江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

巨乳ハンターの思い出。

2012年07月29日 22時58分44秒 | 漫画レビュー
 ども、お茶を飲んでいた江戸です。ペットボトルのオマケに『けいおん!』のフィギュアがついていたので、ついつい買ってしまった。普段ならこんな150円近くするモノは買ったりしないんですけどねぇ(同じサイズでも100円くらいのあるし)。でも、フィギュア込みの値段だと思えば有りか。
 それにしても、地元のコンビニではアニメ作品とのコラボ・限定商品の企画はやらないので、こういうのとは無縁だと思っていたのだけれど、今回のはメーカーの企画なのね。まさか伊藤園までもが『けいおん!』に手を出すとは、時代も変わったものだ……。で、さすがにコンプリートする為に複数買いはしないけれど、明日もコンビニへ行くので、もう1本くらいは買ってもいいかな……と思っている。
 ちなみに現在持っているフィギュアは唯。不満ではないけれど、棚の前面にはこれしかなかったので選択肢が無かった……。出来れば梓かムギも欲しい……。


 さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、昔の作品について語ってみましょうか。


●巨乳ハンター(安永航一郎)


 「ひゅーほほほほほほっ」という奇っ怪な笑い声とともに現れる事で有名だった仮面の女が繰り広げるギャグ漫画。

 その正体である恭塚まさ子は「貧乳である(高校生なのに小学生にも負けるレベル)」という理由だけで好きな男にフラれてしまったのが切っ掛けで巨乳に対して異常な憎悪の念を抱くようになり、「巨乳ハンター」という怪人に扮して巨乳の女性を襲い、魚拓ならぬパイ拓をとるという行為を繰り返します。まあ、当初は巨乳を持つ者が増長しないようにする為の牽制だったのだけど、いつの間にかパイ拓のコレクションが目的化しているようにも見える。いや、どのみち変質者である事にはかわりがないのだけど(笑)。

 で、次から次へと現れる巨乳キャラと戦い続ける巨乳ハンターですが、時として宇宙海賊や閻魔様などの常識外れの存在とも戦ったりして、もう何でもあり。元々は普通の人間の筈なのに、なんでここまで超人的に戦えるのか謎ですな。これもひとえに貧乳コンプレックスの成せる業なのだろうか……。

 ちなみに登場人物の名前は俳優等有名人のパロディです。また、各話のタイトルも「巨ブラ」や「ロボカップ2」のように映画やアニメ作品のパロディとなっており、なんだかそんなタイトルのアダルトビデオが実在しそうで困る(笑)。そして、実際に本作も実写化された事があるという……(どの程度のエロさだったのかは観た事が無いのでよく知らない)。 

 なお、題材が題材なだけに乳首や裸が大量に出てきますが、絵柄の所為で全く嬉しくありません(笑)。でも、今他の萌え絵が描ける作家にリメイクさせたら、全く別物になって(ある意味では)面白いような気がしないでもない。


 さて、安永航一郎作品は他にも『陸軍中野予備校』、『頑丈人間スパルタカス』も持っていたけど、処分してしまった……。あと、『海底人類アンチョビー』はまだ手元に残っている事をたった今思い出したのだけど、もう時間が無いのでこの作品についてはまたの機会に……。

 それにしても、最近の作者は商業誌よりも同人誌で見る事の方が多いような気がする。今の時代、同人の方が規制が緩くてギャグがやりやすいのかなぁ……と思ったりした。



 じゃ、今日はここまで。
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ブギーポップの思い出。

2012年07月22日 22時50分55秒 | アニメ・実写レビュー
 ども、BSアニマックスが無料だけど、特に観たい物が無いので観ていない江戸です。深夜になったら『黄昏乙女×アムネジア』の最終回が放送されるようなので、それだけが楽しみ。来週も無料らしいけれど、また微妙な感じだなぁ……。


 さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、昔の作品について語ってみましょうかね。


●ブギーポップは笑わない(緒方剛志 原作・上遠野浩平)


 世界の危機に反応して一人の少女の中から浮かび上がる謎の人格・ブギーポップの戦いと、それに関わる人々を描く群像劇ですね。原作はライトノベル作品で、その挿絵を担当している緒方剛志本人が漫画版も担当しています。

