江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

ネギま!キャラクター大辞典第36回

2007年03月31日 20時31分32秒 | ネギま!・ネギま!?・UQ
 毎度! 昨晩は『学校の怪談』のDVDを観ていた江戸です。ええ、今や伝説的なあのパンチラアニメです(笑)。取りあえず、改めてみたら1話目からいきなり作画崩壊を起こしていて笑った。でも、色々とツッコミ所はあるものの、そういう細かい所に目をつぶれば、かなり楽しめる作品ですね。視聴率が高かったのも納得。
 あと、三話目でいきなり総集編に差し替えとなった「口裂け女」を題材としたエピソードがあるのですが、最近「口裂け女」が映画化したので、なんだか納得できない気分。アニメは駄目なのに映画はいいのか……(まあ、テレビ放映がネックだったのだろうけど)。つか、せめてDVDには収録して欲しかった……つдT)。



 さて、今日はネギま!キャラクター大辞典の第36回目をいってみたいと思います。今回はこの人。

     
     椎 名 桜 子

 桜子ですね。同姓同名の作家がいるけど、たぶん関係は無い。というか、あってほしくない(笑)。
 それはさておき、桜子はチアリーディング部三人衆の一人ですが、他の2名と比べると、現時点での彼女の扱いはイマイチ良くないように感じます。柿崎釘宮は比較的単独での動きが見られるのですが、桜子は未だに「3人1セット」の扱いから抜け出せていないのではないでしょうか。
 いや、初期の頃はまだ活躍の場が多かったのですけどねぇ。

     
 訳の分からない提案をしてクラスを騒動に巻き込んだりと、騒ぎの中心にいたような印象があります。しかし、その役割も徐々に裕奈ハルナ達に移っていったような……。

 また、チアリーディング部という性質上、桜子の行動は応援行為に関する物が多いのですが……

     
 基本的に漫画等では応援されている対象の方が主役として扱われ、応援している方は脇役に甘んじている場合が多いですよね。勿論、応援する方にスポットが当てられる事もありますが、それも例外的な場合がほとんどです。そんな訳で、桜子には元々メインエピソードを割り振られにくいという設定の土台があると思います。
 しかし、桜子が掛け持ちで所属しているラクロス部や、彼女の飼い猫(ちなみに、桜子をデザインした綾永らんさんの飼い猫がモデルらしい)との関係等に焦点を当てれば、単独でメインエピソードを得る事も可能でしよう。ただ、現状では夏休み編が終わった後となる可能性が高そうですが……。

 いずれにしても、現在の桜子は出番にあまり恵まれておらず、クラス内でも影の薄い部類に属していると言えるでしょう。

     
 一応、異様に強いギャンブル運を持つという特徴もありますが、超人揃いの級友達から比べると突出したインパクトもありませんしねぇ……(ところで、上のカットでは桜子の背後に『ラブひな』のキツネらしき人物がいますね)。

 ともかく、桜子のこの影の薄さが第4回目の人気投票にて30位という結果に繋がり、その後はやや持ち直した物の、未だに不振に喘いでいる事の原因となっているのではないかと思われます。
 しかし、これ以外にも桜子のある特徴が人気に影響を及ぼしているのではないかと、個人的には推測しています。
 それは、常時大きく開いている口です。

     
 桜子は常に口を大きく開けています。それは生徒名簿の写真も例外ではないという徹底ぶりで、原作においてはこれまでに5回程度しか口を閉じた事がありません。

     
 これは桜子が口を閉じている数少ない貴重なカットですが、こういうのが見られたのはごく初期の頃で、最近では全くと言っていいほど見られなくなりました。
 これは桜子が鼻炎気味で鼻呼吸が出来ない為……という事ではなく(それは私(^^;))、チアリーディング部にてより大きな声でアピールできるようにする為で、それがクセになってしまったようです。
 しかし、これによって、桜子の表情パターンが他のキャラクターよりも乏しくなるという弊害を生んでいるようにも思います。実際、桜子の表情は常に笑っているか、驚いているかのどちらかしか無いという印象が強いのですよね。まあ、これはこれで「明るくて元気なキャラ」という魅力でもあるとは思うのですが。
 だけどその一方では、感情の揺らぎが異様に少なく見える為に、人間的な厚みが無いように見えてしまいがちだとも思うのです。せめて桜子も「人並みに悩んだり悲しんだりする事もあるけれど、それでも笑顔を絶やさない強い人間だ」という描写でもであれば、彼女の評価は一気に変わると思うのですが、今のところ原作では出番すら少ない状態ですしねぇ……。

 あと、何を考えているのかよく分からないという事はたまにありますよね。例えば、

     
 135時間目(15巻)におけるチャオの送別会にて、猫を飼っていないはずのチャオに「猫砂」を贈るという意味不明の行動をとっています。これがネタだったのか、それとも何も考えずに只自分の好きな物を贈っただけなのかは、未だに判断がつきません(たぶん後者だとは思いますが……)。

 ともかく、現時点では桜子というキャラの本質はなかなか把握しにくい物があり、これが少なからず人気にも影響を与えているように感じます。この問題を解消する為には、やはりもっと多くの出番を桜子に与え、彼女がどのような人間なのかをより詳しく描写する必要があると思います。
 で、前述したようにラクロスや猫等の要素が、今後の桜子の出番を左右すると思うのですが、実はそれ以外にも彼女の出番を劇的に左右するかもしれない要素があります。

 まず、可能性は低いのですが、長瀬楓との関係。

     
 1時間目(1巻)にて、桜子は楓に何かをお願いしていますよね。これが何だったのかが気になる所です。もしも、桜子が楓の正体を知った上でのお願いだったのならば、これはネギま!の本流のストーリーに関わってくる可能性は充分にあるでしょう。まあ、あくまで小さな可能性ではありますがね。

 そして、もう一つ(こちらが本命)。桜子が明日菜やいいんちょと幼なじみだという事ですね。

     
 赤松先生の同人誌によると、14時間目(2巻)のいいんちょの回想シーンの中には桜子がいるそうです(他にも現在のクラスメイトもいるらしいのですが、確定情報は無し。裕奈はいるかな……?)。途中でクラスが離れた事はあるのかもしれませんが(しかし、麻帆良中はクラス替えが無いようですから、小学校もそうならずーっと一緒だったのかも)、明日菜達と付き合いが長いという事は確かでしょう。この繋がりから、桜子がなんらかの重要な役割を果たすのではないかと踏んでいるのですがねぇ。
 ともかく、今後の桜子の動向が気になります。


 それでは今回はここまで。次回は「シスター シャークティ」の予定です。
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私とゲーム音楽⑦ -新世界楽曲雑伎団-

2007年03月30日 20時09分16秒 | 画集・CDレビュー
 ども、天候が悪いと体調が崩れるような気がする江戸です。こちらは延々と曇り空で、たまに雪がちらついております。そんなすぐれない天候に合わせるかのように、なんだか私の身体もダルイ……(´・ω・`)。やっぱり気圧の関係とかあるのでしょうかねぇ……。
 まあ、昨日は4時間以下しか眠っていなかったので、その疲れが残っているのかもしれませんが。今日は8時間は眠ったのにやっぱり厳しい。体力が無いなぁ……。



 さて、今日はゲーム音楽について語るコーナーの第7弾!(前回間違って「⑤」にしちゃった……) たぶん今回が最終回です。いいかげん、ネタにつかえるCDのストックが切れてきたので……(;´Д`)。まあ、新しいのを買ったら何か語る事もあるかもしれませんがね。
 ともかく、今回はSNKの音楽チーム、「新世界楽曲雑伎団」の作品について語ってみようと思います。

 SNKといえば格闘ゲーム全盛期においては、格闘ゲーム業界で1、2を争うメーカーであったというのが私個人の認識でした。でも、その後の没落の様が凄まじくて泣ける……つдT)。そういえば、専門学校時代の友人が二人ほど入社していたのですが、現在は両名とも消息が知れず。今何やってるんだろ……(;´Д`)。

