔で爵位を持つ者はかなり上級とされています。ヘルマンが名乗っている「伯爵」を悪魔の階級にそのまま当てはめると、その位はかなり高くなります。書物によっては『アスタロト』という魔王クラスの存在を擁する公爵よりも更に上位とされる場合もあるほどです。その辺を考えると弱いはずはありません。
 ただ、ヘルマン自ら「没落貴族」と名乗っている事から、何らかの理由で、元々能力が極端に弱められていた可能性もあるのかもしれません。

 さて、ヘルマンは消える寸前に、ネギへ「トドメを刺さなくていいのかね?」と聞いています。その時のネギの答えを聞いて彼は微妙な表情をしていますね。

     
 これについては、「復讐に狂うような相手ならむしろ御しやすい。仲間に引き入れる事も可能」という風にヘルマンは考えていたのかもしれません。例え相手が悪であれ、その存在を完全に消滅させるような行為は、人間で言えば殺人のようなものですからね。それを安易に行ってしまっては、その者の心には大きな闇が生じかねません。ヘルマンにとって、これはネギを堕落させる為の攻撃だったのだと思います。
 しかし、それをあっさりと拒絶されてしまい、ヘルマンは完全に負けを認めたのでしょう。だからこそ、石化された人々を救うためのヒントをネギに与えたのではないでしょうか。

 今後、ヘルマンの登場はおそらく無いと思われますが、個人的には結構良いキャラだと思うので、仮に登場した場合は、ヒーロー物の再生怪人のようなザコ扱いは勘弁してもらいたいと思います。


 それでは今回はここまで。次回は「エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル」の予定です。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (たき)
2006-10-03 00:29:19
個人的にはネギのピンチに颯爽と現れてくれないかなー、とか思ってます。
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Unknown (江戸まさひろ)
2006-10-03 19:03:01
コメント有り難う御座います。

そうですねー。

ヘルマンはそういう渋い役割も似合いそうですね。
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たとえ渋いおじ様好きの明日菜さんでも… (Unknown)
2011-08-20 21:46:08
明日菜さんは渋いおじ様は好きなんだけれども、こういうタイプはダメなんでしょうね…。
(8巻にてですが、ヴィルヘルム・ヨーゼフ・フォン・へルマン 伯爵に恥ずかしい姿をされてしまい、スケベな事を言った後、「このエロジジィ」と言いながら蹴ったシーンがあった為)
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Unknown (江戸まさひろ)
2011-08-21 19:42:00
Unknown 様

>明日菜さんは渋いおじ様は好きなんだけれども、こういうタイプはダメなんでしょうね…。
明日菜に対して敵対行動や失礼な真似をしていなければそうでもないと思いますよ。少なくとも、外見だけなら好みに入っている可能性はありそうです。
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