 ちなみに『ブギーポップ』のコミカライズ作品は他にもあって(作画は高野真之)、そちらは原作とは全く違う設定と内容でしたが、こちらは比較的原作(一作目)に忠実な内容となっているように思います。少なくとも挿絵担当本人ですから、キャラのイメージが大きく違うという事はまず無いでしょうな。

 とはいえ、私も原作の細かい部分はかなり忘れちゃっていますので、変更点があるのかどうかもよく分からないのですけどねぇ。一応シリーズは10作目くらいまでは読んでいたのですが、その後は自然に遠ざかってしまって、今ではその内容の多くも忘却の彼方。ただ、『ペパーミントの魔術師』が凄く面白かったのと、イナズマとフォルテッシモが格好良かったという漠然とした記憶はあるのですがね……。その辺は映像的なイメージがあればもっと記憶に残っていたと思うので、そういう意味では一作目以外のシリーズも漫画やアニメになって欲しかったなぁ……。

 なお、本作にはアニメ版も存在するけど、私は観た事がありません。そのかわり実写映画版なら……。

     
 このDVDは中古で売っていたのでなんとなく買ったような記憶が。内容は漫画版と比べてもそれほど極端な変更点はありません。しかし、漫画版でもあった百合っぽい描写は一応あるけれど、さすがに全裸は駄目だったようですな……(でもキスどころか眼球舐めまでやったのは評価する)。あと、マンティコアの最期は絶対漫画版の方が良いですねぇ。

 それよりもキャラのイメージが原作とは微妙に違う(+演技が未熟)という所が最大の問題点であるような気がします。原作では長髪である「炎の魔女」こと霧間凪が短髪になっているのですが、それも他から比べたらマシな方だからなぁ……。

 それでも、総合的に見れば邦画としては並のレベルの出来にはなっていると思うので、そのつもりで見ればそんなに悪くないとは思いますよ。ただし、十年以上前の作品なので、DVDの画質はかなり悪いような……。



 じゃ、今日はここまで。
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ロマサガとブレスオブファイアの思い出。

2012年07月21日 22時14分26秒 | 漫画レビュー
 ども、首と肩が凝っている江戸です。悪夢にうなされた後だと、身体が緊張するのか、それとも血圧の関係なのか、とにかくそうなってしまう事が多いような気がする。まあ、夢にうなされるのは割と日常茶飯事なので、たまたまそうなってしまった可能性も否定は出来ませんが。


 さて、今日も雑誌の感想ネタとかが無いので、昔の作品について語ってみましょうか。今回は『ファミリーコンピュータMagazine』というゲーム専門雑誌関連の作品についてです。ここで連載されていた作品については、以前『サムライスピリッツ』について語った時にも触れていますよね。それではいってみましょー。


●ロマンシング サ・ガ(紺野さおり)

     
 スクウェア・エニックスになる前のスクウェアにおける看板シリーズ一作目のコミカライズです。ちなみに全編描き下ろしで、当時連載されていた『ロマンシング サ・ガ2』に便乗して発売されたと言ってもいいのかもしれません。

 内容は主にアルベルトをメインにして割と無難にゲームのストーリーを漫画化しています(ただし四天王関連のイベント等は全面カット)。しかし終盤ではナイトハルトがボスキャラとして登場してきたりする等の漫画版オリジナル展開もあります。まあ、ガラハドが酷い目にあうのはゲームでも漫画でも同じですがね(笑)。折角ラスボス戦まで生き残っていたのに……。

 なお、紺野さおりは後に『週刊少年マガジン』等で活躍する咲香里の別名義。個人的に咲香里と言えば、成年向けで百合物ばっかり描いていたイメージが強いのですけどねぇ……。


●ロマンシング サ・ガ2(原作・葉月まゆみ まんが・面堂かずき) 

     
 『ロマンシング サ・ガ2』のコミカライズ版。一部では有名な「ワグナス!!」コラの元ネタだけど、コラの方は知っていても、この作品が元ネタだとは認識していない人も多いのかもしれません。

 そんな訳で、今となってはコラよりも知名度が低いかもしれないという作品なのですが、しかしゲームのコミカライズ作品としては非常に出来が良く、読んでみると普通に面白い作品です。まあ、絵柄が少女漫画過ぎる所が個人的にはちょっと残念ではありますがね……。

