江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

ゴジラの思い出-ゴジラVSモスラ。

2012年06月24日 22時36分43秒 | ゴジラ
 ども、『ダークナイト』を観ている江戸です。以前BSで放送していたのを観ているのですが、その時は吹き替え版じゃなかったので、他の作業をしながら観ていたら内容があまり頭に入っていなかった……。でも、今回は吹き替え版なので、前回よりは内容が頭に入りそう……。あと、大塚芳忠の声のジョーカーを他と比べてどうという事は抜きにして楽しんでいますよ。


  さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、久々にゴジラ映画について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●ゴジラVSモスラ

     
 平成シリーズ最大の観客動員数を誇る作品ですね。それも当然で、今回のゴジラの対戦相手となるモスラ自身が、平成『モスラ』三部作(これについてはまたいつか)等で主役をはるだけの人気怪獣ですから(しかも女性人気も高いと聞く)。また、今観ても特撮の出来が悪くない印象なので、ヒットするのも納得です。

 ただ、個人的には今作のモスラは生物感が無くて、ぬいぐるみっぽい所があまり好きではなかったりします。つか、昔から成虫よりも幼虫の方が好き。勝ち目が無いのにゴジラに立ち向かう姿を見て、思わず「幼虫にげてー!!」ってなります(笑)。だけど、そんな幼虫でも街中に出現するとゴジラに匹敵するくらいの被害をだしていたりするのだから凄い……。

 そして、今作ではもう一匹の怪獣が登場。それがモスラの亜種とも言えるバトルモスラ=通称バトラ。地球環境を脅かす文明を滅ぼす為に生み出された怪獣で、地球環境の変化に伴って復活……と、この辺の設定は平成『ガメラ』シリーズのガメラやギャオスへと受け継がれているような気がします。そういえば、冒頭の隕石落下シーンも『レギオン襲来』を連想させますな。まあ、この『VSモスラ』でも『インディー・ジョーンズ』に影響を受けたと思われるシーンもあるけれど。

 ともかくこのバトラ、単体でもかなり強い上に、当初は敵対していたモスラとも共闘するのですから、ゴジラもたまったものではありませんな。つか、モスラがゴジラと戦う時は大抵味方がいるのだからズルイ(笑)。

 なお、本作のテーマは環境問題ですが、この辺は昭和シリーズで何度も取り上げられている要素ですし、現代にも通じるテーマですね。それだけ根深い問題だと言えるのかもしれません。

 それでは、次回の『ゴジラVSメカゴジラ』に続く。



 じゃ、今日はここまで。
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高橋留美子作品の思い出。

2012年06月23日 22時30分32秒 | 漫画レビュー
 ども、冷え込んでいる江戸です。この時期は雨が降ると急激に気温が下がるなぁ……。しかし、ヒーターを使おうかどうか迷うという、なんとも微妙な冷え具合だ……。


 さて、今日は雑誌の感想ネタが無いので、昔の作品について語ってみましょうか。今回は高橋留美子作品についてです。この人の作品が私をオタク趣味に引き込んだ要因の一つでもありますねぇ。とにかくいってみましょー。


●るーみっくわーるど


 初期短編集。個人的には連載作品よりも短編(シリーズ物の連作含む)の方が面白い物を描く作家だと思うのだけど、やはり初期の頃から良作が多いですね。この頃は現在のようにラブコメがメインの作風だけではなく、SFやホラーも頻繁に描いていました。中でもアニメ化もした『炎トリッパー』や『笑う標的』は傑作だと思う。
 一方でやっぱりラブコメも強くて、当時としては萌えの最先端をいっていたような気がします(無論、当時は「萌え」という概念は無かったけれど)。実際、現在の淡泊な絵柄と比べると、この頃は絵柄の中からはそこはかとないエロスが醸し出されていると思うのですよ。
 なお、短編ではあるけれど、『うる星やつら』などの連載作品の中でも活用されている要素も多いので(キャラとか)、その辺も注目して読んで貰いたい部分ですね。


●人魚シリーズ


 その肉を食べると不老不死の肉体を得るという人魚を題材にしたホラー作品。不老不死になってしまったが為に老いて死ぬ事が許されない主人公の孤独などが描かれていて、個人的には高橋留美子作品の中では一番好きかもしれません。それだけに今でも続きを描いて欲しいと思っている作品です。
 なお、この本には2作ほど未収録作品があるらしいのだけど、それらを収録した完全版もあるらしい……。あと、アニメ化もしているけれど、私は観た事が無い……。


