パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

シナリオ

2012-05-08 22:48:25 | Weblog
 連休中、ネットにつながらなかった。

 理由は、データカードを使っていること、そのバージョンが古いので性能が悪く、ネットが混むと、つながらなくなってしまう…のだろうと思うのだが、よくわからない。

 今も、途中で切れてしまい、再度つなげたところだ。

 新バージョンには無料で交換できるのだけれど、パソコンを買い替えなければならない。

 でも今は、クォークを使っている関係で、どうしてもOS9でないとダメなので、新しいのに買い替えるわけにいかない。

 結局、ネット用にレオパルドを買うのかというと、そんな気にはなれない。

 ネットをやるだけなら、マイクロソフトのXPで充分のはずだし。

 と、以上は枕がわりのグチ。

 これから本題のグチなのだが、政府は拡大ASEANみたいな集まりで、新たな通貨危機に備える積み立て基金をつくるという名目で、ン兆円の支出を約束したそうだ。

 つい1、2週間前にはヨーロッパの通貨危機に備える基金に同じくン兆円たんいの支出を決めていて、あわせて少なくとも十兆円の支出を外国に対して約束したわけだが、これだけ財政危機を煽っていながら、マスコミは何の反応もしない。

 それどころか、新幹線はつくるは、第二東名はつくるは。

 さっきも、その第二東名のSAが紹介され、お祭り騒ぎだったが、SAがどんなに汚い利権の塊であるか、ということはすっかり忘れているみたい。

 お父さんの会社は大変なんだということで、子供たちには質素節約を説き、一歩外へ出ると、一転の「大盤振る舞い」。

 かどうかはわからない。

 本当に、お父さんの会社は大変なことになっているのかもしれず、それ故に、お父さんは外に「いい顔」をしているのかもしれない。

 それで、お父さんから事情を言い含められているお母さん(マスコミ)が、子供たちに、「お父さんはサラリーマンだから、ちゃんと背広にネクタイをして、毎晩接待しているし、付き合いのお金も必要なんだけど、でも会社は火の車で、給料も安いの。だからあんたたち、我慢してね」と言っているのかもしれない。

 でまあ、これが一番ヤバいんだが。

 いずれにしろ、テレビをつけるとどこでも、グルメ番組ばかり。

 グルメ番組でなくても、しょっちゅう口をもぐもぐさせていて、醜いったらありゃしない。

 昔から、日本のドラマは飯を食ってばかりいると、批判されていたのだけれど、最近はこの「批判」もどこへやらだ。

 話がそれたが、政府、日銀は、私の記憶している限り、20年以上前から、日本国民には、財政が危ういと言い、外に対しては「大丈夫」と言い続けてきた。

 そしてそれをマスコミは黙認してきた。(「黙認」でなければ、これほど明々白々な事実を説明できない)

 いったい、真実はどこにあるのか?

 もっともあり得るシナリオは、お父さんの会社の不振は、事実ではなく、でも内には厳しい顔をしていた方が都合がいいからそうしているというもの。

 じゃあ、今のまま、お父さんの渋い顔を我慢して受け入れていればいいということになるのか?

 冗談ではない。

 子供としては、こんな、子供をだまし、かつ苦しめるシナリオは断然破棄し、たとえお父さんの会社が行き詰まっていなくても、行き詰まって首を吊るのを、万歳して見届けてやる!という気持ちになる。

 私が野田の息子だったら、そう思うね。(野田は私より年下だが。トホホ)

 なんといっても、「だます」のが一番よくないのだ。