 ところで、ゲームの方の話なんだけど、『サ・ガ』シリーズで一番好きな作品はこの『2』です。システムが特殊なので、ゲームの進め方によっては完全に詰んで最初からやりなおしになったりしますが(戦闘回数で敵が強くなるので、逃げ続けると敵だけが強くなって勝てなくなったり)、そういうところも含めてやりがいがあって好きでした。また、戦うタイミングでデザインが変化する七英雄のキャラも良かったですねぇ(バトル音楽も格好良すぎ)。

 それはさておき、ラストバトルにおいてホーリーオーダー(女)が混乱させられてしまったのだけど、「WPもJPも殆ど尽きているから大技は使えないし、放置していても問題ないか」と思っていたら、「皆死ね矢(全体に即死攻撃)」を使われてパーティが壊滅したのは私だけですか? 敵に使っても確実に効く訳でもないので軽視していた技が、味方に使われるとここまで恐ろしいとは……。


●ブレス オブ ファイア 竜の戦士(八雲ひろし)

     
 カプコンの人気RPGシリーズの一作目のコミカライズですね。私はこの一作目しかプレイした事が無いのだけど、結構良作だった記憶があります(特にBGMが好きでした)。

 まあ、今となってはその内容もかなり忘却の彼方なのですが、それでも今この漫画版を読むと、それほどゲームのイメージからかけ離れた物ではなく、忠実な作りになっているのではないかと思います。勿論、たった2冊でラスボス戦まで描ききってしまうのですから、かなり端折られた部分も多いのでしょうけどね。

 それにしても、作者の八雲ひろしが、先日不妊治療を題材にしたテレビ番組内で、漫画家・一本気蛮のチーフアシスタントとして出演していて吹いた。昔『ファンロード』で一本気蛮が連載していた絵日記漫画によく登場していたけれど、未だに交流があったのか、この二人……。



 じゃ、今日はここまで。
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CLAMP作品の思い出。

2012年07月20日 22時32分28秒 | 漫画レビュー
 ども、『人類は衰退しました』を観ていた江戸です。なんだあのコミケの歴史(笑)。ガチで声出して笑ったわ。最初は微妙だと思っていたけれど、ようやく面白くなってきた感じ。


 さて、今日も雑誌の感想ネタとかが無いので、昔の作品について語ってみましょうか。今回はCLAMPの作品について。ただ、現在手元にあるのは2作品だけですがね。


●聖伝 RG VEDA(CLAMP)

     
 古代インドの神話をモチーフにした作品で、神々の戦いを描いています。取りあえず阿修羅可愛いよ阿修羅。当時は男なのか女なのかよく分からなくて困惑したキャラですが、今となってはどちらでもいいや(笑。設定的にはどちらでもないらしい)。でも、今リメイクしたら、男の娘キャラとしてブレイクする可能性もあると思うんだぜ?

 それはさておき、この作品はたぶん私が初めて読んだCLAMP作品で、この頃は現在と違ってスクリーントーンを多用しており、ほとんど別作家と言ってもいいくら作風が違いますね。まあ、それも絵柄に限った事で、ストーリー面に関しては今も昔もあまり変わっていないような気もしますがね。

 また、同人出身の作家である為か、巻末で自作のパロディを描いていたのが当時としては珍しかったように記憶しています。本編がシリアスなだけに、そのギャップが楽しかったです。ただ、他の作品ではあまりそういオマケをやらなくなっていった印象があるので、その辺はちょっと残念だったかも。


 そしてももう一作。

●カードキャプターさくら(CLAMP)

     
 ここ10年くらいの魔法少女物作品の成功作というと、『魔法少女リリカルなのは』や『魔法少女まどか☆マギカ』があると思うけど、個人的にはこの『さくら』が頭一つ飛び抜けているような気がします。いや、現在の人気で言うのなら『なのは』の方が上なのかもしれないけど、私の地元では放送した事が無いのでいまいちブームが実感できなかったし……。あと、『さくら』が無かったら、今「魔法少女」というジャンルが復権していたかどうかも怪しいような気がするので、その功績は大きいと思うのですよ。

 つか、CLAMP作品としてもこれが一番成功した作品であるような気がしますねぇ(もしかしたら売り上げでは上の作品があるかもだけど、知名度とか総合的な意味で)。それというのも、NHKでアニメ化して長期間放送していたというのが大きいですな。基本、全国何処でも放送していますから、「地元では放送していない」という悲劇がありませんからねぇ……。

