江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

最近の戦利品-もっとTo LOVEる6。

2011年05月29日 21時21分26秒 | To LOVEる
 ども、土曜の夜はなかなか寝付けない江戸です。これって、日曜朝のアニメ番組を観るために早起きしようとして、その焦りの念が入眠を妨げるのかと思っていたのですが、よく考えたら就寝時間のタイミングが通常よりも1時間くらい早い事に気づいた。むぅ……1時間程度の誤差でもそんなに違うのか。しかし、通常通り就寝すると、3~4時間程度の睡眠で起床しなければならなくなるから困る。



 さて、今日は雑誌の感想ネタが無いので、最近の戦利品について語ってみましょう。


●もっとTo LOVEる6(DVD限定版)

            
 震災の影響で発売が一ヶ月ほど遅れましたが、ついに最終巻発売。ようやく終わった~。
 で、今回のジャケットイラストはメインヒロインの2人が1巻以来の再登場。てっきり全員集合絵だと思っていたんだけどなぁ……。それにしても、今回は水着姿だからなのかもしけないけれど、今までのジャケットイラストのキャラよりもムッチリした肉感を感じる……。微妙に絵柄変わった?


 あと、ジャケット裏のイラストも表の面子と同じ。

     
 今回はまさかのリコも参加。表に描かれているリトがいつも裏ではハブられていたので、いつか機会があるのではないかと思っていたのですが、まさかこういう形での登場になるとは……。


 更に、いつも通りアイキャッチカードも封入されています。


 眼鏡ララは頭が良さそうに見えますねぇ(いや、実際良いのだけど)。あと、ナナとモモでは、やっぱり末っ子である筈のモモの方が姉っぽく見えるなぁ。頑張れ次女。

 他にもブックレットや初回限定でwebラジオの音源を収録したCDも付いておりました。


 それでは内容で気が付いた事についてちょっと語ってみましょうか。

●11話-『妹』戦線異状アリ

・美柑にふられた男子の大好の名前って原作の通りなんだけど、アニメ版のプロデューサーにも同性の人がいるので、そこからとっているのでしょうかねぇ?

・美柑の友達の声がOVA版とは変わっているみたいですね。1人は福圓美里なのか、身体入れ替え時に美柑の真似をした時と似ているような……。もう1人はちょっと断言できない。

・洗濯物で、リトと美柑のパンツが一緒に置かれている所に、この兄妹の距離感の近さを感じさせる。

・指ーーーっ!? これ完全に入ってるだろ……(;´Д`)。

・アレ? 過去の回想シーンは台詞無しか。まあ、なくても通じるけど、原作にはあった台詞が消えてるからちょっと違和感。あと、この回の美柑は独り言多いよね……。原作じゃ声には出して無かったのに……。


●11話-偽りの恋?

・セリーヌの酔い方が完全に中年親父なんですけど……(;´Д`)。

・ヤミの台詞に珍しく感情がこもっているので、かなり印象が違いますね。この声で『To LOVEるダークネス』の「嘘です」もやってもらいたい……。

・殴られて身体がスピンするリト吹いた。普通なら首の骨とかが折れそうな勢いだな……。


●11話-恋愛予報

・モモが本気を出すとすぐエロアニメになるし……。

・おや、ナナの乳首が原作よりもクッキリ。

・春菜の姉ってアニメ初登場か?(1期は観てないから分からん)


●12話-大スキ

・アバンで特殊導入か。

・リサに弄ばれるララの胸の動きがヤバイ。

・プールの水面に叩き付けられたリトの顔が平面になっていて吹いた。

・校長……空中に浮きすぎだろ……。

・ヌップル君、改めてみると海坊主みたいだなぁ。

・モモとかの乳首はハッキリ見えるけど、ヤミはNG。まあ、声がエロイので良しとする(笑)

・中学時代の春菜の友達は原作よりも可愛いかも。

・御門先生の水着は痴女っぽいなぁ。あと、アニメで観ると、半魚人型の宇宙人が普通にいる光景がちょっと異様だ……。

・リト、空中爆発。原作より扱いが酷いけど、これでよく生きてるなぁ……。

・最後は豊崎愛生(ペケ)の台詞で締め。


 そして音声特典として、12話目に戸松遥、矢作紗友里、あとプロデューサー(?)の中山によるオーディオコメンタリーが収録されています。今回は製作側の人間がいるという事で、割とぶっちゃけた裏話も聞けました。エロシーンには故意による物は規制が入るけど、偶発的な事故ならOKとか、パンチラは画面の何分の一以内ならOKとか……。色々と規制をかいくぐってやっているのですねぇ……。
 それにしても、最後までリト役の渡辺明乃が参加しなかったのは残念だ……。