 それはさておき、そんなSNKのゲームを私が初めてプレイしたのは『サムライスピリッツ』でしたかねぇ……。

     
     サムライスピリッツイメージアルバム
 格闘ゲームはそれまでに殆どプレイした事は無かったのですが、『サムライスピリッツ』をプレイした事を切っ掛けにして、このジャンルに大ハマリしました。そして、このゲームをプレイする為に頻繁にゲーセンに行っていましたし、ネオジオCDも買いました(ロムは高価すぎて無理)。そういう意味でなら、我が人生で最も金をつぎ込んだゲームは、間違いなくこの「サムライスピリッツ」という事になるのでしょう。
 で、BGMの方も当然かなり好きで、このイメージアルバムは今でもよく聴きますね。そんな訳でほとんど全ての曲がお気に入りなのですが、特に好きなのはナコルルの「自然の宴」と、服部半蔵の「影」、そしてガルフォードの「鮪」。この忍者コンビの曲は、異様に格好いいので、機会があれば是非聴いて欲しい曲ですね。でも、出来れば2曲連続で。尺八がメインでスローテンポな曲調の「影」から、エレキギターがメインでアップテンポな曲調の「鮪」への移り変わりが見事なのですよ。
 
 そして、続編の「真サムライスピリッツ」もかなり好きで、やり込んだゲームです。

     
     真サムライスピリッツ アレンジサウンドトラックス
 こちらでもナコルルの「自然の宴 春」が好きです。綺麗な曲ですよね。その他では、チャムチャムの「獣女」や、黒子の「お調子六句」、羅将神ミヅキの「邪神」が特に好き。
 ともかく、この頃までの「新世界楽曲雑伎団」は文句の付けようの無いほどいい曲を提供してくれていました。しかし、後のシリーズがイマイチ。一応『斬紅郎無双剣』や、『天草降臨』等のアルバムも買ったのですが、今手元に残っていない事がそのクオリティを物語っていると思います。少なくとも私の好みではありませんでした。


 その他のSNKのゲームでは、『龍虎の拳2』のイメージアルバムもオススメ。

     
     龍虎の拳2 イメージアルバム
 やはり全体的に好きなのですが、特に好きなのがリー・パイロンの「中国老人-Metal Percus Mix-」、ミッキー・ロジャーの「栄光への序曲」、ジョージ・グローリーの「ムスタングマン」、ギース・ハワードの「ギースにキッス-Cyber Dub-」。
 「中国老人~」は、たまにテレビのバラエティ番組のBGMにも使われています。大体は中国料理を食べているシーンですが(笑)。あと、「ギースにキッス」は数あるギースのテーマのヴァージョンの中でも、これが一番好きですね。ギースの曲は、かなりファンの間で愛されているようなので、ある意味ではこれが「新世界楽曲雑伎団」の最高の曲と言ってもいいのかもしれません(個人的な主観ですが)。
 ちなみに、ゲームにおいてギースを倒す事は最後まで叶わなかった……。個人的には格ゲー最強キャラはこの『龍虎の拳2』のギース。


 さて、SNKにおいて看板作と言えば、ある時期においては確実に『餓狼伝説』シリーズであったと思います。『ザ・キング・オブ・ファイターズ』という意見もありそうですが、ゲームはともかく音楽的にはそれほど好きではありませんので無視。

 で、そのシリーズの中で、私が最高のBGMだったと思うのは『餓狼伝説スペシャル』の頃ですかね。

     
     
餓狼伝説スペシャル イメージアルバム part1、2
 これに収録されている曲はほぼ全曲好きですね。まあ、千葉麗子の歌は正直どうかと思いますが(笑)。でも、本当に良い曲ばかりです。まさにこの頃が「新世界楽曲雑伎団」の黄金時代だったと思います。
 そういえば、ネオジオCD版では、このアルバムの曲がそのままBGMとして収録されていたように思いますが、それ以前のオリジナルBGMも結構良かったですよね。リョウ・サカザキのステージで合いの手が入る所が好きだったのですが、それが無くなったのはちょっと残念。
 あと、ゲームではリョウ・サカザキに3秒でKOされたのも今となっては良い思い出です(笑)。

 で、「新世界楽曲雑伎団」の音楽はこの『餓狼伝説スペシャル』の頃がピークで、その後は急速に衰退していったというのが私個人の見方です。そんな訳で、その後の餓狼シリーズで買ったCDは、『餓狼伝説3』が最後となりました。

     
     餓狼伝説3 アレンジサウンドトラックス
 この時点では全然駄目というほどではないのだけど、以前ほどの魅力を感じなくなっていたのは事実です。まあ、これは「新世界楽曲雑伎団」に限らず、他のメーカーの音楽チームでも1995年頃をピークとして、それの後は急速に落ち込んでいっているような印象があるのですが。

 これは私の好みが変わったというか、時代の流れについて行けなかったという面もあるのかもしれません。この時期はプレイステーション等の次世代機が出始めていて、ゲーム音楽という物の様相が一変しましたから、それを私が受け入れられなかったという事は充分有り得ます。
 ただ、ゲーム業界も大きく動いていたので、制作環境が変わった為に慣れない制作体制を強いられたり、人材が他方面へ流出したり等の理由で、全体的に質が低下してしまったという面もあるのではないかとも思うのですがね。それが改善されないまま現在にいたってしまったような気がしてなりません。

 いずれにしても、最近ではゲームのサントラはあまり発売されなくなってしまいましたし、私自身が全くゲームをしなくなったという事もあって、良質なゲーム音楽に出会う機会が減ってしまいました。私にとっては、ゲームが数少ない音楽との接点だったので、なんだか寂しいですねぇ……。そんな訳で、ゲームの音楽について語るのは今回でひとまず最後です。また沢山語れるような状況になればいいんですけど、現状では難しいかなぁ……。


 じゃ、今日はここまで。
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ネギま!キャラクター大辞典第35回

2007年03月26日 17時46分54秒 | ネギま!・ネギま!?・UQ
 毎度! 相変わらず寝起きから疲労感を感じている江戸です。う~ん、あまり質のいい睡眠をとれていませんねぇ……。たぶん、睡眠中に呼吸が止まっていたりするんだろうなぁ……(;´Д`)。



 さて、今日はネギま!キャラクター大辞典の第35回目をいってみたいと思います。今回はこの人。

      
      ザジ・レイニーデイ

 ……難物ですなぁ。現時点では原作よりもアニメ等、別の媒体での活躍の方が多いくらいですからね。その所為でザジについてはほとんど情報が無い状態で、名前の正確な表記でさえ未だに何が正しいのかよく分かっておりません。「ザジ」だったり、「レイニーデ」だったり……。赤松先生の公式サイトでは「レニーデイ」と表記された事もあるようですが、マガジンやアニメ等では「ザジ・レイニーデイ」となっておりますので、今回はこれでいかせてもらいます。

 ともかく、ある意味ネギま!という作品の中で最大の謎とも言っても過言ではないザジですが、実は公式ではない場所では既にその正体のヒントとなるものが提示されていたりします。これについては知っている人は知っていますし、作中の少ない情報の中から予想している人もいると思いますが、それでもネタバレになるので、それを知りたくない人は今回は読まない方がいいです。でも途中まではOK。

 さて、謎の多いザジですが、彼女の謎は1時間目(1巻)のカラーページで初登場した瞬間から提示されていました。

     
 コミックを破壊するつもりで開かないとスキャニング出来ないという困った位置にいます(結局、この為に1巻をもう一冊買ってきた……)。
 まあ、それはさておき、このザジの姿から彼女の正体が吸血鬼なのではないかと私は予測しておりましたが、後にエヴァンジェリンが吸血鬼である事が判明した為に、その可能性はほとんど無くなりました。しかし、見るからに人外な容貌である事から魔物……少なくとも魔法関係者である事は確実ではないかとの予想されました。
 
     
 実際、カモと同様の使い魔と思われる鳥をいつも連れ歩いていますしね(手品用に飼っているとの説もあり)。

 そして、ザジもエヴァンジェリンのように、強敵としてネギの前に立ちふさがるのではないかと予想されていました。一部では「ラスボスではないか?」という説も囁かれていたほどです。

     
 確かに、72時間目(9巻)でクラス全員が集合しているシーンでは、ザジ一人だけが離れた場所で映っています。まるで他の人間達とは相容れない存在である事を示唆しているかのようでもあり、何か決定的な溝を感じさせます。やはり、いずれはネギと敵対するのでしょうか。
 勿論その可能性は未だに消えてはいませんが、しかしザジはきな臭い動きを一切見せません。ほとんどの登場シーンでは、只漠然そこに存在しているだけです。というか、喋る事すらありません。

