最終電車でアートブレーキーのドラムソロにウォークマン(テープ式の、東芝製ウォークマン。音質がiPodに比べて断然いいので,最近はいつもウォークマンでテープばかり聞いている。「音質」について、詳しいことはわからないが,迫力がある)で聞き入っているうち、赤羽駅を乗り過ごし、戸田公園まで行ってしまった。
最終電車でなければ,赤羽に戻ればいいのだが、もう電車は一切ない。
前にも書いたが,埼京線、12時前に最終電車が新宿を出てしまうというのは、早過ぎではないか。
と文句を言ってもしょうがない。
深夜12時半過ぎに戸田公園前駅に呆然とたたずみながら、道路案内図を見ると、西川口まで案外近い。
もしかしたら、歩いて行けるかも、と思い、歩き始めた。
以前,ちょっとだけ住んだ千葉県に比べると,道路案内図が断然充実しており、夜中ながら、「西川口方面」目指してずんずん歩いた。
歩き始めて15分くらいしたころ、間違えていないか,通行人に聞いたが、「西川口ならあと40分ぐらい」と言われて、「えー、そんなにあるのか」と思ったが,歩き始めた以上、初志貫徹。
ともかく、まっすぐ行って、途中で左に曲がればいいらしいことはわかったが、どこで曲がればいいのか,よくわからなくなったので、交番で聞いた。
「西川口に野球場やプールのある大きな運動公園があるんですが、そこに行くにはどうすればいいのですか?」
その運動公園の近くに住んでいるのだ。
当然,警官なら、運動公園が所在していることくらい知っているだろうと思ったのだが、驚いたことに,知らない。
数ヶ月前にはプロ野球の公式試合すら行われた,ナイター設備だってある野球場で、今は高校野球の予選真っ最中のはず。
それを警察官ともあろうものが,「知らない」、なんて、これじゃあ、殺人凶悪犯人が捕まらないのも当たり前だ。
結局,地図を見せてもらって,「ほら、これですよ」と警官に教えると、警官は,「じゃあ、この道をまっすぐ行って、高架道路があるので,それを渡ってから信号2つ目を左です」と答えた。
オレが教えた地図を見ながら、オレに教えているのだけれどね。
まあいい。
それで,どんどん歩くとやがて高架道路に出た。
そしてその上から下を見ると,駅がある。
丁度そこに歩きかかってきた若い女性に、「あの駅は…」というと、おびえたように逃げようとする。
逃げられちゃうと、また通りかかる人を待つのが時間も時間だし,大変だと思い,逃げようとする彼女に向かって,「…西川口駅ですか?」と言うと,その女性は、逃げながら首を縦に振った。
やれやれ。
あんなにおびえると、かえって、「そんなにオレが怪しいのか?」と逆にいちゃもんつけられてやばいと思うが、まあいい。
それで、西川口駅に来ればいつもの場所なんで,もう大丈夫と思い,高架道路を渡りきらずに、下に降りると、そこはいつも使っている東口ではなく,西口だった。
少し前まで,西川口というと、関東有数の歓楽街だったそうで、東口にはその面影はほとんど残っていないのだが、西口は、かつての「三業地」の雰囲気がぷんぷんする。
フィリピーナがぞろぞろ街にいて、「お茶飲まない」と、小さな声で誘ってくる。
熱帯夜だったこともあって,ぽん引きも全員表に出て、涼みがてら、待機している。
駅のプラットフォームから望見して、なんとなくそんなフンイキは感じていたが、こんなだとは思わなかった。
それで、降り口を間違えたことに気づき,東口に渡ろうと駅に向かったら、駅はシャッターが閉まっている。
それで、駅前の交番で聞こうと思ったら誰もいない。
まったく使えないなあ,警官って、と思いながら、もとの夜の街に戻った。
もちろん、例の途中で降りてしまった高架道路に戻ればいいのだが、ちょっと歓楽街を外れると真っ暗なので,その方向がぜんぜんわからないのだ。
それで、うろうろしていると、太った中年過ぎのぽん引きのおっさんが、道路の縁石に腰掛けたまま、「お兄さん、何さがしてるの? 食事?」と聞いてきた。(お兄さん?)