 まあそんな感じ。基本的にはシリーズ通して原作に忠実な作りで良かった思うのだけど、やはりまだまだ物足りないという気がしますねぇ。でも、コメンタリーでも「ファンの声次第では三期も有り得るかも」的な発言を繰り返していたので、今後の展開に期待したいと思います。



 じゃ、今日はここまで。
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祝。

2011年05月27日 21時57分01秒 | 落書き


 ども、『涼宮ハルヒの驚愕』を読んでいる最中の江戸です。まだ前巻の三分の一程度と小冊子の短編しか読んでいませんが、4年ぶりの新刊なのでじっくり読みたいと思います。そんな訳で、もうちょっと詳しい感想を書くのは来週以降になると思いますのでもう暫くお待ち下さい。


 あと……、 


     

 という訳で、日々のご愛顧に感謝申し上げます。このブログがここまで続けてこられたのも皆様が生暖かい目で放置プレイ気味に見守ってくれたからこそだと思います。おかげさまで割と自由に活動を続ける事ができました。それでいて、困った時には沢山の方々が相談に乗ってくれて助けられもしました。皆様には心よりお礼申し上げます。どうもありがとうございましたm(_ _)m。

 それにしても、5年というと長いようで短くもあり、またその逆のようでもあり……。いや、やっぱり長いのでしょうねぇ……。確実に体力の衰えは有りますし、私も年を取ったなぁ……と感じます。しかも、世相的にもいつ何が起こるのか分からない情勢になってきているので、いつまでこのブログを継続できるのかも不確かです。それでも、なんとか行けるところまでは行くつもりなので、今後ともよろしくお願い致します。


 おまけに、今回描いたイラストの文字無しヴァージョンや、ちょっと大きめのサイズを公開。




 ハルヒを描いたのも年単位ぶりになるのかしら……。なんか違うと言えば違うな……。




 そして、大きめの長門&あちゃくらさん。サイズ的にはハルヒと合成した物が本来の比率。なので原画ではかなり小さく描いています。



 じゃ、今日はここまで。
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ゴジラの思い出-怪獣総進撃。

2011年05月19日 21時21分20秒 | ゴジラ
 ども、無駄足を踏んできた江戸です。ネギま!の最新刊を買おうと思って店に行ったら入荷していなかった……。『SQ.19』も……。う~ん、週刊の『ジャンプ』や『マガジン』が発売日に入荷するようになったから物流は復旧したのかと思ったのだけれど、まだ単行本や月刊誌の類は駄目なのか……。つか、『週刊少年チャンピオン』も見かけなかったような……。
 まあ、ネギま!は最近入荷数も減っていたので、売り切れ&そもそも入荷予定無しの可能性もありそうだけどなぁ……。とにかく、また明日確認してみよう……。



 そんな訳で、今日は雑誌の感想ネタとかが無いので、久々にゴジラ映画について語ってみましょうかね。ちょっと放射能のイメージがアレなので自粛していたけど、そろそろいいじゃろか……。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●怪獣総進撃

     
 ぶっちゃけ『怪獣大戦争』の焼き直しですね。全体的なストーリーに改変を加えて、登場する怪獣の数を増やしただけという印象。まあ、『ゴジラ』シリーズ以外からも色々な怪獣がゲスト出演しているので、その辺は豪華ではありますがね。実際、私はこの作品でしか見た事が無い怪獣もいるし、そういう意味でも貴重ですな。

 ただ、殆どモブキャラ扱いの怪獣がいたのはちょっと残念。バランやバラゴンとか……。その一方で、『ゴジラの逆襲』以来の復活となるアンギラスの活躍が見られます。彼はこの後ゴシラの子分的な存在として、昭和シリーズでは頻繁に登場して活躍していますので、「2代目」としての華々しいデビュー作と言えるでしょう。

 また、本作は『怪獣大戦争』と同様に後の『ゴジラ FINAL WARS』の下地となった作品だと思うので、『FINAL WARS』を楽しむ上では一度観て置いた方が良い作品かもしれませんね。まあ、「また敵がキングギドラかよ!?」ってなるかもしれませんが。でも、多勢に無勢でボコボコにされるギドラの姿はある意味見物かもしれませんよ。あれほど一方的と呼べる負け方も珍しい……。