     
 普段は全てジェスチャーによって、他者との意思疎通を行っているようです。よく授業等が成り立っていたなぁ……と不思議に思いますが、よく考えたら、私の小学校の同級生にも、全く喋らない人がいました(失語症ではないが、家族など一部の人間としか会話しないらしい)。先生も扱いに困って、授業中は半ばその子の事をスルーしていたような……。今にして思うと結構問題のある対処法だった気も……(;´Д`)。
 でも、おかげでなんとなくザジの授業風景が想像できます。おそらく、教科書の朗読等はザジにさせないようにするという暗黙の了解が教師や生徒の中にあったりするのでしょうね。
 しかし、ザジは全く喋る事が出来ないのではなく、その気になればちゃんと喋る事が出来るという事実が72時間目(9巻)で判明します。

     
 この時のザジは、自らが所属する「曲芸手品部(外部)」主催のサーカスへネギを招待している訳ですが、普段喋らないザジがあえて喋ってまでして誘った事から、このサーカスにはなんらかの秘密があった事が推測されます。それが何だったのかは、学園祭三日目に起こった、チャオの歴史改変未遂事件によって、ネギもサーカスへ行くどころの騒ぎではなくなってしまったので、結局分からず仕舞いとなってしまいました。
 しかし、もしもネギがこのサーカスへ行った場合、チャオの事件に匹敵する何らかの事件が起こっていた可能性が高かったのではないでしょうか。だからこそ、二つの事件を両立して描く事は困難だという判断から、ザジのイベントは見送られたのかもしれません。

 さて、結局の所、ザジは学園祭のサーカスで何かを企んでいたのでしょうか? それとも何も企んではいなかったのでしょうか? それを推測する為には、ザジがどのような目的を持って麻帆良学園に訪れているのか、更には彼女自身の正体を知る必要があります。ハイ、ここからはザジの正体について語ってみたいと思いますので、ネタバレが嫌な人は注意。
 ザジの正体を探るヒントは、1時間目のカラーページの他に、彼女の仲間の存在にあります。

     
 学園祭に現れたザジの仲間は明らかに人間ではありません。下顎がリョウメンスクナノカミをはじめとする鬼神等と同様の形状をしている者がいる事から、ザジもまた「鬼(西洋で言うところの悪魔?)」に類する存在である事が推測されます。つまり、「ザジは魔族である」という仮説が成り立つ訳です。
 そして、この仮説には実のところ既に答えが出ています。無論、公式ではありませんし、某同人誌にて提示された情報ではありますが。しかし、この情報を提示したのが赤松スタジオのチーフアシスタントであり、ザジのデザインもしたMAGIさんなのですよね。
 その同人誌でMAGIさんが描いたザジには悪魔を思わせる翼がありました。更に胸にはある紋章が描かれていたのです。ネギま!の読者なら見覚えがある紋章です。

     
 それは65~66時間目(8巻)に登場した悪魔の額にあった紋章です。この事から、ザジが魔族だというのはほぼ確定だと見てもいいでしょう。おそらくザジが参加していた「ナイトメア・サーカス」という名称の繋がりから、「ナイトメア=夢魔(サキュバス)」の類である可能性が高いものと思われます。
 ただし、本編でこの設定がそのまま使われるとは限らないので、あくまで「初期設定においては」という事になるとは思いますが。

 さて、ザジがネギの故郷を襲った悪魔となんらかの繋がりがある事から、必然的にフェイト・アーウェルンクスやへルマンとの関係が考えられます。だとするのならば、フェイトやヘルマン達とザジの目的は類似している可能性は高くなりますが、現時点では彼らの目的もいまいちハッキリとはしていないので、ザジの目的も結局は謎のままという事になります。

 そもそも、最近では「ザジは敵対勢力である可能性が高い」という、その大前提が間違っているのではないという気がしないでもなく。
 最近の人間に友好的な彼女の態度を見ると、仮にザジが魔族であったとしても、ネギの故郷が襲われた事件等に、彼女個人は全く関与していないのではないかと思えます。ネギの故郷を襲った悪魔も、結局は何者かに召還されて操られていただけなのでしょうし。
 もしもそうだとするのならば、ザジは魔界から友好的な目的を持って、人間界に留学しに来ているだけに過ぎないという事も有り得るでしょう。彼女の好きなものが「人間」である事から、これが「食材」という意味でないのならば、「人間の研究」等がザジの目的として考えられると思います。そして、人間を観察しているうちに影響を受けて、少しずつ3-Aの色に染まってきているのではないでしょうか。

  
 実際、初期の頃はクラスで起こる騒ぎを、千雨と同様にシニカルな視線で傍観しているような印象がありましたが、166時間目(18巻収録予定)ではようやく騒ぎに参加するようになりましたし。ただ、ここであえて、話をややこしくしそうな美空にパスをまわすあたり「本当に友好的なのか……?」と、疑問に思わないでもないですが(笑)。あるいは、サーカスに来なかったネギへの当て付けか。

 いずれにしても、ザジが今後の物語に大きな影響を与える事は間違いないと思うので、彼女が活躍する時が来るのが楽しみです。個人的には「ザジの力を借りてラスボスがいる魔界に突入」とか、そういうファンタジーのお約束的な燃える展開が欲しいですね。


     
 最後に、ザジがチャオに贈ったこの友達は、ゴジラ並のサイズに成長して未来の世界で大暴れしている事を妄想してみたり(笑)。そのうちチャオが引き連れて現れないかなぁ……。



 それでは今回はここまで。次回は「椎名桜子」の予定。
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私とゲーム音楽⑥ -廃盤のオススメ-

2007年03月25日 18時01分20秒 | 画集・CDレビュー
 ども、今日は珍しく早朝から起きていて、アニメ等を観ていた江戸です。
 で、初めて『恐竜キング』を観たのですが、むう……恐竜が物凄く画面から浮いているなぁ……。『ムシキング』の時の昆虫はほとんど違和感なかったのに、なんだこの差は……。う~ん、中途半端にリアルなのがいけないのかな……。まあ、これなら無理して毎週観るほどでもないかな。
 逆に『Yes! プリキュア5』は久しぶりに観たらちょっと面白くなっていた。なんだか黄色い子が良いキャラしてるなぁ。「お前、ちょっと空気嫁!」と、ツッコミたくなったわ(笑)。つか、天然キャラで名字に「春日」が入っているって事は、大阪の系譜か?(違) いずれにしても、睡魔にさえ負けなければ、この娘の為に毎週観ても良いような気がする。



 さて、今回は既に廃盤になっているような古いゲーム関連のCDを紹介したいと思います。

 まずはいきなり前世紀の遺物、カセットテープ! もうかれこれ20年ほど昔の代物です。そろそろ再生できる機器を持っている人も少なくなっているかもしれませんねぇ。


     
     オール・オーバー ザナドゥ
 パソコンゲーム『ザナドゥ』のアレンジアルバムですね。ゲーム自体は友人の家で1時間ほど触っただけだったのに、それでも何故か買ってしまった一品です。たぶんなゲーム音楽に飢えていた時期だったのでしょうね。
 で、なんとなく買ったこのアルバムですが、大当たりでした。収録曲がことごとく名曲です。特に「Scenario Ⅱ Ending Theme」は当時の私にとって衝撃でしたね。当時のゲームのエンディングテーマって、穏やかな曲調の物が多かったのですが、この曲は勇ましいのですよ。もう、「戦闘シーンの曲?」と思ってしまったほどです(アレンジなので原曲は違うのかも知れませんが)。なんだか価値観を大きく変えられましたね。
 あと、テープの最後に爆発音が入っているので、初めて聴く人はかなり驚く事でしょう。友人に聴かせたところ「ラジカセが爆発したのかと思った」と言っておりました(笑)。



     
     リトルプリンセス マール王国の人形姫2
 日本一ソフトウェア作『リトルプリンセス マール王国の人形姫2』のサントラ。作曲の佐藤天平さんはかなり好きな作曲家さんです。本当は『魔界戦記ディスガイア』のサントラをベスト作として挙げたい所ですが、アレはなかなか入手出来なくてねぇ……(元々限定版のオマケですし)。
 でも、この『リトルプリンセス』のサントラも非常に良い出来ですよ。ミュージカル調の挿入歌は聴いていると楽しくなりますね。個人的にはオープニングの「おてんば姫」やエンディングの「小さな姫の決意~想いが語り継がれるように」は、小学校の音楽の授業とかで教えてもいいレベルだと思う。
 あと、「戦士のさだめ」はかなり燃えます。『ディスガイア』の例のアレもそうですが、佐藤さんのヒーロー物っぽい曲は絶品ですな。



