江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

ネギま!キャラクター大辞典第42回

2007年05月20日 21時25分57秒 | ネギま!・ネギま!?・UQ
 毎度! 昨晩は異音に怯えていた江戸です。なんだか、部屋の何処かから「キリキリキリ」という感じの音が……。虫!?何処かに虫でもいるの!?Σ(゜Д゜;≡;゜д゜) でも、姿は全く見えず。つか、そもそもあんな鳴き方をする虫なんか知らないのですけど……。だけど、音の発生源が移動していたので、生物である事は確実っぽいな……。いずれにしても、虫嫌いとしてはちょっと安心して眠れなかったわ……(;´Д`)。



 さて、今日はネギま!キャラクター大辞典の第42回目をいってみましょうか。今回はこの人。

     
     高畑・T・タカミチ

 名前から察するに日系のハーフか?(生まれは魔法界っぽいですが) 表向きには麻帆良学園女子中等部の英語教師(ただし臨時講師扱い)であり、ネギの前に2-A(※1-Aから引き続き受け持っていた物と思われる)の担任でもありました。また、美術部の顧問でもありますが、これは形だけである可能性が高そうです。
 そんなタカミチの裏の顔は魔法使いなのですが、これは1時間目の時点である程度予想していた読者も多いのではないでしょうか。

      
 カラーページで意味深な感じで登場していますよね。その他にも、ネギの魔法学校の卒業シーンにおいて、一人だけローブを被っていない人物がいるのですが、髪型が似ているっぽいので「もしかしてこれはタカミチなんじゃないかな?」と、私は予想を立ててもいました(実際にはどうなのか、それは未だに判明していませんが)。
 また、今にしてみると魔法発動体となる指輪も1時間目からしている事が分かります。

     
 このように初期から伏線はかなり張ってあったのですが、彼についての素性がハッキリとして来たのは学園祭編になってからなので、当初は魔法使いだけではなく戦士だという可能性も考えていました。
 まあ、その予想もある意味では当たっていたようで、タカミチは肉弾戦を主体とする戦士タイプの術者でした。学園広域指導員でもあり、学園内で発生した幾多の抗争、バカ騒ぎを鎮圧した事から「デスメガネ」等の異名を持つという、意外と武闘派な一面を持っています。

 その戦闘スタイルは「居合い拳」と「咸卦法」がメインとなっています。

     
     居合い拳
     
     咸 卦 法
 これらの技の詳細については本編の方が詳しいのでそちらに譲りますが、実はこれらにはモデルと思われる物が存在しており、作中に初登場した際には「真田流居合い拳?(中平正彦作『学園帝国 俺はジュウベイ!』内で使われた技)」とか「メドローア?」とか「ヘルアンドへブン?(『勇者王ガオガイガー』の技)」とか、読者から色々と言われた物です。まあ、咸卦法については後にネギま!独自の設定も追加されたので、多くの作品の中で見られる類似技の一つとして片付けられますが、居合い拳についてはまんまだったので、正直「いいのか?」とも思いましたね……(;´Д`)。

 ともかく、かなり高い戦闘能力を持っているタカミチですが、実は生まれつき呪文詠唱が出来ないという魔法使いとしては致命的なハンデを背負っています。

     
 これはおそらく、呪文に力を乗せるために必要な「言霊」を操ったり、「精霊」と交信したりする才能が決定的に不足している等の理由が考えられます。たぶん無詠唱呪文ならば扱えるでしょうが、それでも使える術の種類は多くないのかもしれません。実際に、実戦では居合い拳と咸卦法以外の技や術はほとんど使用していませんし(使う必要が無かっただけの可能性も高いけど)。
 ただ、術の使用に関しては、なんらかの魔法アイテムによってそれを補っている可能性も高そうです。

     
 例えば、空中に足場を作る術ですが、これは他の魔法使いが使用している一方で、魔法使いではない(はずの)龍宮も使用している(155時間目((17巻))参照)ので、魔法アイテムの力を借りている可能性も充分に有り得るでしょう。また、武道大会編においてチャオに拘束された際には自力で脱出していますが、その手段は未だに判明していません。

     
 しかし、口の中になんらかのアイテムを隠し持っており、それを利用して脱出した可能性はかなり高いでしょうね。ただ、仮にタカミチが呪文詠唱をする事が出来たのならば、このようなアイテムに頼る必要も無かったでしょうけども。そういう意味では、落ちこぼれと言われても仕方がありません。

 それを見返すためなのかどうかは定かではありませんが、後に高名なガトウ・カグラ・ヴァンデンバーグへと弟子入りしたようです。これが縁でタカミチはナギパーティの一員となったのでしょうね。

     
 ただ、この時点ではまだ咸卦法はマスターしていませんし、ナギ達の足手まといになっていた可能性の方が高いように思います。もしかすると、それがナギパーティ壊滅の一因になっている事も考えられますな。

