第2話
ウッサーは家計を助けるため、お菓子の屋台を始めようとしていました。買出しに出かけたところクリットに出会います。成り行き上、ウッサーの家で一緒に食事をすることになったクリット。そこへパーンたちがやってきます。「たまたまこのあたりに来たついでに寄ってみた」というパーン。パーンがウッサーの夫チーウィンの土地を欲しがっていることを知っているウッサーは、毅然とした態度で応対します。後日、市場内の食堂でお茶を飲んでいたクリットの前に、再びパーンたちが因縁をつけに現れます。
「ウッサーに肩入れするのもいいけど、このままだと命の保障はない」と、それとなく脅しをかけてくるパーンに、クリットは「自分は争いごとは嫌いだ。正義がを愛している。汚い手には屈しない」ときっぱり言い切ります。その場はそのまま引き下がったパーンたちでしたが、パーンは部下にそっと目配せします。深夜、パーンたちは上機嫌で酒を飲んでいました。パーンの部下達が深夜クリットを襲いに行っていたのです。多勢に無勢、クリットは徹底的に痛めつけられます。
クリットに食事を届けに行ったウッサーと息子は、怪我を負い起き上がれなくなっているクリットを発見します。すぐさま手当てをし、クリットに心当たりを尋ねます。相手は4人、暗くて顔ははっきりと分からないけれども、昼間の小競り合いのこともありパーンの部下の仕業ではないかと感づくクリットでしたが、確かな証拠はありません。家に戻ったウッサーは、母にクリットのことを報告。ウッサーの家に来ることも、病院へ行くことも拒むクリットに母も同情します。
ウッサーは、夕方からにも関わらずお菓子の屋台を始めます。いつもパーンたち一味がたむろしている食堂の店主が、ウッサーに声をかけます。ウッサーの作ったお菓子は好評で、店主も自分の店の店先に屋台を出すことを許可。ウッサーも喜びます。クリットの具合も少しよくなります。クリットの正義感に惚れた友人たちが、クリットにこの土地にこだわる理由を尋ねます。「理不尽なことが許せない」と言うクリットに、友人たちも深く共感するのでした。しかし夕闇に紛れて、再びクリットの様子を伺っているものがいました。
クリットの正義感にほれ込むプイおやじ(右)とヌン。癒し系キャラです。
あれだけ痛めつければ、クリットも観念して土地を手放すはずだと喜ぶパーン。今日もクリットのところへ様子を見に行くというウッサーに、母は「いつかあなたもチーウィンのことなど忘れてしまうのでは」と辛い気持ちをぶつけます。「そんなことない」というウッサーでしたが、少し複雑な気持ちになります。一方ニットは、ミミーのモデルクラブの仕事をするようになりますが給料と待遇の悪さに辟易。先輩モデルのダーオと一緒にモデルクラブから抜けることにします。
クリットの家に友人チットがやってきます。チットはパーンの悪い噂について訪ねます。村の人間は、パーンを恐れて言いなりになってしまっていること、パーンには逆らわないほうがいいと話す友人たちの言葉に、チットは「それでも罪は罪。悪は許せない」ときっぱり言い切ります。一方ニットの新しい仕事はイベントコンパニオンでした。そうとは知らずテーブルに就いたニットでしたが酔客に言い寄られたりベッドに連れ込まれたりして散々な目にあいます。
再び日々の鍛錬を始めるクリット。なにをするつもりなのか友人たちに尋ねられ、「じきに分かる」と不敵な笑顔を見せるクリット。深夜パーンの用心棒の家に連れて行くよう友人に言います。眠っていたパーンの用心棒を襲い、誰の命令で自分を襲ったのか問いただします。格闘戦になりますが、口を割る前にクリットに殴られ、意識を失ってしまいます。翌朝、ただならぬ様子にやじうまが集まるなか、用心棒は意識を取り戻します。誰にやられたかを聞かれても「分からない」としか言えませんが、クリットのことを思い出していました。
翌日、市場に出かけたクリットは、ウッサーの屋台を訪ねます。すっかり怪我の治ったクリットにウッサーも笑顔を見せます。いつもの食堂パーンの部下達が集まっているのを見つけたクリットは、「言ったはずだ。騒がしいのは嫌いだと」と凄みます。挑発に乗り逆上した部下達と格闘になるクリット。4対1の戦いでしたが彼らはクリットの相手ではありませんでした。騒ぎを聞きつけた別の部下が、あわててパーンを呼びに行きます。敵に腕を掴まれたクリットを見て、ウッサーもクリットを助けるため、戦闘体勢いに入ります。
このシーン、めっちゃシビれました。守るべき家族があるウッサー、強いです!