●Pの悲劇・1 or W・専務の犬


 近年の短編集(他にももう一冊あるようだけど、それはまだ買っていない)。この頃になるとSFやホラー物は殆ど描かなくなっていますね(要素としてのオカルトはちょっとあるけれど、コメディ作品である事が多いし)。どちらかというとファミリードラマが多い感じ。
 まあ、掲載誌がビジネス向け漫画誌である場合が殆どなので、読者層を考えればそれも当然と言えるのかもしれませんが。でも、社会問題や中高年の男女の苦悩をコミカルに描いていたりするので、その辺はさすがだと思いますね。
 なお、これらの短編もアニメ化していますが、本当にアニメ化率が高い作家だなぁ……と思う。


●めぞん一刻

     
 「一刻館」と言う名のアパートを舞台にしたラブストーリーですね。浪人生の五代と未亡人の管理人の響子との恋愛という事で、少年誌でやっているラブコメよりは真面目で大人な恋愛を描いています。なので、『うる星やつら』しか知らなかった頃にこれを読んで、その差に戸惑った記憶があります(ベッドシーンもあったしなー)。
 でも、連載物としては一番好きな作品かもしれません。実際、最終回の辺りは名シーンが多いし、それらは未だにアニメの特番とかでも取り上げられたりしますからねぇ……。あと、この作品を読んで保育士を目指した人間を2人ほど知っている(笑)。人生にそれだけの影響を与えたと言う事だから凄いわな……。


 他にも『うる星やつら』の全巻を持っていたけど、引っ越し時に置く場所が無くて倉庫に入れっぱなしにして置いたら、いつの間にか親に捨てられていた……orz。
 また、『らんま1/2』と『1ポンドの福音』も全巻持っていたけれど、これらも引っ越し時に処分してしまいました。最近性転換ネタ熱が再燃しているので『らんま』はちょっと後悔している……(ただ、中盤からは正直話がだれていたような気がするんだよなぁ……。だからこそ処分した訳だし)。
 そして、『犬夜叉』は20巻くらいで挫折、『境界のRINNE』は最初から手を出していません。最近の連載物は個人的にはちょっと微妙かも……。

 まあそんな感じ。



 じゃ、今日はここまで。
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最近の戦利品-宇宙大帝ギンガサンダーの冒険。

2012年06月19日 23時18分33秒 | 漫画レビュー
 ども、台風だなぁ……と思う江戸です。こちらは曇ってはいるけれど、まだ雨も降っていないという程度の影響しか無いのだけど、雑誌の入荷が遅れる事だけは既に確定路線な気がする……。
 話はかわって、昨晩テレビから聞き覚えのある声と台詞が流れてきたので何事かと思ったら、「アルティメットまどか」のCMやってるのな……。一昔前は地上波で深夜アニメのフィギュアのCMをやる事なんてあり得なかったのだけど、時代も変わったものだ……。


 さて、今日は雑誌の感想ネタが無いので、最近の戦利品について語ってみましょうか。


●宇宙大帝ギンガサンダーの冒険(水上悟志)

     
 水上悟志の短編集第3弾。収録されている作品の殆どが『ヤングキングアワーズ』に掲載された物です。そちらは読んでいる為に購入は当面見送ろうかとも思っていたのですが、未読の作品が3本収録されていたので購入してみました。

 特に『惑星のさみだれ』の完結記念小冊子に掲載された短編が収録されたのが大きい。正直もう読む機会は無いと思っていたからなぁ……。太陽が主役だけど、本編の後日談(というか、最終回の前日談というか)という感じなので、その後の登場人物達がどうなったのかがより詳しく知る事ができます。

 他にも『ブラコンアンソロジー』と『トライガンアンソロジー』に掲載された短編も収録されていますが、たぶんアンソロジーのテーマからは予想の斜め上を行く内容になっていると思う。まあ、この作者の事を知っていれば非常にらしいので、良い意味で期待を裏切ったという感じだけど、純粋にアンソロジーのテーマ通りの内容を期待していた人にとってはどうだったのかは正直分からんな……。実際、ワニになってしまった兄を慕う妹って、ブラコン物としては誰得なんだか(笑)。むしろそれはもっと別のジャンルなんじゃないかという気がする。だって、ワニといたしちゃうエロ漫画は実在するしー(マジで)。

 ところで、作者はコメントで「自分の殻を破ろうとして破れなかった」というような事を書いていますが、その殻の中でもがいた結果、より強固な世界観を作り上げる事が出来たと思うので、それだけでも意味はあったと思いますね。実際、この本に収録されている作品の殆どには何かしらの繋がりがあるので、それを確認する為に昔の短編集を引っ張り出して読みたくなる時点である種の成功をおさめているのではなかろうか。