     
     ライトブリンガー
 タイトー作『ライトブリンガー』のサントラ(たぶん)。
 ゲーム自体はゲーセンで数回プレイしただけなのですが、これが結構気に入っていたらしく、偶然サントラが売られていたのを発見した際に思わず購入。勿論、大変満足のいく内容でした。まあ、元々タイトーの音楽チーム『ZUNTATA』は評価の高い集団ですから当然なのでしょうけど(私はRPGがメインなので、あまりタイトーのゲームに触れる機会は無いのですが)。
 あと、『ライトブリンガー』の作曲担当である古川典裕さん繋がりで、こちらのアルバムも良いですよ。

     
     舞 姫
 こちらでは『ライトブリンガー』にて短いヴァージョンで収録されている曲がフルで聴けます。これが、しみじみとして良い曲なんですわ。



     
     TEN PLANTS 2 CHILDREN SONGS
 厳密にはゲーム音楽ではないのですが、植松伸夫等ゲームミュージックの著名作家が「童謡」をテーマに曲を持ち寄って作ったオムニバスアルバムです。内容に関しては、結構作家によって個性が出ているので好き嫌いが別れる曲があるかもしれません。取りあえず私は笹川敏幸さんの「平原の子」がたまらなく好き。この曲を聴き入っていると本気で泣きそうになる……(´;ω;`)ブワッ 。
 ちなみに、見ての通りこのアルバムは「2」です。当然「1」もある訳ですが、まだ入手していない……。シリーズが続いてくれれば手に入る機会もあっただろうに。残念だ……(´・ω・`)。


 さて、これらは中古屋でも発見する事はが困難だと思われますが、もし見かける事があったら買っても損は無いと思いますので(あくまで私の主観ですが)、是非手に取ってみてください。


 じゃ、今日はこの辺で。
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35万HIT御礼。

2007年03月22日 18時54分35秒 | 落書き
 ども、特に書くことが無いほど平坦な生活を送っている江戸です。たまには町外にでも遊びに行きたいものですが、収入と支出のバランスを考えるとなかなか……。下手に同人ショップ等をハシゴすると数万円は消えますからねぇ……(^^;)。



 さて、今日の話題は……、



 ……と、いう事です。毎度ご贔屓いただきありがとう御座いました。お陰様で先日、35万HITとなりました。
 このブログも、あともう少しで1周年を迎えますが、これまで大きなトラブルもなく続けてこられたのも、皆様のおかげで御座います。そして、今後も格別のお引き立てをいただければ幸いに存じますm(_ _)m。

 え~と、今回の記念絵はアーニャですね。今までは記念絵に微エロな要素を入れるという縛りをかけていたのですが、その条件だと前回のアキラを超えるものは当分描けそうになかったので、今後は自由気ままに描いてみようかと……(^^;)。しかし、今回はちょっとテキトー過ぎますな……。でも、いい構図のアイデアが出なかったんですよ(時間もかけられなかったし)。スラスラと色んなポーズを描ける人が羨ましい……(´・ω・`)。

 あと、もう一枚描いてみました。



 なんというか、ネギは32番目のヒロインという感じですよね(笑)。またいつか女装をしてくれることを期待しています。

 ところで、今回は適当な紙が無かったので幼児向けのお絵かき帳を買ってきて、それに下描きをしたのですが、うわ、紙質悪いなぁ。さすがは約百ページで150円程度の紙です。そんな訳でペンが紙に引っかかってガタガタになってしまいました。むう……これは慣れが必要だな……(勿体ないので最後まで使うつもりらしい)。


 じゃ、今日はここまで。
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ネギま!キャラクター大辞典第34回

2007年03月18日 22時33分37秒 | ネギま!・ネギま!?・UQ
 毎度! いつもより早起きしてみたものの、結局眠り足りなくて昼寝をしてしまった江戸です。でも、朝は集中力があるのか、同人作業が効率的に出来るようなので、早起きして原稿を描き、昼に眠るという生活パターンを導入してみるのもいいかもしれません。まあ、いずれにしても駄目人間の生活スタイルですが。就寝が午前3時以降というのは変わらないし……(;´Д`)。



 さて、今日はネギま!キャラクター大辞典の第34回をいってみようと思います。今回はこの人。

     
     佐々木 まき絵

 第一回目の人気投票でいきなり第1位を獲得し、そして第二回人気投票でもV2に輝いた恐るべき存在。第一回人気投票を受け付け始めたのは1時間目からだったと記憶していますが、1時間目は勿論、それから数話の間、まき絵にはほとんど出番を与えられておりません。それにも関わらずの1位獲得ですから、これはネギま!人気投票史上において、夏美の大躍進&急転落に並ぶ大きな謎だと言えるでしょう(笑)。

 まあ、そんなまき絵の人気の要因については、いくつか推測する事が出来ます。まず一つ目は、単純に見た目が可愛かったという事です。

      
 1時間目の時点では特にこの辺なんかが良い感じだと思うのですが。というか、これ以外でまき絵が目立って描かれている箇所は生徒名簿以外ではほとんどありません。しかも、中には生徒名簿と同じ髪型で描かれているカットもあるので、一瞬別のキャラかと間違えそうになった事もありました。
 しかし、その少ないアピールチャンスで最大限の効果をあげたのですから大したものです。

 もう一つの人気の要因としては、前作ラブひな』のヒロイン、「成瀬川なる」のイメージを微妙に引き継いでいたからではないでしょうか。

     
     成瀬川 な る
 見比べてみるとそれほど似ている訳ではないのですが、私が1時間目を読んだ時に成瀬川と同じ匂いを感じたのはまき絵なのですよね(後々、千雨が最も成瀬川の外見に似ているという結論に至りましたが)。後に声優がついた時も、成瀬川役をやっていた堀江由衣さんが配役された事を考えると、やはりどことなく似ている部分があったのでしょう。
 ちなみに成瀬川は『ラブひな』の人気投票において常に首位をキープしていた人気キャラです。なので、その成瀬川のイメージをまき絵が引き継いでいるのならば、彼女は元来から人気キャラになれる強い素養があった言えます。

 いずれにせよ、この人気投票の結果によって、まき絵はメインキャラへと昇格し、マガジン編集部にも「マキマキ」という愛称を付けられてもてはやされる事になりました。

     
 そして、結果として「バカレンジャー」入りが決まったのだと思われますが、これは逆に言うと、「人気が出なければバカになる事も無かった」という事なのでしょうかね……。確かに、2巻巻末の初期設定画を見ると、バカと言うよりはむしろ賢そうに見えます。しかし、現在では成績面では明日菜が最下位ですが、脳天気な性格が災いして、まき絵がクラス一のバカキャラの座をいいんちょと争うという事態に(笑)。彼女的に学力を代償として得た扱いがこんなので、本当に良かったのだろうか……(^^;)。
 
     
 まあ、ファンとしてはこのバカキャラ具合も愛すべき要素ではあるのでしょうがね。「バカでごめんねー」は初期のまき絵にとっては最大の名言だと言えるのではないでしょうか。

 また、人気によって出番が増えたものの、ウルスラ2-Dに絡まれたり、ゴーレムに捕まったり、エヴァンジェリンに襲われて半吸血鬼化したりと、まき絵は次々に不幸に見舞われました。まるで幸運を売って出番を買ったかのようです(笑)。
 しかしそれでも、半吸血鬼化はまき絵がよりメインの存在となる大きなチャンスではありました。

     
 半吸血鬼化していた頃の記憶を微かに残しているようですし、これが魔法バレの伏線なのではないかと期待されていましたよね。しかし、今のところそのような気配は全くありませんねぇ……。今後これが伏線として生きてくるのかどうかが気になります。

     
 また、最近では電子空間に進入して変身したり戦ったりもしているのに、物事を深く疑わない性格の所為で、やはり魔法の存在には気づきそうにもありません。なんだか、まき絵が魔法バレするのは、クラス内でも一番最後の方であるような気がしてきた……。ある意味ではかなり不憫です(;´д⊂)。

 ただ、ひとたび魔法バレしてネギパーティ入りすれば、まき絵は即戦力になれる有望なパートナー候補ではあると思います。初期の段階でも既に超人的な身体能力を身につけていたようですし。

     
     
 取りあえず、「謎のリボンテクニック」はもう一般人が扱えるような技術じゃないよ!(笑) それに、人間一人分程度の体重なら余裕でつり上げられる事は実証済みですし、実は見た目からは想像できないほどの筋力がある事も推測できます。これには、まき絵が特殊な家系の出身で、必殺シリーズの勇次みたいな暗殺術でも叩き込まれているのではないかと勘ぐってみたり(笑)。
 更に半吸血鬼化した影響が微妙に残っていて、身体能力が大幅に向上している可能性も有り得ます。だから、バトルでも武道四天王等の武闘派キャラに次ぐ活躍が期待できそうなのですけどねぇ……。