 いずれにせよ、ナギパーティ壊滅後のタカミチは、明日菜を連れて日本へと向かいます。
     
 これは木乃香と同様に安全な麻帆良学園に明日菜を匿うという理由があったと思いますが、タカミチ自身は修行をする事も目的としていたのかもしれません。おそらく彼はナギパーティの壊滅を目の当たりにして自身の実力不足を嫌というほど痛感したのでしょう。そして、かつて同級生だったというエヴァンジェリンの別荘での修行に入ったようです(※時間の流れが違うので効率的に修行が行える)。

     
 この事から、タカミチはエヴァの弟子のようなものであった事が推測されます。そう考えると、エヴァのタメ口云々というセリフも「師匠に対して失礼だぞ」という意味合いもあるのかもしれません。
 また、タカミチはこの別荘にて数年がかりで咸卦法をマスターしたようですが、この事から彼が戸籍上では30歳前後であるにも関わらず、実年齢は更にそれよりも数歳高いという事が判明しました。これで初登場時のあの老け方も納得(笑)。でも、最近は若返っていますよね。当初は50代でも通じそうでしたが、今なら戸籍上の年齢相応にも見えます。

 その後、タカミチは5~6歳くらいだと思われるネギの前に姿を現して、彼に戦い方を教えたりもしています。

     
 タカミチは自ら「強くなった」と言っているくらいですから、自分でも納得できる実力を手に入れたと判断し、エヴァの別荘での修行を終えたものと思われます。そして、この頃からかつてナギパーティが所属していた団体「悠久の風」での活動を本格的に再開したのではないでしょうか。

     
 だとすると、魔法世界の雑誌で表紙を飾るほどの有名人という扱いは、実のところここ2~3年の事である可能性が高そうですね(少なくとも5年以上昔から……という事はないでしょう)。意外と最近の事なのですな。

 ただ、この魔法世界での評価は、タカミチにとっては不本意な事なのかもしれません。実際、彼は進んで危険な任務をこなしているようですが、これは自らを危険にさらして何かを償おうとしているのだとも受け取れます。その償おうとしている事が、ナギパーティの壊滅に関する事なのか、それともガトウや明日菜の回でも語っていますが、明日菜を欺いている事に関する事なのかは定かではありませんが、いずれにしてもタカミチ自身は誰かに評価して貰いたくて行動している訳ではないという可能性が高いように思われます。ある意味では「悠久の風」での活動は、彼なりの逃避の手段であるのかもしれません。それを好意的に評価されれば逆に後ろ暗さを感じてしまうでしょうね。


     
 あるいはこのセリフの真意にはそういう意味があるなのかもしれません。


 さて、今後のタカミチですが、いずれナギパーティ壊滅の真相や明日菜の素性について語ってくれる事もあると思うのですが、それがいつになるのやら……。でも、早ければ現在進行中の「夏休み編」でそういう展開もありえるかもしれませんねぇ。夏休み中ならば魔法先生としての仕事も無いでしょうし、あるいはネギ達が訪れた魔法界に彼が姿を現す事もあるかも……。地味に期待しております。



 それでは今回はここまで。次回は「龍宮真名」の予定です。
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6 コメント

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前々から思ってましたが (ustet)
2007-05-21 18:22:17
このマンガで死人が出るとすれば、彼が第一候補でしょうなぁ。いやマジで。
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それは有り得るかもしれませんねぇ。 (江戸まさひろ)
2007-05-21 21:19:06
ustet 様

タカミチは、死の影というものを背負っているようにも見えますね。なんとなく死にたがっているというか……。あと、復活するだろうけどエヴァと茶々丸もなんか危ない……。
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この関係って… (成瀬川景太郎)
2011-08-28 01:07:56
明日菜ちゃん&高畑先生の関係を見ると成瀬川なる&瀬田さんとの関係が似てるような気がしました。
高畑先生をラブひなのキャラ例えると…瀬田さん?
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Unknown (江戸まさひろ)
2011-08-28 19:44:02
成瀬川景太郎 様

>明日菜ちゃん&高畑先生の関係を見ると成瀬川なる&瀬田さんとの関係が似てるような気がしました。
たぶん作者もそのつもりで描いていると思います。
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Unknown (Unknown)
2013-12-23 13:57:51
赤松さんのコメントによると、タカミチの中指の指輪は魔法媒体なので魔力を使うだけの魔法なら可能だそうです
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Unknown (江戸まさひろ)
2013-12-23 23:52:09
Unknown 様

>赤松さんのコメントによると、タカミチの中指の指輪は魔法媒体なので魔力を使うだけの魔法なら可能だそうです
でも、無詠唱で可能な魔法でも、地水火風等の属性がついているような術は苦手っぽいイメージですな。
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