江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

最近の戦利品-ベクシル。

2011年04月02日 17時10分10秒 | アニメ・実写レビュー
 ども、雪中行軍してきた江戸です。4月に入ったのに吹雪に巻き込まれるとは……。もう雪はいいよ……。



 さて、今日は雑誌の感想ネタが無い訳でもないのだけど、時間的な余裕と体調がちょっと微妙なので、最近の戦利品について語ってみたいと思います。


●ベクシル 2077日本鎖国

     
 中古にて500円で売っていたので買ってきた。そんな訳で、内容はその値段に見合ったもので、個人的には100点満点中で50~60点くらいですかねぇ。基本設定としては、鎖国した日本国内で国際法違反が疑われる危険な事をやっているっぽいから、米国が特殊部隊を潜入させて調べる……という感じのSF映画。

 取りあえず、私は映像の中途半端さが気になったかなぁ……と。CGでメカや背景等はリアルなんだけど、人物キャラクターの影の付け方がアニメ調なので、いまいち画面内で調和がとれていないというか……。なんとなくゲームのイベントムービーを見せられているかのような安っぽさも感じてしまいます。

 まあ、3DCGが得意としていると思われる、スピード感のあるアクション面においてはかなり良い出来だとは思うのですけどね。敵の本拠地に突入する時の一連のアクションは手に汗を握った。

 ただ、そこがピークだったという感じも否めなくて、終盤がほとんど盛り上がらないのが残念。せっかくアンドロイドとかも出てくるのだから、もっと化け物じみたボスキャラを用意しても良かったのに、黒幕があまりにも小物なんだものなぁ……。どうせなら、アンドロイドのサイトウの予備ボディが100体くらい出てきたり、それらが合体・巨大化するくらいの無茶をやった方が娯楽作品としては面白かったと思う。まあ、国を駄目にする為には、小悪党に権力を持たせるだけで充分というのは物凄くリアルなのかもしれんけど。

 それと、メインキャラは本職の声優を使わずに、俳優が声を当てているのですが、これは許容範囲ですな。少なくとも、「これは誰が聞いてもアウト」というほど下手なのはいなかったと思うので、その点については良かったと思います。

 それにしても、この作品を観ていて「国の重要な部分をひとつの企業に依存しすぎるのは危険だなぁ……」と思っていたのですが、それがあんな形で実現しちゃうとは……。やっぱり、多様性を持ってリスクの分散をはかる事って重要だわ……。あと、為政者が(の)選択を間違うと取り返しが付かなくなりかねないというのもね……。そういう意味では、ある種の警鐘を鳴らす作品だったとは思いますね。



 じゃ、今日はここまで。
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