6月28日、中米ホンジュラスは、貧困層支援などセラヤ前政権の改革政策に反対する保守派勢力が引き起こした軍事クーデターから1周年を迎えた。首都テグシガルパでは27日夜、クーデターとその後の弾圧による犠牲者を追悼し、セラヤ氏の無条件帰国などを要求するたいまつ行進が行われた(「しんぶん赤旗」2010年6月29日)。ラテンアメリカでは、1999年にベネズエラでチャベス政権が成立したのを皮切りに、社会変革を望む国民の声が、つぎつぎと奔流のように革新的政権を誕生させていった。しかし、米国と反動勢力の側でも、イラク戦争が激動の時期を過ぎた2007年後半より本格的な反攻に転じた。沖縄基地の強制に見られるように、オバマ政権の覇権主義外交は彼の個性とは関係なく変わらない。世界の構造変化の象徴の一つと見られる中南米地域においても、歴史は、一路、進歩の方向になかなか進むものではない。
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