 ちなみにギドラの後には「ファイヤードラゴン」というラスボス的な存在も登場していますが、私は成人してこの作品を観るまで、完全にその存在を忘れていました。厳密には怪獣ではないので、子どもの頃の私の眼中には無かったのでしょうな……。


 さて、大まかなストーリーですが、20世紀の終盤が舞台でこの作品が製作された当時の人々が思う「夢の未来」という世界観になっていますね。それだけに、人類もかなりの規模で宇宙進出を果たしているのですが、現実にはそこまでの発展をしていないのが悲しいところ。

 それはともかく、かつて世界の平和を脅かしていた怪獣達もひとつの島に集められ、人類にとって害の無いように管理されている訳ですが、その島がキラアク星人という侵略者に占拠され、彼らに操られた怪獣達が世界各地を襲うという展開。この辺は『ゴジラ FINAL WARS』と似たような物ですな。

 で、人類は英知を結集してキラアク星人に対抗し、最終的には逆転勝利する訳ですが、その中で大きな役割を果たすのが世界を危機に陥れていた筈の怪獣達だったりするのですよね。結局、物事には善悪など無くて使い方次第なんだなぁ……と感じさせます。まあ、怪獣が危険だというのは事実ですから、もっとしっかり管理しておけよとは思いましたがね……。それは今現在でも色んな事柄に当てはまる教訓なのかもしれません。


 それでは次回の『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』に続く。



 じゃ、今日はここまで。
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ゲームコミカライズ作品の思い出。

2011年05月17日 22時09分36秒 | 漫画レビュー
 ども、山菜の季節になったと思う江戸です。この季節になると知人から色々と貰う機会があるのですが、下手すると来年の春まで(冷凍保存でなら)もつくらいの量になるので、消費するのが大変です。まあ、好意で貰っている手前、文句は言えないのですがね……。



 さて、今日は雑誌の感想ネタも無いので、昔の本、とりわけゲームのコミカライズ作品について語ってみたいと思います。


●ドラゴンクエストモンスターズ+(吉崎観音)

    
 『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』の外伝的作品。私は元のゲームをプレイした事はありませんが、『ドラゴンクエスト1・2』の外伝的要素もあったのでかなり楽しめました。個人的には『ドラクエ』系作品の中でも1~2を争うくらい好きな作品です。

 特に破壊の神シドーを倒したが為に、その強大な力を人々から恐れられて孤立した『ドラクエ2』のローレシアの王子の話は良かったです。バトルも格好良くて良し。それだけに、出来れば『ドラクエ3』や『天空シリーズ』の話もやって欲しかったのですけどねぇ……。

 しかし、作品は全5巻という短期で終了。本当に物語はこれからという感じだったので残念ですし、編集側の判断にもちょっと信じられない物がありました。作者もその辺の裏事情や編集部に対する不満を同人ペーパーか何かで書いていたような気もするのですが、今となってはそれが正しい記憶なのかどうは怪しいので迂闊な事は言えない。ただ、少なくとも作者が以後『ガンガン』系の雑誌で作品を発表していない事だけは事実ですな。

 いずれにしても、作者がその後『ケロロ軍曹』という大ヒット作を生み出した事を考えると、エニックス(現スクウェア・エニックス)編集部(出版部)は酷く勿体ない事をしたなぁ……と思います。まあ、元々あそこの編集部は分裂したり、月刊誌を隔週誌にしたかと思えばまた元に戻したり、今時『ジャンプ』でもやらないような急激な打ちきりをしたりと、迷走を感じさせる事が頻繁にあるので、仕方が無い面もあるような気もしますが……。

 なんにしても、作者には『ケロロ軍曹』が終わった後でもいいから、またこういう話を描いて貰いたいですなぁ……。


 そしてもう1作品。


●マリーとエリーのアトリエ ザールブルグの錬金術師(越智善彦)

     
 アトリエシリーズの後日談とも言える作品で、マリーとエリーが一緒に店をやっているという内容の話でね。私は一応『リリーのアトリエ(&ヘルミーナとクルス)』まではプレイしているので、お馴染みのキャラが沢山登場しています。改めて「くぎゅうううう」な感じだったヘルミーナがどうしてこうなった……とオモタ(;´Д`)。