 結果として幅広い人気を得た訳ですし、当時は同人での人気も物凄い物があったように思います。というか、原作が少女漫画のNHKアニメなのに、同人向けの要素が多すぎなんだよ!(笑) もうロリ・百合・BL・ショタ・教師と生徒の禁断の恋・男の娘・人外・魔法……等々と、エロ同人誌に便利な設定の宝庫や……(当然、作中ではソフトには偽装されていたけど)。未だに同人誌が作られ続けているのも納得だわ……。アニメもリメイクしないかなぁ……。


 あと、他にも『東京BABYLON』、『X』、『魔法騎士レイアース・2』、『ANGELIC LAYER』、『ちょびっツ』、『ツバサ』等の単行本も持っていたけれど、引っ越しの時に処分してしまった……。『魔法騎士レイアース』はアニメのOPが素晴らしかったので、また観たい……。



 じゃ、今日はここまで。
 
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修羅の門の思い出。

2012年07月19日 23時31分20秒 | 漫画レビュー
 ども、『サンデー』と『マガジン』を立ち読みしに行った江戸です(買うまでもなかったので、お茶と手巻き寿司を買って帰ってきた)。やっぱり月曜日が祝日だと入荷が木曜日になるなぁ……。『銀の匙』の最新巻はむしろ入荷が早まったのだから、雑誌も単行本と同じ様に融通がきかない物だろうか……。


 さて、今日は雑誌の感想ネタとかが無いので、昔の作品について語ってみましょうか。今週はずっとこんな感じ。


●修羅の門(川原正敏)

     
 陸奥圓明流という古武術の継承者・陸奥九十九は、圓明流が地上最強の物であると証明する為、色んな所に喧嘩を売る……という話(ザックリし過ぎ)。続編となる『第弐門』が連載中ですが、無印の方は現在とは作品の質が違うので(特に序盤)、ある意味では別の作品だと思った方がいいかも。

 で、連載当時(特に「全日本異種格闘技選手権」の辺り)は後の「K-1」や「総合格闘」ブームの先駆けというか火付け役のような役割を果たしていたように思います(まあ、最終的には時代が作品に追いついたというか、作中の内容も現実に則した物になっていった感はありますけが)。

 実際、この作品の連載が始まった頃って、そろそろプロレスブームが終焉を迎えようかという時代で、それから十年間くらいはこれぞという格闘技のブームが無い空白期間だったような記憶があります。そんな折りにこの『修羅の門』が人気を得て、その影響で格闘技を始めた人や格闘技のファンになった人もいたと思うので、後のブームへの影響が皆無だったとは思えません。

 少なくとも、昔は子供達が技を真似している光景がよく見られる程度には人気がありましたし、私も影響を受けて習っていた柔道の技に打撃をミックスしたオリジナルの殺人技を開発したりもしましたよ(肘打ちを入れるのと同時に投げる技)。いや、危ないので理論だけで、実際に使った事はありませんがね。狼牙みたいに決まれば受け身はまず出来ないだろうし、肘に体重が乗るので本当に致命傷になりかねない……筈(笑)。…………他では技を実践して事故とかあったのかなぁ……と、今更いらん心配をしてしまう。


 そして外伝。

●陸奥圓明流外伝 修羅の刻(川原正敏)

     
 タイトルの通り外伝です。内容は九十九の先祖が歴史上の偉人と戦ったりする感じ。その偉人のファンの人とかには「勝手に歴史を改変するな」と怒られそうな部分も無きにしも非ずですが、やっぱり史実の不確かな部分に「実はこうだったのではないか?」と妄想する事には浪漫がありますよね。

 また、バトルがメインの本編とは違い、こちらは物語にも重点が置かれている為、本編よりも泣けるシーンが多く、外伝なのに本編そっちのけでアニメ化しているのもその辺が理由なのでしょうな。取りあえず、「アメリカ西部編」は特に泣ける内容になっていると思うので、私の母に4巻から読ませてみたら見事にハマっていたぜ!(笑)

 あと、個人的に好きなのは「雷電爲右衞門編」ですね。今までも本編やこの外伝でも「立ったまま気絶(または死亡)」というシチュエーションは何度かありましたが、雷電のそれは一番胸に迫る物がありました。あと、葉月可愛いよ葉月。