 いずれにしても、次に短編集が出た時には、更に作品群との繋がりが増えて世界観が拡がっていると思うので、それに期待です。



 じゃ、今日はここまで。
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最近の戦利品-魔法少女☆マギカ6。

2012年06月15日 22時57分38秒 | アニメ・実写レビュー
 ども、最後の逃亡犯が捕まったなぁ……と思う江戸です。昨晩は「何処かに立て籠もっていて逮捕間近」という未確認情報が流れて騒ぎになっていたけど結局は誤報で、これはまだまだかかるかな……と思っていたのですが、まさかその数時間後に本当に逮捕されるとは……。
 しかし、長かったなぁ……。リアルタイムであの事件の報道を観ていた世代なのですが、当時を思い返すと色々と凄まじいものがありましたね。なにせ世界初っていうケースの事件でしたし、当時の映像の中には今では滅多に放送されないような衝撃シーンもありましたからねぇ……。ともかく未だに全容が明らかになっていない部分もある事件ですが、これで少しでも真相の解明が進めば良いですなぁ。


 さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、最近の戦利品について語ってみましょうか。


●魔法少女まどか☆マギカ6 完全生産限定版DVD

          
 ようやく最終巻。まあ、まだ4巻を買っていないので全巻は揃っていませんが……。
 それにしてもジャケットイラストにキュウべえがいる事に暫く気づかなかったわ。半透明のケースをつけたままだと保護色過ぎる……(笑)。


  それでは、中身についてあれこれと感想を書いてみましょう。


 まずは特製ブックレット。

     
 まどかぁぁぁー! 中にはアルティメットまどかの設定画が収録されていますが、本編での出番は一瞬だけだよね……。それでもフィギュア化されたりするのだから、インパクトはあったという事なのだろうか。ところで、あの衣装のスカートの裏地が宇宙なのって、『FF8』の魔女アルティミシアの最終形態みたいですな。そういえぱ「アルティメット」と「アルティミシア」って似てるし字数も同じだ……。


 次に特典のスペシャルCD6。

     
 今回はサントラCDですが、一曲目が『ロマンシング サ・ガ』の戦闘曲っぽく感じた。つか、全体的にRPGみたいなノリの曲が多いような気がしますねぇ。やはり舞台は現代(?)でも、魔法少女はファンタジーという事か。


 そして本編。

     
 一応MADムービーである程度の内容は観ているのですが、ちゃんとした形で観たのはこれが初。漫画版ではカットされているシーンもあるし、なんだかんだで新しい発見はありました。とにかく、感じた事を一つずつ挙げていきましょうか。

●第11話 最後に残った道しるべ

・「お手柄だよほむら」の時のほむらの顔は見えないのね。漫画版だと愕然とした表情をしているので、こちらの方がほむらの受けた衝撃が分かり易い気がする。

・漫画版ではカットされたさやかの葬式シーン。オーディオコメンタリーでの、キタエリによる「綺麗なところにいますよ私」的な発言吹いた。確かに花に囲まれているけれど!(笑) あと、悪趣味だと思いつつも、仁美がどれくらい打ちのめされていたのかを見たかったような気も……。

・「さやかちゃんも杏子ちゃんも死んじゃった」の時のまどかの憔悴具合は漫画版の方が上ですな。目に生気が無い……。でも、アニメ版のベッドの上にいるまどかはエロイ(えー)。

・キュウべえがまどかに見せたイメージって、実際にはリアルな映像だったのかしらねぇ? だとすればトラウマ物の映像もあった筈……。後々、キュウべえとの会話シーンで、まどかが吐き気を催しているともとれる声を出していたのも納得。

・まどかママと先生の会話。これも漫画版ではカットでしたねぇ。それはさておき、ゴトゥーザ様の早期の復帰を願いたい。

・ほむらがまどかに抱きつくシーンは、やっぱり軽くスリスリとかしているように見えるな……。ナチュラルにセクハラしゃがって……(笑)。だが、弱々しい声はこの時だけメガほむに戻ったようで良し。

・VSワルプルギス戦は、ほむらのその火力もさる事ながら、ワルプルギスの位置関係とかを緻密に計算してミス無く畳みかけるような攻撃を行っているのが凄い。統計とやらの成果なのだろうけれど、あそこまで完璧にタイミングを合わせられるようになるまで、何回繰り返したのだろうか……。