 また、本作のオリジナルキャラとして魔界の住人達も登場しており、彼らの絡みで「魔王復活」なんて展開もありますが、基本的には無害(笑)。全体を通して「錬金術を日常生活の中でどう活かすのか」という所の方がメイン要素で、ほのぼのとした内容の方が多いように感じます。

 で、読んでいて色々と懐かしくなったので、他のアンソロジーや4コマ本を読みたくなったんだけど、引っ越しした際に処分したんだっけか……。今になって後悔……orz。

 あと、ここ最近この作者の作品を読んだ事が無いので調べてみたら、相変わらずコミカライズ物をやっていたりするのね。つか、この『ザールブルグの錬金術師』って、今新装版と同人誌の再録メインの続編が出ているのか……。知らんかったわ。続編はちよっと欲しいと思ったけど、1巻が既に絶版になっているっぽいってどういうことなの……(まあ、元は同人誌だから、基本読み切りだろうし、前作さえ知っていれば読まなくてもさほど問題は無いのだろうけれど)。
 それと、成年向けのあじす・あべば名義では今活動していないっぽいな……。


 まあそんな感じ。他にも『イース』とかあるので、それもいつか語りたいと思います。



 じゃ、今日はここまで。
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少年ジャンプ・短期連載作品の思い出2。

2011年05月15日 20時42分22秒 | 漫画レビュー
 ども、昨晩は『緋弾のアリア』を観ていた江戸です。この作品、コミカライズ版は読んだ事があるのですが、さほど興味は無かったのですよねぇ。しかし、釘宮理恵の声がついたアリアの破壊力がハンパ無いのでついつい録画してしまう……。もう釘宮理恵にとってはテンプレートとも言えるタイプのキャラですが、それで飽きるどころか魅力を再確認させられてしまったのだからさすがだわ……。それにしても、髪をおろしたアリアはシャナにしか見えないなぁ……。
 あと、どうでもいいけど、何故か予約録画に失敗してOPが録れなかった……。



 さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、昨日に引き続いて昔の『少年ジャンプ』の作品、その中でも短期でうち切りをくらってしまった作品について語ってみたいと思います。


●かおす寒鰤屋(大河原遁)

     
 骨董品を題材とした作品ですね。一応、主人公は公儀隠密の家系という事でバトル展開にも対応できたのですが、さすがに骨董品という題材が玄人向け過ぎて読者のうけが悪かったのか、バトル展開に移行する暇も与えられずにあえなく9話で終了。

 まあ、今も本をパラパラとめくってみても、文字も多いし派手な絵も少ないしで、なかなか内容が頭に入って来ませんからねぇ……。ただ、じっくりと読めば良い話も多くて良作ではありました。まあ、2話目からいきなり霊能力者漫画みたいな展開もあって、ジャンルがいまいち定まっていない印象もありましたが……。

 あと、ヒロインに相当するキャラがいない(事もないけど、どちらかというとゲストキャラに近い)というのも損をしているなぁ……という気がします。いや、途中からショタキャラと同居するという展開も有るので、BL展開で女性読者を引きつけるという作戦も不可能では無かったのでしょうが、やっぱり9話じゃ話が広げられなかったなぁ……。

 なんにしても、色々と勿体ない作品だったという気がしますねぇ。あと、同じ作者の作品としては、短編集に収録されている作品の方が好き。

●LONELY ARMY(大河正敏 ※別名義)

     
 表紙はドット絵なのだろうか……。でも、20年近く前のCGってこんな物か?

 それはさておき、こちらは裏社会で生きる女兵士によるバトルアクション漫画。まあ、若干SFも入っていますがね。左腕にサイコガン的な何かが埋め込まれていたりするし……。

 いずれにしても、『かおす寒鰤屋』よりは内容も派手で、『ジャンプ』本誌で連載していたのがこちらだとしたら、もうちょっと違う結果も有り得たのではないかという気がしますね。というか、読み切りで3話しか無いと言うのが残念。もっと読んでみたい作品だったんですけどねぇ……。

 なお、この作者は現在でも『王様の仕立て屋~サルト・フィニート~』で活躍しているようです。短期うち切りをくらっていたとはいえ、当時から光る物があるとは感じていましたから、やはり厳しい漫画業界で生き残れるだけの実力はあったのでしょうなぁ。


 そして、もう一人。

●ファイアスノーの風(松根英明)