 ともかく、このシリーズはまだネタがあるだろうし、私としても続きが読みたいところですが、『第弐門』の連載中は無理だろうかねぇ……。


 最後に『修羅の門』のプロトタイプとも言える作品。

●あした青空(川原正敏)

     
 空手を題材にしたバトル漫画。現在の『修羅の門』ほどリアルな格闘描写ではなく、どちらかというとまだ普通の少年漫画らしさがありますね(コマ割りも普通の漫画っぽいし)。しかし、確実に後の修羅の門に繋がる作風がこの時点で確立しつつあると思います。

 ただ、それまでの作者は、現在で言う所の萌えエロ路線の漫画『パラダイス学園』を連載していた為、このシリアスな格闘路線はかなり意外に感じた物です。まあ、今となっては、作者が本当に描きたかったのはこの路線だったのだろうなぁ……と、思わせますが。

 もっとも、この時点では『パラダイス学園』時代の作風も残っていて、女の子キャラは現在よりも可愛いくらいだし(特にまゆ子がマスコット的な可愛らしさ)、パンチラや裸などの描写も多くみられますがね。ちなみに、当時の『月刊マガジン』としては本作のエロ描写はソフトな方です。もっと凄い作品だと、現在の『To LOVEるダークネス』以上の無法地帯状態だった気が……。実際、当時の連載作品の中には、現在「成年コミック」マーク入りで売られている物もある筈です。色々と大らかな時代だったなぁ……。



 じゃ、今日はここまで。
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ゴジラの思い出-ゴジラVSメカゴジラ。

2012年07月17日 21時53分27秒 | ゴジラ
 ども、脚が冷える江戸です。本州の方は暑かったらしいけど、こちらの夜はまだまだ涼しい……。裸足だとちょっとキツイなぁ……。


 さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、久々にゴジラ映画について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●ゴジラVSメカゴジラ

     
 前作までは作中に反核や環境保護などの強いテーマ性が盛り込まれていましたが、今作ではその辺のテーマはあまり目立っておらず(一応種族間の共生とかあるようだが)、純粋に娯楽作品として作られているように感じます。そんな訳で、前作の『VSモスラ』に引き続いて人気怪獣のメカゴジラが復活し、その魅力がタップリと描写されています。話の大筋は、ゴジラの脅威に対して、人類の英知を結集して作り上げた巨大ロボット兵器・メカゴジラで対抗するという単純明快な内容になっております(サブの方では色々な要素はあるけどね)。

 で、本作の主役とも言えるメカゴジラですが、個人的には初代が一番好きなのでデザインや装備には若干の不満があります。やっぱり私は、無限とも思えるほどの凄まじい弾幕を張れる初代が好きなので、本作のメカゴジラにはミサイル成分がちょっと少ない気がして物足りないのですよ。

 しかし、本作を観て育った世代の人だと、このメカゴジラが一番だという声も多かったりします。実際、冒頭の格納庫内でのメカゴジラのシーンは、BGMの良さも相俟って異常にテンションが上がる格好良さでした。また、その実力も故障とかさえ無ければゴジラを完封出来そうなくらい圧倒的な強さを誇っていて、やはりゴジラにとっての真のライバル怪獣はこのメカゴジラだと再認識させられます。

 あと、本作では久々にラドンも復活しています。昭和シリーズの中盤くらいまでは準主役クラスの怪獣でしたが、いつの間にか姿を見せなくなった存在ですね。たぶん同じく初期から活躍しているモスラと比べると華が無いのでしょうな……。しかも、かつてはゴジラと対等に戦えるくらいの強キャラだったのですが、今作ではゴジラの添え物っぽい感じに……(ゴジラの逆転勝利には著しく貢献はしたけれど)。熱線を吐き出せるようになったので昭和シリーズよりは強くなっている可能性もあるのですが、いかんせん他が強すぎた……。結局、『ファイナルウォーズ』まで再びラドンは姿を消す事になったのでした。

 また、今作ではゴジラの義理の息子と言えるベビーゴジラも登場していますが、子供受けを狙って可愛く作ろうとした結果、着ぐるみ感が凄い事になっているので、個人的には劇場公開当時からあまり好きではありませんでした(でも、次作のリトルゴジラよりはかなりマシか)。不細工でも昭和時代のミニラの方が生物っぽくて愛着を感じます。

