パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

北朝鮮当局直営サイトで激安販売

2012-04-24 22:19:58 | Weblog
 更新できなくてすみません。

 今回は、写真の地層展14というのに参加するのでその準備やらなにやらで。

 4月25日から29日まで、世田谷砧公園内の世田谷美術館でやっているので、よかったら見に来てください。

 私は、実は、写真ではなく「中平卓馬というサンクチュアリ」という写真論と「庭のあじさい」という志賀直哉風の(タイトルだけか)エッセイを二つ、でかくプリントして壁に貼った。(「庭のあじさい」も、あじさいを写真に撮った時の話なんで、写真に関係がある。)

 これは、実は、大辻清司氏の回顧展で、大辻氏の文章がでかでかと壁に貼ってあったのを読んで、大いに「なるほど」と思った経験があって、それを真似したもの。

 他の人たちも、なかなかバラエティに富んでいて、展覧会として、面白いのではないかと思う。

 関口正夫氏の、昭和30年代の下町の写真なんか、明治時代に見えて、不思議に思った。

 まあ、私は今も毎日新宿を歩いているわけだけれど、私が高校生の頃に歩いて、見ていた新宿とはまるっきり違うが、しょっちゅう変わっているから、なにが変わっているのかわからない。

 「わからない」から、なにを変えたらいいのかわからない、ずるずるべったりな、今の低迷があるんじゃないかとも思う。

 変わらないと、かえってなにが変わっているか、わかる、そういう「変化」を感じる心が変革を可能にするのだと思う。

 橋下が野田につきつけた原発再開八ヶ条を、テレビ朝日の古館と一緒に出ている朝日の解説委員とやらが、「原発百キロ圏内の自治体の了承と再開の条件とする」という一項目について「これは政府は飲めませんから」と言っていたが、何故「呑めない」のか、ちゃんと説明してこそ「解説委員」なのじゃないのか。

 朝日新聞が「呑めない」んじゃないのか?

 今、古館ショーを見ていて、頭に来たので、つい話がそれたが、夢の話をしま~す。

 今朝、展覧会の準備で、頭がごちゃごちゃになりながら、朝方、「寝なきゃともかく」と思って寝床についたが、間もなく変な夢を見た。

 またしても、夢ともなんとも判断のつかない変な精神状態だったのだが、「展覧会の準備」というのが、今回は文字プリントの準備というわけで、パソコンに張り付いていたのだが、その「張り付いた状態」がそのまま夢になったらしく、画面に妙なサイトが現れ、激安セールをやっている。

 ところがそのサイト、北朝鮮が経営しているサイトらしくて、「激安」が半端じゃない、激安ぶり。

 というのは、北朝鮮の給料の安さに適応した商品価格なのだが、それでも商品はちゃんとした日本製。

 例えばトヨタの乗用車を北朝鮮人民が買うことのできる金額をそのサイトでは提示しているらしいのだ。

 まあ、乗用車は販売リストに載っていなかったが、日用品だとか、食料だとか、すべてが仕入れ値とか、そういうのは勘定に入れていない、北朝鮮人民が購入可能な「北価格」。

 こんな値段で買ってしまって申し訳ないと思うような、タダみたいな価格なのだが、相手にしてみれば、どんなに安くても、買ってもらって現金が当方の懐に入れば、それでよい、という話らしい。

 要するに「盗品を安く売る」みたいなものかもしれない。

 盗品ではなく、国連の救援物資の横流しとか(同じか)。

 そんな風に「激安」の舞台背景を推測した上、それじゃあ、買おうかと決心し、あとはワンクリックするばかり、なのだが、北朝鮮人民の貧窮につけ入るようで、内心忸怩たる思いが捨てられずに、やっぱり気になる。

 でもここまで安いのはちょっとないので、ついに再度、決心、買おうと思って、いざクリックしようと思ったのだが、現実の私は寝床の中。

 「あれ?」と思う。

 起き上がって、とりあえずトイレに行って、戻ってきてもまだ、激安サイトで購入するつもりだった。

 でも、どうやって?

 それが全然わからない。

 そのうち、「あ、これは夢だったのだ」と納得してから改めて寝たので、起きたら昼近くで、それから支度をして、埼玉から遠い遠い、はるか彼方の世田谷美術館に行ったのだった。