     
 典型的な剣と魔法のファンタジー物。当時は気付かなかったけど、今読んだら『指輪物語』の剣版と言えなくもない設定ですな。世界の命運を左右する剣を破壊する為に旅をするという……。

 いずれにしても、『週刊少年ジャンプ』でヒットとた剣と魔法のファンタジー物って、パッと思いつくのが『バスタード!!』と『ダイの大冒険』くらいで、読者にあまりうけないジャンルではあるのですよねぇ……。そんな訳でこの作品も11話で終了。

 まあ、そもそも20年近く過去の当時でさえも古くさい作風ではあったと思うので、短期で終わってしまったのは仕方が無い面もありますがね(いや、私は好きですけど)。というか、下手をすると少女漫画でも通用しそうな絵柄が致命的に『週刊少年ジャンプ』のカラーに合っていなかったというのもあるのかもしれません。でも、当時の『月刊少年ジャンプ』なら、こういう作風の作家はゴロゴロといたように記憶しているので、そちらで連載していたらと思うとちょっと残念ですねぇ……。

 なお、この作者は別名義で短編集もあります。

●疾風のジーク(杉根英朋)

     
 こちらも収録作品が全て剣と魔法のファンタジー物。作者が一番描きたかったジャンルだったとは思うのですが、結果として別のジャンルの作品が単行本という形で全く残っていないというのが勿体なくもありますねぇ……。

 また、一つのジャンルに作風を一極集中してしてしままったが為に、後々別のジャンルに移行して生き残る事が出来なかったという面もあるような気がします。事実、現在では少なくとも同じ名義で活動している気配が無いので残念です。


 取りあえず今回はこんな感じ。他にも似たテーマで扱える『ジャンプ』作品はいくつかあるので、それらもいずれ語ってみたいと思います。



 じゃ、今日はここまで。
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少年ジャンプ・短期連載作品の思い出1。

2011年05月14日 06時17分04秒 | 漫画レビュー
 ども、久しぶりに『タッチ』を観た江戸です。夜中になんとなくチャンネルを合わせたら放送していて驚いた(他の地方は知らない)。は~、まさかこの作品が深夜アニメ扱いされるようになるとはなぁ……。昔は定番というくらい夕方に再放送していたように記憶していますが、それを観て育った子供も今は大人になっているでしょうから、その生活スタイルに合わせてこの時間帯に放送するようになったという事なのでしょうかねぇ……。
 それにしても、久々に塩沢兼人の声を聞いて、ちょっとしんみりした……。



 さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、昔の『少年ジャンプ』の作品、その中でも短期でうち切りをくらってしまった作品について語ってみたいと思います。


●とっても少年探検隊(あろひろし)

     
 もう25年くらい昔の作品ですね。私が丁度『週刊少年ジャンプ』を購読するようになった頃に連載されていました。

 さて、「ほむら」というと、今なら『魔法少女まどか☆マギカ』の暁美ほむらが有名ですが、私と同世代だとこの作品の主役(というかヒロイン?)の「逆上炎(さかうえほむら)」を思い出す人もいるのではないでしょうか。少なくとも、私は女の子で「ほむら」という名前のキャラはこの二人しか知りません(追記-あ、ネギま!の焔がいた)。普通、女の子につけるような名前では無いですからねぇ……。というか、「逆上炎」は「坂上田村麻呂」のもじりでつけたネタなのではないかという気もしますが。

 それはさておき、この作品の舞台も最近よく見かけるようになった「巨大学園都市」という設定ですね。まあ、この作品の場合は「学園国家」と呼んだ方がいいくらいの規模ではありますが……(標高8000メートル級の校舎があったりするし)。いずれにしても、私が初めて触れた「学園都市」設定の作品となります。

 そして、その広大な学園を探検する部活、「探検部」の活動を面白おかしく描いたのがこの作品です(『魔法先生ネギま!』の「図書館探検部」はこの辺から影響を受けている可能性もありそうですね)。おそらく、かつて『水曜スペシャル』という番組枠でやっていた「川口浩探検隊シリーズ」のパロディ的要素も入っているのでしょう。そういう意味でも懐かしい作品ですな。

 で、私としては非常に好きな作品だったのですが、元々は休載した他作品の代理として始まった連載らしく、わすが8週という短期間で終了しています。掲載の経緯が経緯ですから仕方が無いのかも知れませんが、人気が出れば連載継続の可能性もあった訳で、残念な結末ではありますねぇ……。

