さよなら金剛番長。

　ども、久しぶりにとある肉（あえて明言しない）のベーコンを食べた江戸です。これまでの人生でも数回程度しか食べた記憶は無い為、すっかりその味を忘れていたけど、むう……そのままだと脂身にクセがあるなぁ。まあ、醤油をかければ普通に食べられるレベルになったけど……。更にカラシや七味などを駆使して調理すれば、もっと美味く食べられるかもしれない……とは思った。
　いずれにしても、あえて好んで食べたいと思う物ではなかったけど、だからといって食文化に文句を付けるつもりも御座いません。



　さて、いつもなら『週刊少年サンデー』の感想を書くところですが、今回は特筆すべき事もあまり無かったので、最終回となる『金剛番長』１本に絞って書く事にします。


　地球崩壊の危機を脱してから５年後……。地球の核に突入した金剛番長は未だに帰還していないらしい。
　それでも、世界は順調に復興しているようです。本来なら現代文明が崩壊してもおかしくないくらいの大災害だった筈ですが、文明は元のレベルを維持しているようで、ビルなんかも普通に建ってますなぁ。さすが短時間でバンカラタワーが建立されたりする世界観だぜ（笑）。５年もあれば再生には充分って事か……。

　で、そんな世界における、かつての仲間達ですが……、

　　　　　
　念仏番長は漫画家を志しているようです。しかし、絵が未熟なのはまだしも、線がはみ出しまくったり、原稿がインクで汚れまくったりしているのは問題だなぁ……。だれか彼にホワイト修正を教えてやれよ……。
　ただ、480ページも描く熱意だけは凄い。その熱意があればデビューも不可能ではなさそうだな……。実際、担当もそこは買っているようだし、自らの次のネームを要求している辺り脈はありそうだ。


　で、そんな念仏は、居合番長が開いた料理屋で毎日のように只飯を喰らっているようです。


　まあ、念仏の事だから、出世したら百倍返しをするというのはたぶん本気なのだろうな……。
　それにしても、居合番長がまさか道化番長・夜子と結婚していようとは……。と言うことは、女体に対する免疫の無さは克服したのだろうか？　一体、どのようにして克服したのか気になるぜ……（笑）。
　ちなみに、朝子はマジックバーを経営しているらしい。


　そして剛力番長ですが、現在はモデルとして活躍しているようです（アイドル・女優としても？）。


　成長してるー！？（特に胸が）ガビーンΣ（￣□￣；）　でもまあ、このくらいのバランスの方がいいかもな……。前はあまりにもちびっ子過ぎたし。
　ちなみに、貝裏鬼はマネージャーをしているようですが、身体のサイズ以外は普通のサラリーマンと化していて吹いた（笑）。


　次に卑怯番長は刑事。


　まあ、天職でしょうな。彼がその気なら、犯罪者根絶する事は不可能でも、それに近い状態に持ち込むことは出来そうだ……。
　それはさておき、彼には新しい家族ができるようです。一瞬、孤児院に新しい子供が入ってくるのかと思ったけど、どうやら違ったようで……。


　一方、なにかそわそわしている、サソリ番長。

　　　　　
　なにやらイベントがあるようですね。つか、なんだかすごく可愛くなってるんだけど……。最早「誰これ？」のレベル。やっぱり、この人は化粧していない方がいいな……（あと髪型も普通にしていた方がいい……）。


　また、月美ですが、成長してより女らしくなっていますね。それにマシン番長も健在で、相変わらず一緒にいるようです。磊にとって最大のライバルなんだろうなぁ……（そもそも月美は磊の事をあまり相手にはしていないようだけど）。

　　　　　
　つか、文学番長は生きていたのか……。日本番長にやられた上に、巨大化した日本番長によって内部から破壊されたバンカラタワーの崩壊に巻き込まれた筈なのに、タフなお人や……。しかし、何故にお天気お姉さんなのか……。どう考えても他に適正のある職業があるだろ……(;´Д`)。


　そして、ついに登場のヒロイン・陽菜子。現在はプリン屋を経営しつつ金剛の帰りを待っているようです。


　でも、既に未亡人みたいな扱いで吹いた(笑)。色々と報われないヒロインだ……。
　それはさておき、彼女は金剛母の墓参りに来ていたようですが、そこと同じ教会なのかな？　ともかく教会で卑怯とサソリの結婚式が行われるようです。


　まあ、前々からフラグは立っていたしなぁ。ただ、家族が増えるって言うから、子供が生まれるのかとも思っていたよ。
　それにしても、念仏のスピーチが普通に良いな。その話術は、本職の僧侶になって活かした方がいいような気がしてきたわ(笑)。


　ともかく、式には沢山の番長の関係者が集合。


　取りあえず、期待通り改造番長が良い感じに成長していますな。しかも、眼鏡っ娘に進化するとは素晴らしい。
　また、爆熱番長は国会議員をやっているようです。


　うん、正直こういう議員がいるこの世界が羨ましいわ……。あと、悪矢七は爆熱と親しげですが、彼も政界入りしたからなのかな？　彼がマシン番長の舎弟と戦っている時に「もしかしたら、最終的に日本の頂点に立つのは彼なのではないかとさえ思える（普通に政治家とかで）」と、書いたことがあるのだけど、マジでそうなるかもしれないのか……。


　ともかく、みんな幸せそうですが、でもそこには金剛だけがいない……。しかし、タイミング良く帰ってくるのは、この手の話ではお約束。

　　　　　
　金剛の帰還によって、ハッピーエンドとなりました。それにしても、金剛の存在に最初に気付いたのが念仏っぽい描写があるのだけど、最後まで美味しい漢よ……。

　ともかく、爽やかな読後感で良い最終回でした。やはり今回のように、それぞれのその後が描かれていると、満足度が違いますな。バトル終了後に即「完」では、余韻も無いですからねぇ……。
　まあ、終盤は勢いの低下は感じましたし、あまりにもあっさり退場した王狼番長や、再登場しそうでしなかった噛噛番長の存在等、一部残念な所はありましたが、概ね満足な内容でした。当分このような作品が出てこないであろう事を思うと寂しいですが、取りあえずは「今までありがとう」と素直に言いたい。本当に楽しく読めました！



　さて、次週からの『サンデー』ですが、毎回必ず感想を書くほど入れ込んでいる作品も無くななった事ですし、購読はやめて立ち読みした際にどうしても語りたい事があった時だけ買う方向で行こうかと思います。それで浮いた金で、好きな作品の単行本を買う方が効率的だろうしね……。




　じゃ、今日はここまで。