・しかし、ノーダメージのワルプルギス。作品によってはあのゴジラですら多少はダメージを受けそうな攻撃なのに……。あと、使い魔は漫画版だとさやか・マミ・杏子の姿なので、そっちの方が手強そう。

・漫画版のまどかの決意シーンは手を強く握りしめているのだけど、こちらでは無しか。一方、アニメ版でまどかを送り出す時のまどかママが手を握っている(軽くだけど)のを観て、親子なんだなぁ……と思った。

・オーディオコメンタリー有り。9話の出演は斎藤千和・悠木碧・加藤英美里・水橋かおり・喜多村英梨・野中藍。さすがに全員揃うと賑やかですな。


●第12話 わたしの、最高のともだち
・まどかの願いのシーンは、漫画版に慣れているとちょっとイメージが違うかも。漫画版のまどかの方が猛々しいからなぁ。

・お茶会のシーンでは、やっぱりまどかが「ウェヒヒ」って笑っているように聞こえる(笑)。あと、このシーンのラストは、漫画版のマミと杏子が光の中に消えていくヴァージョンの方が好き。アニメ版も泣ける事は泣けるのだけど、漫画版のは今チラリと見ただけでも涙腺決壊。

・まどかの魔女は、無数の使い魔に分裂して地球を包み込んだ感じ? それとも地球全体に結界を張って、そこに隠れたのかしら。

・裸祭キタ━━━(゜∀゜)━━━━!!!。思っていた以上に身体のラインとか見えているのね。個人的には漫画版のほむらだけ服を着ていて、泣きながらスカートを握りしめている(?)ヴァージョンも捨てがたい。

・そして、あの名言「円環の理に導かれて」が。つか、さやかはどうしても長生きできぬか……。

・リボほむは別人っていうくらい声が穏やかだな……。あと、オーディオコメンタリーであったけど、タッくんはまどかの事を憶えているのではなく、見えていたという事なのね。やたらとその名前を口にしていたのも、もしかしたらほむらの背後にまどかの姿が見えていたのかもしれん。

・キュウべえも器用にキューブを食べるなぁ。漫画版の口からよりも、アニメの背中からの方が難易度は高いように思う。

・ラストが漫画版と微妙に違う。漫画版のまどかの「がんばって」って声は奇跡かもしれないし、ほむらの幻聴かも知れないという感じだけど、アニメ版だとほむらが概念や神のレベルに近付いたからまどかの声を聞けるようになったという風にも見える。あと、漫画版だとラストシーンが完全に別物。

・オーディオコメンタリー有り。12話の出演は斎藤千和・悠木碧・蒼樹うめ・虚淵玄・宮本幸裕。蒼樹うめは素人らしからぬ声をしているので、逆に声優陣の声と聞き分けにくいから困る(笑)。それにしても、アフレコ時にはまだ出来上がっていない絵の完成形をイメージして、それに合うように演じていたという話も凄いな……。

 まあそんな感じ。実際に観てみると、漫画版の方が好きだというシーンが結構多いと感じる。まあ、アニメ版はアニメ版で悪くないし、私が漫画版を先に読んでいる所為でイメージが固まっていたからというのもあるのだろうけれど。ただ、戦闘シーンに限っては、やはりアニメ版の方が数段良い。
 さて、残りは4巻だけとなりました。しかし、いずれ劇場版のDVDも出るだろうし、そちらはどうしたものかなぁ……。総集編の方は新規カットなどの変更点次第だが……。



 じゃ、今日はここまで。
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今週の絶望先生(最終回)。

2012年06月13日 23時18分46秒 | 漫画レビュー
 ども、チーズオムレットを食べていた江戸です。函館へ旅行に行っていた家族のお土産なんだけど、サイズと形が小さな饅頭のようなチーズケーキという感じ。で、それなりに美味しいのだけど、さすがに4個くらい食べると腹もキツイ……。サイズが小さいと思って油断していた……。


 さて、今日は『さよなら絶望先生』の最終回だったので、その感想をいってみましょうか。


 最終回の望ですが、新しい生徒達に対していつも通りの授業を行っていました。


 まさか今更このノリが復活するとは思ってなかったわ(笑)。
 それにしても、この望の名前を知っていた少女って、カフカとはなにかしらの関係があったりするのだろうかねぇ? まあ、年齢的に赤木杏(カフカ)死亡時には生まれていなかった可能性もありそうだけど。


 あと、里帰りして来た少年(実年齢は成人?)。


 彼も赤木杏の血を輸血されている可能性がありそうですな。それにしても、輸血禁止って言うとあの宗教が有名だけど、最近はあまり勧誘の話を聞かなくなったなぁ……。
 それと、臼井君はどうなっているのだろう? 存在感が薄いから、ガチの霊だった可能性も捨てきれないけど……(笑)。