 作者もそれで自棄になったのか、最終回では数十人単位のキャラを全裸にするという暴挙に及んでいます。この頃の『ジャンプ』はまだ乳首を描いても良かったので、その辺もバッチリです(ちなみに、メインキャラは小学生)。つまり、『To LOVEる』以上の事をやってのけたとも言えるのですが、今なら絶対に不可能だわな……(笑)。

 なお、この作品は8年後に復活しており、増刊の方で連載をしていました。

     
 ただ、作者もさすがにベテランの域に入ってきているので、逆に以前あった勢いというか若さが無くなっている感じではありますね。そんな訳で、私は最初の連載の方が好き。
 それにしても、最近のあろひろしは普通にエロ漫画を描いていたりもするよね……。


 あと、もう1本紹介。


●柳生烈風剣連也(野口賢)

     
 柳生の剣士が異国の剣士と戦ったりするバトル物。『柳生忍法帖』とかの路線を継承している作品だという印象ですな。

 で、確かこれの前に読みきりでも柳生の剣士の話が描かれていて、私はそれが面白かったのでこの連載には期待はしていたのですよね。でも、連載になってみるとそれほどでもなくて、あえなく9週でうち切りに……。

 まあ、今読んでみても、読みにくさは感じますし、仕方が無いかなぁ……という気もしますが。題材としてもどちらかというとヤング誌向けでしょうしね。でも、絵は良いのですよ。ただ、あまり大ゴマを使わずに小さく描かれている事が多いので、それが残念な所ではあるのですが……。

 なお、この作者は現在も活動していて、他の作品の単行本も何冊か持っていた時期もあるのですが、今所有しているのはこれ一冊のみです。なんだかんだ言っても、20年近く過去の青春時代に読んでいたものですから、思い入れもありますね。



 じゃ、今日はここまで。明日も今回と同じ様なテーマで語ってみたいと思います。
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幻超二作品の思い出。

2011年05月08日 22時20分25秒 | 漫画レビュー
 ども、今期の『プリキュア』がようやく面白くなってきたと感じる江戸です。序盤で毎回喧嘩するという展開が続いた時はどうしようかと思ったけど、最近は喧嘩展開が無くなっただけでも安心して観られますなぁ……。つか、セイレーンさんがちょろ可愛い。彼女には早く仲間になってもらって、ハミィとじゃれあって貰いたいものです。



 さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、幻超二という作家さんについてちょっと語ってみましょうかね。

 この人の作風は、イラストレーターの天野喜孝からかなり影響を受けているようで、最近の天野喜孝本人よりも過去(1990年以前くらい?)の天野喜孝っぽい絵を描く事があります。もう、その気になれば影武者も出来るんじゃないか……と思えるくらいに。

 で、天野喜孝の作風を知っている方は分かると思いますが、彼の作風は決して萌え系ではありません。つまり、その作風の影響を大きく受けている人間の絵が萌え系で通じるかというと、かなり難しいのですが、それでもこの幻超二という作家は成年コミックのジャンル出身という異色の作家です。

 そんな彼が成年向けの活動をしていた頃に出したのが以下の本。
 
     

     

     
 どれも15年以上過去の本です。一番下のキャラが、今では超不謹慎な感じのキャラになっていますなぁ……。あと、一番上の『ゴルゴーン』に登場するアスタロトの影響で、『バスタード!!』のアシュタロスがロリキャラ化したと思われ。

 で、上記の本には見ての通り「成年」マークがついていますが、ぶっちゃけエロ漫画としての価値はほぼ無いと言っても過言ではないような気がします。おそらく、現在の基準で言えば、ヤング誌に掲載されている萌え系作品よりもエロ度は低いでしょうし、「成年」マーク無しで売る事も可能なのではないかと思います。

 実際のところ、作中にこんな絵(↓)が頻繁に出てくるくらいですからねぇ……。

     
 エロシーンでさえもこういう「黒」を多目に使ったタッチだったりするので(さすがにもうちょっとソフトにはなりますが)、エロくなりようが無いという……。そもそも、エロシーン自体が少なめですしね。だから普通のファンタジー漫画の中に、数ページだけエロシーンが入っているという印象で、エロ漫画としては完全に異端の部類ですね。
 ただ、だからこそ、成年コミックのジャンルでも特異な存在として注目を集めて、知る人ぞ知る実力者という感じの評価を受けるようになったとは思うのですがね。実際、私は本家の天野喜孝があまり描かなくなったタッチを再現してくれるという事で、幻超二の絵は非常に好きでしたし、別にエロが無くても良いという認識でしたよ。