 ただ、まき絵は日常の風景の中にいる事が似合うキャラだと思うので、極力魔法バレさせないという扱いもアリだとは思います。しかし、それだとネギパーティ入りしているキャラ達から比べると、活躍が少なくなりがちになるというマイナス面もあったりします。最近、まき絵の人気投票の順位がなかなか上位に食い込めないのは、この微妙な立ち位置と無関係では無いのかもしれません。

 しかし、アニメの『ネギま!?』の影響で、まき絵復権の兆しがあるようにも思えます。ほとんどメインのストーリーに絡まないキャラ達の中でも、「弄られキャラ」というかなり美味しい特別扱いを受けていたお陰で、最近になってまた人気が上昇しているようにも感じます。まあ、あの扱いには賛否が分かれるところではありますがね。

     
 しかも、最近は原作のまき絵も微妙にアニメの影響を受けているような気がしますねぇ。バカキャラに一層拍車がかかったような……(^^;)。

     
 それでも、かつてネギがエヴァへ弟子入りする為のテストの際には、ネギに対してしっかりとした理解を示していますし、只のバカキャラでは無いという所もまき絵の魅力です。またこういうエピソードも見たいものですね。
 


 さて、ネギま!の中で「ショタコン」と言えば「いいんちょ」こと雪広あやかだと思いますが、ショタコンに関してはまき絵も負けてはいないと思われます。

     
 初期の頃はそういうイメージはあまり無かったのですが、コミックを読み返してみると、5時間目(1巻)には既に「情けない」という級友達のネギへの評価に対して、いいんちょとほぼ同様の不満げな反応を示しています。

     
 この頃から既に、まき絵はネギに対してかなりご執心であったようです。まあ、この時点ではまだネギの事を弟やペット感覚で可愛がっていたものと思われます。
 ところで、まき絵には実際に弟がいるようです。

     
 普通なら自分の弟のイメージも重なる為に、年下の男の子に対して「萌え」なる感情を抱きにくい筈なのですが、そうではない所を見るとまき絵は筋金入りのショタコンだと言えるかもしれません。あるいはブラコンの気もあったりするのでしょうか? いずれにしても、まき絵がネギ対する接し方に遠慮が無いのも、弟によって異性に対する免疫がついているからだというのは確かでしょうね。

     
 しかし、いくら遠慮が無くてもこれはやり過ぎだ(笑)。完全にセクハラでんがな……(;´Д`)。ネギの事を「大人」だと言いつつも、やはり彼の事をまだ子ども扱いしているのでしょう。
 たぶん、ネギの事情をもっと知ればこういう子ども扱いも無くなっていくのでしょうが、その時は魔法バレしてネギパーティ入りする時でしょうな。果たしてそんな日が来るのか来ないのか……。


 
 それでは今回はここまで。次回は「ザジ・レイニーデイ」の予定です。
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私とゲーム音楽⑤ -すぎやまこういち-

2007年03月16日 19時14分36秒 | 画集・CDレビュー
 ども、まだ微妙な体調が続いている江戸です。陽が沈むと体調が崩れるような感じ。でも、陽が出ている時間帯はほとんど眠っているという矛盾(笑)。今日も午後3時起床です。この昼夜逆転の生活が一番問題なのでは……(^^;)。



 さて、今日はすぎやまこういち氏の作品で、主に『ドラゴンクエスト』シリーズについて語ってみたいと思います。

 私がゲーム音楽というものを初めて意識したのは、間違いなく『ドラゴンクエスト』の1作目です。この1作目のエンディングテーマには震えるほど感動したものです。

     
     組曲 ドラゴンクエスト

 で、当然初めて買ったゲームのサントラは『ドラゴンクエスト』なのですが、見ての通りCDではありません。あの当時はまだCDがほとんど普及しておらず、カセットテープ(コンパクトカセット)が主流となっておりました。CDが普及し始めたのは、ⅢとⅣの間くらいだったような。
 ちなみに定価は2500円で、当時はまともに小遣いというものを貰っていなかった私にとってはかなり高額な代物でした。だから誕生日等、何かの記念日のプレゼントとして買った貰ったような記憶があります。そんな訳で、初期のドラクエのサントラは全部買うという訳にはいかない経済事情がありました。結局、ⅡとⅢのサントラは購入に至らず、友人から借りた物をダビングして聴いていましたね。
 なお、ドラクエのサントラには同時にオーケストラアレンジも収録されているのが一つの売りですが、これは1作目からの仕様です。このオーケストラアレンジを切っ掛けにして、クラッシックに興味を持った人も多いかもしれません。私もたまにクラッシックを聴きます。

 その後、CDが普及し始めて、私自身の経済状態も多少は良くなったので、Ⅳ~Ⅶのサントラはちゃんと購入しています(ちなみにⅦ以降のゲーム自体は未プレイ)。でも、一昨年に部屋の床が抜けた際に、荷物整理(重量軽減)の一環として売ってしまいましたが。

     
     ドラゴンクエスト伝説

 と言うのも、このベスト盤ともいえるアルバムがあれば、既存のCDはほとんど必要が無かったので。なにせ、名曲とされる曲のほとんどは収録されていますからね。
 収録曲で特に好きなのは、「序曲のマーチ(Ⅴ)」、「海を越えて(Ⅲ)~新曲 不吉な前兆」、「愛の旋律(Ⅴ)」、「戦闘(Ⅰ)、「広野を行く(Ⅰ)」、「戦い~死を賭して(Ⅱ)」、「ジプシーダンス(Ⅳ)」、「おてんば姫の行進~武器商人トルネコ(Ⅳ)」、「戦火を交えて(Ⅴ)」、「馬車のマーチ(Ⅳ)」、「大魔王(Ⅴ)」、「鎮魂歌~ほこら(Ⅲ)」、「栄光への戦い(Ⅳ)」、「おおぞらをとぶ(Ⅲ)」、「冒険の旅(Ⅲ)」、「戦闘のテーマ~アレフガルドにて~勇者の挑戦(Ⅲ)」、「そして伝説へ(Ⅲ)」。
 まあ、Ⅰ、Ⅱ、Ⅵのエンディングテーマや、Ⅶ以降の曲は収録されていないので、それはちょっと残念ですが、個人的にはドラクエの音楽のピークはⅢだと思っているので、その辺の名曲が収録されていればそれで満足。
 取りあえず「冒険の旅」や、「勇者の挑戦」は最高に好きです。「そして伝説へ」に至ってはもう神曲ですよね。ドラクエの全シリーズを通しても、この曲を超える名曲は無いと信じております。でも逆に言えば、その後のシリーズの音楽は個人的には「ちょっとイマイチ」という印象があったりするのですが……。

 また、最近思うのですが、すぎやま氏はドラクエのような中世ファンタジー的な題材よりも、それ以外の題材の方が得意なのではないかなぁ……と。実際、パソコン版の『ウイングマン』のオープニングテーマを聴いた事がありますが、その曲もかなり良い感じでしたし、『ゴジラvsビオランテ』では、活き活きとした曲を作っていたように感じました。そして『伝説巨神イデオン』に至っては、アニメ史上でも最高レベルのBGMだったと思っています。すぎやま氏は、もう一度イデオンのような作品に携わってくれないかなぁ……。

 ところで、競馬の例のファンファーレは、前々から「ドラクエっぽいなぁ……」と思っていたのですが、やっぱりすぎやま氏の作曲だったのか(笑)。


 じゃ、今日はここまで。
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ネギま!が実写化……?