 そして、絶望少女達は完全なる成仏の為に死後結婚求めてきます。


 よくもまあ、望はこれだけの生徒とフラグを立てたものだ。しかし、これが全て彼女達の意志かというとそれも怪しくて、実はカフカの願望が反映されているという事もありそうですねぇ。生前の赤木杏は望と面識がある可能性もありそうだし、本当に望の事が好きなのは杏だけだったという事も有り得るかもなぁ……。ただ、絶望少女達はカフカの存在を既に忘れつつあるので、その影響を全く受けていない可能性もあるけれど。だとすれば、やっぱり望は一級フラグ建築士という事か(笑)。


 で、最後に現れるカフカ。

     
 ここ数回は登場しなかったけど、このカフカは誰の身体に宿っているのでしょうね? 他の絶望少女からは成仏しかけている感じなので、クラスメイト以外の人間かな? まあ、純度100%の霊体である可能性も捨てきれないけれど、いずれにしても未だに赤木杏が完全に成仏していないという事は確実か(ポジティブな性格の所為で悲愴感は無いけどね)。そういう意味ではまだまだ物語が続いていくって感じですね。


 と、最終回はこんな感じ。さすがに最終回で大どんでん返しという事も無く、無難にまとめましたね。まあ、赤木杏の死因とかは謎のままですが、ネギま!と比べれば本当に綺麗に終わってくれて良かった。一時は赤松健に白旗を上げた久米田康治だったけど、今回だけは勝ち誇ってもいいんじゃないかい?
 あとは、単行本で赤木杏関連の捕捉がある事を期待しつつ、最終巻を待ちたいところです。途中の巻は買っていないけれど、最終巻だけは購入したい(可能なら前巻揃えたいけれど)。



 じゃ、今日はここまで。
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最近の戦利品-まじめな時間1。

2012年06月03日 23時29分27秒 | 漫画レビュー
 ども、CSのアニメチャンネルの無料放送を観ていた江戸です。しかし、日曜日の番組編成はやっぱり地味だなぁ……。BSや地元の地上波でも放送していたような作品も多いのだけど、それだとあえて観る意味無いし。でも、初見の『高橋留美子劇場』は面白かった。


 さて、今日は雑誌の感想ネタが無いので、最近の戦利品について語ってみましょう。


●まじめな時間 1(清家雪子)

     
 『秒速5センチメートル』のコミカライズ版を担当した清家雪子のオリジナル作品ですね。割とシリアス一辺倒の印象があった『秒速5センチメートル』とは違い、本作では結構コミカルな描写もあるので新鮮な気持ちで読めると思います。

 物語はヒロインの一紗が突然の交通事故で死亡するところから始まります。そして彼女の魂が見たのは、多くの幽霊が徘徊する世界。基本的に人は死ぬと皆幽霊になり、時間の経過と共に魂が浄化されやがて消えていくか、怨霊と化してこの世界に留まり続けるかの二択になるらしい。一紗はそんな現実を突きつけられ、更には自身の死に対する家族や友人達の反応に直面して戸惑い苦悩したりするのでした。

 とにかく「死」という重いテーマを扱っているので暗い内容になりがちではありますが、一紗が今時の女の子のノリである為にコミカルな部分も多く、ある程度は重い空気を緩和してくれています。ただ、彼女の成仏の時が近付いていくほどシリアスな要素が増えていく事は間違いないと思いますけどね。

 実際、この巻のラストの辺りでは遺族に伝えたい想いがあるのに、霊感を持つ者でさえも感知できないほど一紗の存在感が薄れてきてしまい焦り出す……という展開になっています。今後は残された時間をいかに有効活用して悔いを残す事がないように出来るか……という部分に重点が置かれる事になると思うので、今まで以上の真剣さが必要であり、まさにタイトル通り「まじめな時間」となるのでしょうな。

 なお、巻末には描き下ろしで一紗の友人達のその後が描かれています。どの程度時間が経過しているのかは謎ですが、友人の死をまだ完全に受け入れきれていない少女達の心情が語られています。このエピソードでは一紗の姿が描かれていませんが(回想シーンにおける生前の姿は除く)、本当にその場にいないのか、それともいるけどあえて描いていないのか……。仮に後者だとして、その時の一紗の心情がどういったものだったのかを想像してみるのも面白いかもしれませんねぇ……。



 じゃ、今日はここまで。
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