 そして、その実力が認められたのか、一般誌へと進出します。

     
 それがこの『大唐騎士』で、『ヤングマガジン』系の雑誌で連載していたように記憶しています。アーサー王と妲己(九尾の狐)が日本を目指すというなかなか奇想天外な内容でした。

 その後もラノベの挿絵を描いたりと、多岐にわたって活躍し始めたのですが、病気を患ったが為に現在では殆ど活動の実績が無いようです(どうやら片目を失明したとか……)。ホント、これからという時だっただけに非常に残念です。出来れば、少しずつでもいいから、作品を発表していって貰いたいのですがねぇ……。



 じゃ、今日はここまで。
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伊藤勢作品の思い出。

2011年05月02日 20時22分40秒 | 漫画レビュー
 ども、筋肉痛気味の江戸です。先日TVを動かした時のダメージが今頃来た……。古いテレビは無駄に重いからなぁ……。それでも、腕は意外と平気なのですよね。なんだかんだで日常生活の中でも筋力を使う事があるという事なのでしょう。でも、足腰が怠い……orz。更にその影響なのか知らないけど、昨晩から異様に眠いし……。睡眠から目覚めた後でもおさまらん……。



 さて、今日も雑誌感想ネタが無いので、過去の作品について語ってみましょうかね。まあ、過去とはいっても10年くらい前の物なので比較的新しい物ではありますが。ともかく、今日は伊藤勢作品について語ってみたいと思います。


●モンスター・コレクション~魔獣使いの少女~

     
 『モンスター・コレクション』というカードゲームシリーズのコミカライズですな。かつては漫画・アニメ・ラノベと幅広く展開していましたが、最近はあまり名前を聞かないような気もしますねぇ。でも、一応シリーズは継続している模様。

 で、この伊藤勢によるコミカライズ版ですが、ラノベ版のキャラが登場したりしているものの、作者のオリジナル要素もかなり多く、自由にやっているような印象。それだけにその辺のファンタジー物よりも深い内容であり、かつ娯楽作品としても秀逸な物になっていると思います。とにかく、作者の描くモンスターやアクションもカッコイイし、軽い(?)エロネタもナイス。

 それにしても、作者は西洋風の異世界ファンタジーにはゲームとかですら殆ど無縁だったそうで、さほど知識とかも持ち合わせていなかったらしいのですが、それでもかなり良い感じてファンタジーの世界を描ききっているのですから凄いですな。まあ、知識が無いからこそ、固定観念にはとらわれずに世界観を広げることが出来たというのもあるかもしれませんし、この作者は実体験から得た知識で色々と補完するタイプですからねぇ。

 なお、この作品には下地となる作品が存在しています。


●ドラゴンロアーズ

     
 こちらは東洋系のファンタジーで、作者としてはこちらの方が得意分野でしょうな。なんとなく『モンコレ』の方でも見た事があるような印象のキャラが存在します。

 そして、更に下地となる作品が。


●斬魔剣伝

     
 こちらは戦国時代を舞台にした忍者モノ(ただし、アジア系のファンタジーも混在する)。こちらのメインキャラは『モンコレ』でもゲスト出演しています。まあ、リザードマンになっていたりする場合もありますが、名前やサングラスなどの特徴がそのまんまなキャラもちらほらと。そういう意味では原点とも言える作品ですね(もっと遡ればまだあるとは思いますが)。
 で、個人的にはかなり好きな作品だったのですが、第一部完で未完となってしまい残念(その後、他誌で仕切り直そうとしたようですが、どうやらそれも未完)。


 で、他にも色々描いているのでしょうけど、この作者は基本的にマイナーなところでしか描いていないのであまり把握出来ておりません(『マガジンZ』のはちょっと読んでましたが)。この作者、実力はあると思うのだけど、根本的に作風がメジャー向けではないのでしょうなぁ……。結果として、現時点で最も成功した作品が『モンコレ』という事になると思います(そもそも他は完結していない作品の方が多いし……)。ただ、私は読んだ事が無いけど『闇狩り師』のコミカライズは評価が高いっぽい? 
 なんにしても、出来ればもっとメジャーなところで活躍して欲しい作家ではありますすねぇ。その方が作品を読める機会が増えますから。



 じゃ、今日はここまで。
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