2007年03月15日 18時52分19秒 | ネギま!・ネギま!?・UQ
 ども、昨日の風邪気味状態からなんとか復活した江戸です。でも、まだまだ油断出来ぬ……。



 さて、ネギま!が実写化するというニュースによって、ファンの間に激震がはしっているようですが、私も不安感を拭えない心境にあります。

 実写化に関してはまだ正式発表されていないので詳細はよく分かりませんが、純粋に喜んでいるファンは皆無に近い事でしょう。誤報であることを願っている人もいるかもしれません。
 まあ、実写化が仮に事実だとしても、ネギ役に本物のイギリス系の子役(日本育ちで日本語は完璧)を使うくらい配役にこだわってくれて、特撮も現在放送している『ウルトラマン』や『仮面ライター』シリーズのレベルでやってくれるのなら期待できるのですが……。
 いや、登場人物が30人をはるかに超えている時点で、シナリオ的に破綻する事が目に見えているような……。だって、今のドラマって大抵1クールくらいしかやらないでしょ? その限られた枠の中で、全員を活躍させるのは難しいでしょうからねぇ。無理矢理出番を作っても、不自然な展開になるだけでしょうし。
 おそらく、大多数のファンが納得出来る良作として仕上がってくる可能性はあまりにも低いと言わざるを得ない。

 む~……なんというか、神がまた新たな試練を与えたもうたという感じですな(苦笑)。まあ、私としては既に悪魔的作画崩壊等、数々の試練を乗り越えてきた後なので、ある程度の耐性を身につけているつもりではありますが……。しかし、それでも実写化は、これまでで最大の試練となりそうです。

 
 とりあえず、私としては茶々丸の出来が最大の懸念事項。どう考えても、全キャラの中で最も目を覆いたくなる状態になってしまう可能性が高いような……つдT)。

 他にも「副次的な弊害が生じないか?」という不安もあります。例えば、実写化によって新たなファン層が開拓されると思うのですが、その事によって、ネギま!ファンの界隈に、今までとは全く異質の人種が流入してきて対立の構図が生まれる……とか。他にも色々と危惧している事があります。実際にはどう転ぶか分かりませんが、やはり安心して実写の完成を待つというのは難しい事でしょう。
 
 だから、現時点で実写化に対して何かを期待するような事は一切しません。実写ががどれほど悲惨な仕上がりになったとしても受け止められるように覚悟を決めるのみです。そして原作とは別物だと割り切って、それなりに楽しむ所存ではあります。まあ、鑑賞しながら悶絶するようなマゾ的な楽しみ方になるとは思いますが……(;´Д`)。
 ただ、もしも実写の出来が私の予想を上回る良い出来であった場合は、それ相応の評価をして、応援してあげるつもりではありますが。出来れば、良い意味で私の予想を裏切って貰いたいものですねぇ。


 じゃ、今日はここまで。
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DDDの罠。

2007年03月14日 18時09分40秒 | ラノベ
 ども、微妙に熱っぽい江戸です。なんか身体がだるいなぁ~と、思いつつおでこに手を当ててみると微かに熱いような……。やっぱり風邪を引いているのかな? ちょっとお腹の具合も悪いし……。



 さて、今日は奈須きのこの小説『DDD』についての感想等を。
 なお、ネタバレが嫌いな人はこれより先は読まないで下さい。この作品は前情報が無い状態で読んだ方が楽しめると思います。


     
     DDD ①(奈須きのこ)

 先日、札幌に行った際に買ってきたのですが、ようやく読み終わりました。これまで奈須きのこの作品は『空の境界』しか読んだ事は無いのですが、その『空の境界』が結構複雑な話だった記憶があるので(注:内容はほとんど忘れている)、この作品も多少気構えて読み始めました。しかし、意外と文体がコミカルなので「小説としては読みやすい部類かな?」というのが第一印象。
 まあ、中にはかなりエグイ描写もありますし、序盤の段階ではちょっと把握しにくい設定もありますが、比較的スラスラ読める感じですね。

 さて、ここで一つネタバレをしますが、カバーに描かれている人物は「男」です。最初にこの事実を知った時は、かなり虚を突かれた気分になりましたが、しかし、この作品に仕掛けられていた大きな「罠」に比べれば、それは些細な事でした。
 ともかく、多少意表を突くような展開があったものの、それらは既存の作品に使われているものから大きく逸脱した仕掛けではないと思いながら読んでいたのですが……ある時、とんでもないペテンにかけられていた事を思い知らされるのです。 思わず何十ページも前の文章を読み返してしまいましたよ。もう、種を明かされるまで騙されていたという自覚が全く無いという経験は本当に久しぶりです。それくらい綺麗に騙されました。
 いやはや、これは漫画や映画等では絶対真似できない表現手法ですよね。故に、小説でしか味わえない楽しさという物を久々に味わいました。

 そんな訳で、「これは面白いなぁ」と思いながら更に読み進めていたのですが、するともう一度似たような「罠」に引っかかっていた事を知って「また、やられたあぁーっ!?」と驚愕。いや……ここまでやられると笑うしかありませんな。もう完敗を認めざるを得ない(何に負けたのかはよく分からんが)。

 ともかく、個人的には久々に「買って全く損は無かった」と断言できる作品でした。だから早く続きが読みたいのですが、雑誌掲載のペースを考えると、次が出るのは2年後くらいだろうか……(´・ω・`)。取りあえずPS2版の『Fate/stay night』を買って我慢しようかな……。


 じゃ、今日はここまで。
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私とゲーム音楽④ -光田康典-

2007年03月11日 18時31分32秒 | 画集・CDレビュー
 ども、未だに冬眠状態から抜け出せない江戸です。気温が低いといくらでも眠れてしまう……(´・ω・`)。


 さて、今日は久々にゲーム音楽について語ってみましょう。今回は光田康典さんについて。


     
     クロノ・トリガー

 やはり光田さんの曲とのファーストコンタクトになったのは、この作品ですね。私はどちらかというとバトル系の曲を好むのですが、『クロノ・トリガー』においては、フィールド曲等の方が私の好みに合っている場合が多かったりします。
 特に好きな曲は、「クロノ・トリガー」、「みどりの思い出」、「ガルディア王国千年祭」、「風の憧憬」、「ガルディア城~勇気と誇り~」、「カエルのテーマ」、「王国裁判」、「ラヴォスのテーマ」、「ロボのテーマ」、「ボス・バトル2」、「魔王決戦」、「時の回廊」、「ジール宮殿」、「シルバード~時を渡る翼~」、「世界変革の時」、「ラストバトル」、「星の祝祭」、「エピローグ~親しき仲間へ~」、「遥かなる時の彼方へ」。
 中でも「魔王決戦」は、これで光田さんのファンになったとも言える曲なので思い入れがありますね。
 ちなみに「カエルのテーマ」は、スーパーファミコン版だとフルヴァージョン入ってないので、サントラで初めて完全版が聴けます。あと「ラヴォスのテーマ」もそうだったかな?



      
      ゼノギアス

 次に光田さんの曲に出会ったのがこのゲーム。「バベルタワー」が悪夢のような難易度を誇っている事を除けば良いゲームでした。音楽の方も当然良い曲が多かったです。
 特に好きな曲は、「冥き黎明」、「STARS OF TEARS」、「遠い約束」、「熱砂の街タジル」、「憧憬」、「グラーフ 闇の覇者」、「つわものどもが夢のあと」、「傷もてるわれら 光のなかを進まん」、「蒼き旅人」、「悔恨と安らぎの果てに」、「紅蓮の騎士」、「風が呼ぶ、蒼穹のシェバト」、「飛翔」、「翼」、「祈り、人の望みの喜びよ」、「覚醒」、「神に牙むくもの」、「最先と最後」、「SMALL TWO OF PIECES~軋んだ欠片~」。
 「遠い約束」には何回か泣かされたなぁ……。あと、「最先と最後」のオペラにも度肝を抜かれた記憶があります。
 ともかく、この『ゼノギアス』から数年後に、私は光田さんの事を「この人は天才だ」と確信するのですが、この作品でも既にその片鱗が現れていますな。



     
     クロノ・クロス

 実はゲームを買っていないのですよね。その所為なのか、あまり曲に対して思い入れが無かったりします。ゲーム中に何度も曲を繰り返して聴くという事が無かったために、ほとんど曲が記憶に残っていないのですよ(唯一エンディングが印象に残っているくらいで)。
 というか、サントラの内容が気に入らなかったからゲームを買わなかった可能性も考えられますが。『ゼノギアス』の延長の路線を期待していた私にとっては、ちょっと期待はずれだった面はいなめないと思います。あと、戦闘系の曲を好む私としては、これぞという戦闘系の曲が無かったのも大きいかも。ラスボス戦(?)も『クロノ・トリガー』や『ゼノギアス』のと比べると地味というか……。
 でも、他の人の評価はかなり高めなので、私の感覚がおかしい可能性の方が高いですな……(;´Д`)。