 なお、『VSシリーズ』の告知用ポスターは、絵柄と内容のイメージがかけ離れている事で有名なのですが、その最たる物が本作のポスターです。

     
 デザインが全く違うし、メカゴジラが合体変形するのではないかとも思える絵柄ですよね……(実際に本編中でも飛行ユニットと合体はするけれど、変形と言える程の大きな変化は無く、それほどイメージは変わらない)。
 たぶん、デザインとかが固まっていない時点で描かれた物である為にこういう事になっているのだと思いますが、「騙された」と思った人も多いのだろうなぁ……。いや、格好いい事は格好いいのですけどね? それだけに本編中で再現されていないのが惜しいと言うか……。


 それでは、次回の『ゴジラVSスペースゴジラ』に続く。



 じゃ、今日はここまで。
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エルデガインの思い出。

2012年07月13日 23時20分56秒 | 漫画レビュー
 ども、『となりのトトロ』を観ている江戸です。何度目だ!(笑) こう頻繁に放送していると、DVDとか必要ないように感じてくるなぁ。放送した時だけ観れば充分というか……。
 あと、『新劇場版ヱヴァ』の情報があるという話だったけど……オイ!? あれだけかよ……。


 さて、今日は雑誌の感想ネタも戦利品ネタも無いので、昔の作品について語ってみましょうか。


●エルデガイン 導きの神(円 英智)

     
 今は亡き『月刊コミックコンプ』に20年ほど前に連載されていた作品ですね。雑誌自体はもう存在しないのですが(分裂して連載作品の殆どが『電撃コミックガオ!』に。それが原因で読者が一気に離れて休刊→結局後に『ガオ』も休刊、その後『電撃大王』に一部吸収されて現在に至る)、幸いこの作品はその辺のゴタゴタに巻き込まれずに寿命を全うした幸福な作品だと思います。

 で、内容の方ですが、ぶっちゃけ『天空の城ラピュタ』をリスペクトして作られている印象がかなりあります。実際、空からヒロインが降ってきたり、ロボット兵みたいなのが暴れ出したり、太古の超文明の巨大空中建造物が猛威を振るったり……と、共通する要素は多いです(他にも『FF』シリーズ的な要素も多かったように思いますが。『FF7』のごとくメテオが発動したり)。まあ、これは今だからこそ言える事ですが、連載されていた当時はそんな事を気にせずに楽しんでいましたし、それだけの面白さがある作品だったと思います。

 ともかく、主人公のザンは不老不死の少女リュミールと出会った事が切っ掛けで、彼女が秘密を握っている「創造と破壊を司る先文明のシステム・エルデガイン」を巡る争いに巻き込まれていく……という感じの内容になっています。まあ、序盤は普通の冒険物レベルって感じですが、終盤ではバトルのインフレが物凄い事になっており、世界の存亡をかけた総力戦とかは非常に熱い展開でした。

 そんな訳で、本作は私が作品を作る上で多大な影響を受けた作品の一つであり、実際に以前書いていたオリジナル小説の主人公の名前もこの作品から借りていたりします。それくらい好きな作品なので、今でもアニメ化とか何かしらの動きを期待したいのですが、作者自身がもう全く見かけなくなっちゃったしなぁ……。


 で、そんな作者の作品をもう一つ。


●ロマンシア 浪漫伝説(漫画・円 英智、原作・寺田憲史)

     
 今も健在な『月刊コンプティーク』に20年以上前に連載されていた作品で、パソコンゲームのコミカライズです。現在パソコンゲームというとエロゲのイメージが強いと思いますが(最近はネトゲのイメージも強いが)、当時はまだRPG作品のイメージが強かったように思います。この作品の原作もその一つです。

 ただ、この漫画版の内容はゲームとは大きく設定が事なり、ゲームでは助けられる側の王女セリナ(『ドラクエ1』で言うところのローラ姫みたいな立ち位置)が主役で、ゲームの主人公であるフレディがラスボスという奇抜な設定になっています。それだけにゲームを知らない人でも問題なく楽しめる内容になっていますが、元々のゲームのファンにとってどうだったのかは、ゲーム未プレイの私には知る由もありません(笑)。

 ちなみに、本作で敵として登場したシアンは、後に『エルデガイン』にてリニューアルされたキャラが味方として登場しています。
 また、原作担当の寺田憲史は初期の『ファイナルファンタジー』のシナリオやそのコミカライズの原作も担当していますし、多くのアニメの脚本も担当しています。



 じゃ、今日はここまで。
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