様子からみて、「女性」をさがしているという風には見えなかったのだろう。
「駅の向こう側に渡りたいんだけど、どうすればいいのかわからないんだ」
というと、すぐに教えてくれた。
警察よりよっぽど役に立つぜ。
というわけでなんとか我がアパートに帰り着いたのだが、何しろその間ずっと深夜で、その割には人が多く歩いていた感じではあるものの、すべて「イメージの中」の街を、イメージをたよりに歩き続けた感じで、半分,夢を見たような感じだった。
万歩計を見ると、戸田公園駅を出てから、約8000歩。(朝からの合計で1万8000歩くらい)
そんなものか。
都議会議員選挙に投票してきた。
一部マスコミで話題の、「セクシーすぎる候補者」、後藤まいという女性は,私の投票区域の立候補者だった。
知らなかった。
名前の脇に顔写真でも貼ってあれば,彼女に投票したのに、民主党に入れてしまった。
悪いことをした。
なぜって、彼女は無所属で、応援する人は多分誰もいない。
それでも立候補するということは、それだけ一生懸命なんだろうし、入れてあげたかったが、残念。
民主党に入れたのは,これまで何度も書いているように、都議選の選挙議題ではまったくないけれど、すべて高速道路無料化に期待してのもの。
無料化というか、正しく言えば「自由化」だ。
実際、アメリカでは高速道路はフリーウェイというんじゃなかったかな。
いずれにせよ、「自由化」は,官僚が一番嫌がる政策だろう。
だから期待する。
最終電車でなければ,赤羽に戻ればいいのだが、もう電車は一切ない。
前にも書いたが,埼京線、12時前に最終電車が新宿を出てしまうというのは、早過ぎではないか。
と文句を言ってもしょうがない。
深夜12時半過ぎに戸田公園前駅に呆然とたたずみながら、道路案内図を見ると、西川口まで案外近い。
もしかしたら、歩いて行けるかも、と思い、歩き始めた。
以前,ちょっとだけ住んだ千葉県に比べると,道路案内図が断然充実しており、夜中ながら、「西川口方面」目指してずんずん歩いた。
歩き始めて15分くらいしたころ、間違えていないか,通行人に聞いたが、「西川口ならあと40分ぐらい」と言われて、「えー、そんなにあるのか」と思ったが,歩き始めた以上、初志貫徹。
ともかく、まっすぐ行って、途中で左に曲がればいいらしいことはわかったが、どこで曲がればいいのか,よくわからなくなったので、交番で聞いた。
「西川口に野球場やプールのある大きな運動公園があるんですが、そこに行くにはどうすればいいのですか?」
その運動公園の近くに住んでいるのだ。
当然,警官なら、運動公園が所在していることくらい知っているだろうと思ったのだが、驚いたことに,知らない。
数ヶ月前にはプロ野球の公式試合すら行われた,ナイター設備だってある野球場で、今は高校野球の予選真っ最中のはず。
それを警察官ともあろうものが,「知らない」、なんて、これじゃあ、殺人凶悪犯人が捕まらないのも当たり前だ。
結局,地図を見せてもらって,「ほら、これですよ」と警官に教えると、警官は,「じゃあ、この道をまっすぐ行って、高架道路があるので,それを渡ってから信号2つ目を左です」と答えた。
オレが教えた地図を見ながら、オレに教えているのだけれどね。
まあいい。
それで,どんどん歩くとやがて高架道路に出た。
そしてその上から下を見ると,駅がある。
丁度そこに歩きかかってきた若い女性に、「あの駅は…」というと、おびえたように逃げようとする。
逃げられちゃうと、また通りかかる人を待つのが時間も時間だし,大変だと思い,逃げようとする彼女に向かって,「…西川口駅ですか?」と言うと,その女性は、逃げながら首を縦に振った。
やれやれ。
あんなにおびえると、かえって、「そんなにオレが怪しいのか?」と逆にいちゃもんつけられてやばいと思うが、まあいい。
それで、西川口駅に来ればいつもの場所なんで,もう大丈夫と思い,高架道路を渡りきらずに、下に降りると、そこはいつも使っている東口ではなく,西口だった。
少し前まで,西川口というと、関東有数の歓楽街だったそうで、東口にはその面影はほとんど残っていないのだが、西口は、かつての「三業地」の雰囲気がぷんぷんする。
フィリピーナがぞろぞろ街にいて、「お茶飲まない」と、小さな声で誘ってくる。
熱帯夜だったこともあって,ぽん引きも全員表に出て、涼みがてら、待機している。
駅のプラットフォームから望見して、なんとなくそんなフンイキは感じていたが、こんなだとは思わなかった。
それで、降り口を間違えたことに気づき,東口に渡ろうと駅に向かったら、駅はシャッターが閉まっている。
それで、駅前の交番で聞こうと思ったら誰もいない。
まったく使えないなあ,警官って、と思いながら、もとの夜の街に戻った。
もちろん、例の途中で降りてしまった高架道路に戻ればいいのだが、ちょっと歓楽街を外れると真っ暗なので,その方向がぜんぜんわからないのだ。
それで、うろうろしていると、太った中年過ぎのぽん引きのおっさんが、道路の縁石に腰掛けたまま、「お兄さん、何さがしてるの? 食事?」と聞いてきた。(お兄さん?)
様子からみて、「女性」をさがしているという風には見えなかったのだろう。
「駅の向こう側に渡りたいんだけど、どうすればいいのかわからないんだ」
というと、すぐに教えてくれた。
警察よりよっぽど役に立つぜ。
というわけでなんとか我がアパートに帰り着いたのだが、何しろその間ずっと深夜で、その割には人が多く歩いていた感じではあるものの、すべて「イメージの中」の街を、イメージをたよりに歩き続けた感じで、半分,夢を見たような感じだった。
万歩計を見ると、戸田公園駅を出てから、約8000歩。(朝からの合計で1万8000歩くらい)
そんなものか。
都議会議員選挙に投票してきた。
一部マスコミで話題の、「セクシーすぎる候補者」、後藤まいという女性は,私の投票区域の立候補者だった。
知らなかった。
名前の脇に顔写真でも貼ってあれば,彼女に投票したのに、民主党に入れてしまった。
悪いことをした。
なぜって、彼女は無所属で、応援する人は多分誰もいない。
それでも立候補するということは、それだけ一生懸命なんだろうし、入れてあげたかったが、残念。
民主党に入れたのは,これまで何度も書いているように、都議選の選挙議題ではまったくないけれど、すべて高速道路無料化に期待してのもの。
無料化というか、正しく言えば「自由化」だ。
実際、アメリカでは高速道路はフリーウェイというんじゃなかったかな。
いずれにせよ、「自由化」は,官僚が一番嫌がる政策だろう。
だから期待する。