     
     ゼノサーガ

 で、『クロノ・クロス』で個人的にはちょっと評価を下がったと思いきや、この『ゼノサーガ』で光田さんは一気に「神」へと昇格! う~ん、やっぱり光田さんって、ちょっと宗教色が入った曲をかかせると、掛け値無しに天才だと思う。
 特に好きな曲は……もうほとんど全部! でも、あえて挙げるとすれば、「Gnosis]、「戦闘するKOS-MOS」、「虚無の浜辺」、「The Miracle」、「Albedo」、「Ω」、「Last Battle」等々。
 しかし、続編では光田さんが降りてしまったのが非常に残念でなりません。私にとって、光田さんの音楽と田中久仁彦のキャラがゲーム購入の最大の理由だと言っても過言では無かったのに、この二人を降ろした関係者は何も分かっちゃいねぇ……。あと、モモのパンチラを無くしたり、邪神像だったりと『エピソードⅡ』には物凄い裏切られた気分だ。萌え要素が足りなさすぎるよ!(笑)



 で、最近はあまりゲームも買っていないので、光田さんの曲と触れる機会はほとんどありません。せめて有名タイトルに携わってくれれば、ゲームは無理でもサントラくらいなら買うのですが。しかし、マイナータイトルだとサントラも出ない場合が多いですしねぇ……。出来れば『ゼノ』シリーズの新作で復活というのが、一番理想的なのですが……。
 あと、数年前に『ぷぎゅる』のアニメの音楽を担当していた事を知った時は心底吹いた(笑)。思わずアニメのDVDを買ってしまったじゃないか! しかし、一体どのような経緯で担当するようになったのかが気になる……。



 じゃ、今日はここまで。
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出鼻をくじかれた。

2007年03月10日 19時58分25秒 | 落書き
 ……という訳で、昨日の記事に関する表示バグの対応を考えていたら、気が滅入ってしまった江戸です。ともかく、不具合に気づくのが遅れた事が非常に悔やまれる。読みにくい状態で読む事になってしまった人には、本当にゴメンナサイm(_ _)m。
 でも、ブラウザソフトによっては、まともに表示されたりしている場合もあるのかしら?


 まあ、ともかく、ごっそりと更新意欲が削がれたので、今日は昔描いた絵を貼って誤魔化しておきます。


     

 6年くらい前の絵ですね。キャラは『デュープリズム』のファンシー・メル。ある意味では最強キャラ。あと、スクウェアのゲームとしては数少ないパンチラをしたキャラでもあります(笑)。


 

 こちらは3年くらい前に出したオリジナル小説本のキャラ。「宗教批判」をテーマにしたら、物凄く手こずってしまい、結局執筆に1年以上かかったような……。やはり、未熟な技量でこういうものに手を出すものじゃないなぁ……と思いました。でも、いずれまた挑戦してみたいテーマではあります。
 ちなみに、知人に読ませてみたところ、女性からの反応の方が良かったんですよね。ちよっと百合要素があったのに……(笑)。


 じゃ、今日はここまで。
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ネギま!キャラクター大辞典第33回

2007年03月10日 17時35分25秒 | ネギま!・ネギま!?・UQ
 毎度! 昨晩は『ラブひな』のテレビシリーズのDVDを観ていた江戸です。このアニメが世に出た当時は、原作信者の私としてはイマイチ気に入らない部分がありました。おそらく、オリジナルの展開がかなり入っていた為に、その部分が受け付けなかったのでしょう。しかし、ある程度原作への熱が冷めた今になって改めて観てみると、普通に面白いですな……。特に絡繰り人形の「萌」が登場していた回は思わず泣いた……(´うω;`)。今なら良作認定してもいいような気がします。
 しかし、その後にネギま!第1期のDVDを観て頭を抱えるorz。うぁー……やっぱり、この作画崩壊だけは未だに許せねぇ……(いや、シナリオ等もかなりアレでしたが……)。まあ、さよの回は泣けるのですが、全体的にはやはりレベルが高い作りだったとは言い難いですな。正直、各話を観ていて一番面白く感じる部分が次回予告だという時点でもう……(;´Д`)。うん、これを観た後なら、イマイチ評判が芳しくないネギま!?も全面的に支持できる気がする(笑)。



 さて、今日はネギま!キャラクター大辞典の第33回目をいってみましょう。今回はこの人。


     
     佐 倉 愛 衣

 麻帆良学園の女子中等部の二年生で、魔法生徒の一人ですね。そんな愛衣が初登場したのは、79時間目(9巻)における魔法先生&魔法生徒の会合の場です。

     
 ただ、この時点では名前が分からず、その為に読者からは「箒娘」、もしくは「成瀬川メイ」と呼ばれていました。ええ、前作『ラブひな』のファンにとっては、愛衣の姿は非常になじみ深いものでした。つまり、アニメ版のオリジナルキャラクター、「成瀬川メイ」に酷似していたのです。
 
      
 原作の方でも2コマだけ登場しています。外見上で見られる愛衣との大きな差異は、髪飾りの有無程度でしょうか。ちなみに声優は相坂さよ役でお馴染みの白鳥由里さんです。

 成瀬川メイは、『ラブひな』のヒロインである成瀬川なるの義妹です(アニメでは義父の、原作では義母の連れ子という設定です)。性格はかなりのお姉ちゃんっ子で、姉のためならば色々と策謀を巡らせる事も厭わないという過激な面を持ち合わせています。優等生タイプの愛衣とは微妙に性格が異なりますが、アニメでの成瀬川メイが小学校の高学年程度の年齢だと推測される事から、後の精神的成長具合を加味すると、それほど性格が違うという訳でもないのかもしれません。

 で、この成瀬川メイと佐倉愛衣は同一人物なのか否かという疑問も当然浮上していた訳ですが、愛衣のフルネームが明らかとなった現在では、同一人物である可能性はかなり低くなっています。しかし、母の旧姓を名乗っていると仮定するのならば、まだ可能性が無い訳でも無く。

     
 ただ、愛衣の両親(血縁関係は不明)は魔法関係者らしいので、彼女が成瀬川メイと同一人物ならば、成瀬川家も魔法使いの家系という事になってしまいそうですが。まあ、あの京都神鳴流を上回りかねない超人集団「浦島家」と縁戚関係を結んでいるくらいですから、それも有りと言えば有りという気がしないでもない(笑)。
 しかし、129時間目(14巻)における愛衣の言動から察するに、実家が魔法界にある可能性も高そうなので、やはり成瀬川メイとの関連性は低いようです。


 さて、魔法生徒としての愛衣ですが、79時間目(9巻)においてチャオの偵察機の存在にいち早く気づいた事から、索敵能力は麻帆良学園でもトップクラスだと言えそうです。

     
 また、愛衣はアメリカのジョンソン魔法学校への留学経験があり、魔法演習でオールAの好成績を取った秀才で、無詠唱呪文もこなします。この事から、もしも麻帆良学園に来た当時のネギが愛衣と対峙した場合、ネギはひとたまりもかかっただろうと言われています。

 しかし、現在では実戦経験が乏しい所為か、実戦をくぐり抜けて鍛え上げられたネギパーティの面々から比べると大幅に実力が劣るような印象があります。実際、戦闘には連戦連敗を繰り返していますし。

     
 しかも、高確率で脱がされる(笑)。なんだか、ネギに関わってからは没落の一途を辿っているような……。
 また、119時間目(13巻)ではチャオのメカ軍団との戦いで魔力切れを起こしているという描写も見られます。やはり、ネギ等から比べると、圧倒的に魔力容量が小さいという事なのでしょう。これが体術によってある程度戦闘力を補えられるのならまだマシなのですが……

     
 ネギや小太郎らの体術にはほとんど反応できずに敗北しているので、あまり実戦向けの術者では無い事が推測できます。おそらく、後方支援で最も実力を発揮するタイプなのでしょう。

      
 実際、愛衣の持つアーティファクト「オソウジダイスキ」の能力は敵全体に対して武装解除を行い、相手の攻撃能力を削ぐという、言わば戦闘の補助的な能力です。また、どうやら飛行補助の能力もあるようです(通常の箒よりも高速で飛べる?)。

     
 これもまた、攻撃的な能力ではありませんね。

 また、愛衣が得意としている術の属性は「火」のようですが……

     
 この属性は、他の属性よりも比較的殺傷能力が高い属性だと推測できます。しかし、後方支援型のタイプであるらしい愛衣は、この属性を活かしきっていないという面があるのかもしれません。そもそも、彼女は他者を傷つける事を好まないタイプのように見えますし。
 ところで、愛衣は泳げないそうですが……

     
 これは「水」と相反する「火」の属性を持っている事が、何らかの影響を与えていたりするのでしょうか? ちょっと気になるところです。


 さて、愛衣はアーティファクトを所有している事から、何者かと仮契約をしていると思われます。

     
 契約した相手は「お姉さま」と呼んで慕っている高音・D・グッドマンである可能性が高いようです。やっぱり、仮契約のキスはしたのでしょうか? しかし「お姉さま」と呼んでいる割りには、それほど二人の間に百合的な物は感じないので、案外「儀式」と割り切って、淡々とキスしたようなイメージもありますね。

     
 しかし、愛衣にはかなりミーハーな一面もあるようなので、上級生の優等生が相手だからと、ノリノリでキスしてしまったという事も同時にイメージできますな(笑)。
 また、原形となる成瀬川メイにも重度のシスコン(お姉さま萌え?)の気があったようですし(なるが義理の姉となる以前から姉が欲しいという願望があったらしい)、その辺の影響があるのかどうか。果たして愛衣が高音の事を具体的にどのような対象として見ているのかが気になる所です。まあ、高音の方は「指導すべき妹分」程度にしか見ていないような気がしますが、さて……。


 じゃ、今回はここまで。次回は「佐々木まき絵」の予定です。
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めびう~♪

2007年03月08日 17時28分37秒 | アニメ・実写レビュー
 ども、微妙にお腹の調子が悪い江戸です。うむ~消費期限が3日ほど過ぎたパンを食べたのがまずかったのだろうか……(;´Д`)。



 さて、今日は先日買ってきたDVDの感想等を書いてみたいと思います。


     
     ネギま!? ⅡSP
 う~ん、世間での評判はともかく、私は嫌いじゃないです。嫌いじゃ無いんですけどね……。でも、ぶっちゃけ高い! 4話収録ならまだしも、3話収録で7千円超は暴利だと言わざるを得ない。他のアニメシリーズみたいに売り上げが悪い訳でも無いのだから、単価はもっと下げられる筈だよね? ともかく、ネオパクティオーカード商戦とか、搾り取れる所からは可能な限り搾り取ろうとしているとしか思えない、スターチャイルドの方針は正直嫌いだ。どうにかならんかな、この辺は……。
 まあ……貯蓄が尽きないうちは、なんとかDVDだけは買っていこうかなぁ……とは思っていますが。でも、それ以外の関連商品には一切手を出すつもりは無……いや、スカカードのぬいぐるみは買ってしまうかもしれない……(;´Д`)。


     
     BLACK LAGOON The Second Barrage 002
 双子の為に買ってきた。しかし、同じく双子のエピソードが収録されているはずの「001」は入手できず。うわ~ん、何処にも売ってねぇ~!!つдT)
 それにしても、この双子編……やはり地上波に乗せるのには色々と問題があったようで、各関係機関との綿密な話し合いがあったようですな。だけど、そのおかげで原作のイメージを崩さない出来になっていると思います。むしろ、アニメになってよりキッツイ鬱になっているというか……(;´Д`)。しかし、それだけにエンディングテーマでは泣いたよ……(´;ω;`)ブワッ 。


     
     ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟
 今回の本命。出来れば劇場でも観たかった作品です(結局観られなかったけど)。で、内容に関しては大満足。多少CGがゲームの画面っぽい所とかあるんですけど、そういう細かい所にこだわらなければかなり楽しめる作品だったと思います。
 とはいえ、やはり作品の性質上、「ある程度ウルトラマンが好き」という前提が無ければ誰もが楽しめるというものではないでしょうけども。でも、私はぶっちゃけ昔のウルトラマンシリーズの記憶ってあまり無いのですよね。最近は再放送もしてくれないし、内容はかなり忘却の彼方です。そんな状態ですから、他のファンの方から比べると思い入れは少ないのですが、それでもウルトラ兄弟が揃っている光景には感動しましたよ。いや、もしかしたら濃いファンの方が観ると、否定的な意見が出てくる可能性もありますけどね……。でも、あまり悪い噂は聞かないですよね。
 また、敵の宇宙人もほとんど記憶にない者もいるのですが(特にナックル星人。ブラックキングはおぼえているのに……)、それでもなかなか魅力的な悪役でした。取りあえずテンペラー星人が、『ガメラ3』のイリスのように皮膜を広げて飛行するシーンは格好良かったなぁ……。今までは、それほど格好いい宇宙人だと思ってはいなかったのですが、180度見方が変わりましたね。
 ともかく、現在テレビで放映されている『ウルトラマンメビウス』内でのウルトラ兄弟の活躍に、何か物足りないものを感じている人は必見の映画です。まあ、ファンの人は言われなくても既に観ているとは思いますが(笑)。


 じゃ、今日はここまで。
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札幌放浪。

2007年03月05日 00時54分44秒 | Weblog
     

 ども、ハルヒのフィギュアメイト?(箱を捨てたら、正式な商品名が分からなくなった)を2個買ったら、宇宙人コンビが揃ってしまった江戸です。取りあえず長門だけが欲しかったので、これでもう買う必要は無いや。


 さて、本日(日付が変わったので正確には昨日ですが)は、ちょっと札幌へと遊びに行ってきました。確かスキーの世界大会でしたっけ? あまり興味がないのでよくは知らないのだけど、その最終日だったので、「混雑しているかなぁ~?」と思っていましたが、実際にはそんな事も無く。むしろ、大会会場に人が集中したのか、いつもよりも人が少ないようにさえ感じましたね。つか、札幌市の中心部にはほとんど雪が無いので、よくスキー大会が出来たな……という感じです。
 でも、そういう大きな大会が重なっていたので、某ビルがけたたましくサイレンを鳴らす消防車5台くらいに包囲されて、重武装した隊員が中へ突入していったのを目撃した時は、「テロかっ!?Σ( ̄ロ ̄lll)」と、つい思ってしまった私を誰が責められようか(笑)。まあ、ガス会社の車がウロウロしていたので、たぶんガス漏れ事故の類だと推測されるのですが、結局詳細はよく分からず……。明日の新聞にでも載るかなぁ?


 ところで、札幌に行ったのは、ただ遊ぶ為だけではなく、先日ショップへ委託した本の売り上げ状況を確認する為でもありました。

     

 現在とらのあな様で委託販売をしていただいている『GO GO 夕凪』ですが、店に並んでから3~4日程度しか経っていないのにもかかわらず、札幌店では既に残り3冊(見本誌除く)程度になっておりました。どうやら売り上げは順調なようです。お買い上げ頂いた方には心より感謝を申し上げますm(_ _)m。
 で、早期に在庫が無くなる可能性も出て来ましたので、購入希望の方はお早めにどうぞ~。もちろん、ず~っと売れ残っている可能性も充分有り得ますがね(笑)。
 一応、近日中にメロンブックス様でも委託販売が開始される予定ですが、小数部しか委託していないので、下手をすればとらのあなの在庫よりも早く無くなる可能性があるので注意。
 あと、知人(お約束)の衛藤さんの本もまだ残っていたので、よろしかったら一緒にどうぞ~。

     
 ただし、18禁なのと、半分小説なので注意です。内容は妻妾同衾みたいな感じで原作を先取り?(笑)


 その後はオタグッズ等を買いあさったり、偶然代々木アニメーション学園を発見したり、鰤の解体ショーを見ながらお寿司を食べたりしていたのですが、夕方頃になって前日から来ていた両親や弟一家と合流。そして、北海道一の高層建築物「JRタワー」の展望台を見学して来ました。しかし、入場料は700円。高っ!!Σ(゜Д゜;) つか、入場券売り場に3人くらい係員がいたような気がするのですが、アレって一人で充分なんじゃ……。人件費抑えて、その分安くしろよ……と思わないでもない。あと、ワタクシ、同人誌等のオタグッズが満載された大荷物を抱えていたのですが、危険物だと怪しまれないかと、内心ビクビクしておりました(笑)。まあ、結局ノーチェックだった訳ですが、調べられていたら悶絶モノでしたな(;´Д`)。
 で、展望台に登ってみたのですが、風景はこんな感じ↓(携帯撮影なので粗い画像ですが)。

     
 札幌市の全域が見渡せます。下を見ると、人間が1~2ミリ程度のサイズに見えて面白かったです。しかし、だからと言って「人がゴミのようだ」とか思ったりはしてませんよ?(笑) いや、後でその事に思い当たって、マジで後悔したり(を)。折角だから、ムスカ様気分を満喫すれば良かった……。

 その後は帰路について現在に至る。いつもなら戦利品の感想も書く所ですが、実はまだ読んでいない物もあるので、それはまた後日に。取りあえず今日は一旦更新を終えて、また夕方にでもジャンプの感想を書きたいと思います。


 じゃ、また。
コメント (2)
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おるすばんエヴァちん。

2007年03月04日 00時28分13秒 | 落書き
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