パーンの部下達の執拗な嫌がらせにも屈することのないクリットとウッサー。しかしパーンの嫌がらせはどんどんエスカレートしていきます。明らかに強引すぎるパーンたちのやり方ではありますが、村人たちはパーンの報復を恐れて逆らえないのですね。そんななか勇敢にも立ち向かうパーンに共感する人間も少しずつ現れつつあるようです。一方「パパのお金は使わない」と親離れ宣言していたニット。モデルクラブでもうまくいかず、イベントコンパニオンでも散々な目に。もちろんまわりはニットがやくざ者パーンの娘だとは知らないのですね。父とは違ってまっすぐに芯の通ったニット、これからどういう運命をたどっていくのか気になります。
第3話
2対7の戦いはパーンが空砲を撃ち、ひとまず休戦。「私がこの村のリーダーだ。騒ぎの原因を作ったクリットには、村を出てもらう」と言い出します。「自分が間違っているのなら出て行く」というクリット。村の警察官も駆けつけ事情を聞きます。4人の男に襲われたこと、そのうちひとりは頭にバンダナを巻いていたこと、そして店にいた4人のうちひとりが同じ格好をしていたことを告げるクリット。形勢不利と見たパーンたちは引き上げていきます。クリットは自分を信じてくれた警官に礼を述べます。
もちろんウッサーたちも、パーンがこのまま黙っているとは思っていませんでした。翌日もウッサーはいつものようにおかずの屋台を出します。ウッサーの姿と、店に入っていくクリットを見かけたパーンと部下たちは、さっそく嫌がらせを始めます。ウッサーの作った料理を「まずい」と一蹴し、大きな声で因縁をつけます。クリットにも「何見てるんだ!」とからむ部下達。大声に気づいた食堂の店主と、たまたまコーヒーを飲みに来ていた青年は、クリットとパーンの部下達のやりとりを見守ります。
再び市場で乱闘騒ぎを起こしてしまうクリットたち。形勢不利と見たパーンの部下たちは刃物を出します。さらに銃を出し威嚇するパーンの部下。見かねた青年はとっさにクリットに加勢します。「今度こそお前が悪い」とクリットを責めるパーンでしたが、その場の状況を見ていた村の警察官サニットに「丸腰の相手にナイフと銃を持ち出した」とパーンを責めます。さらにクリットに加勢した青年もクリットを擁護。「部外者は口を挟むな」と声を荒げるパーンに「僕もこの村の住人だ」ときっぱり言い返します。
タリンと名乗るその青年と自己紹介を交わすクリットとウッサー。サニットは、村に越してきたばかりのタリンがパーンのことをよく知っていることに驚きますが、タリンは「パーンは村のリーダーだから、人からいろいろ聞いている」と答えます。力に訴え村人の想いなど意に解しないパーンの強引なやり方には絶対に従わないというウッサー、クリット、そしてタリンは意気投合。それとなくお互いを気遣いあうウッサーとクリットを見て、タリンは「ふたりは付き合っているの?」と尋ねます。
正義の味方3人。やっとタリン(中央)が名前を名乗りましたね。
クリットは、いつも自分のそばにいる友人のプイとヌンをタリンに紹介します。改めて友情を深めるタリン。一方なかなか土地の買収計画が進まないパーンは、ウッサーを利用することでクリットに言うことを聞かせようと部下に提案します。そんなことは知らないウッサーの母でしたが、度重なるパーンからの嫌がらせに不安を感じ、ウッサーに土地を売ることを打診します。ウッサーは、タリンという新たな仲間が出来たこと、自分は屈するつもりなどないことを母にはっきり告げます。
パーンの部下たちが市場の片隅でなにか相談をしているのを見かけたクリットは、ひそかに不安を覚えます。タリンは警察署長のチットのもとを尋ねます。クリットとチットが友人同士であることを知ったタリンは、パーンのことについても尋ねます。「悪いことをしているのにどうして野放しにしているのか」と問いかけるタリンに、チットも「証拠さえ掴めればすぐにでも逮捕するつもりだ」と答えます。深夜、それとなくウッサーの家の周りを見張るクリット。心配したとおり、パーンの部下たちがやってきました。
月を見ていたウッサーも、人の気配に気付きます。母に「絶対に出てこないで」と言い、銃を構え出て行くウッサー。クリットも物陰から侵入者の動きを見つめます。銃撃戦になり、3人の侵入者のうち2人は取り逃がしてしまいますが1人は取り押さえることに成功。「誰に頼まれてやった」と激しく問い詰めるクリットにも、侵入者は口を割りません。夫チーウィンを撃ったのがこの男だと知り、怒りに身を震わせるウっサー。銃声を聞きつけ、意気揚々とやってきたパーンでしたが、またしても計画に失敗したことを知り、白々しく侵入者を責めます。
パーンたちが引き上げた後、クリットの友人プイは集まってきた村人たちに「こんなに理不尽なことをされているのに、どうしてみんな立ち向かおうとしないんだ!」と苛立ちを見せますが、村人は「いづれにせよあの人は村のリーダーだ。逆らえない」と消極的です。改めてクリットにお礼を言うウッサー。「おじさんも、僕たちと一緒に住めばいいのに」と言うウッサーの息子ポーンに、クリットは「家は隣同士だし、一緒に住まなくてもいつでも助け合える」とうまく答えます。そんなクリットをウッサーは頼もしく感じるのでした。
「よくも私の夫を!」ウッサーをとめるクリット、カッコイイ!!
「証拠さえ掴めれば」という発言がことあるごとに出てきますが、いくら理不尽なことをされても、結局は村のリーダーであるパーンに誰も逆らえないのです。村の警察官サニットも、警察署長のチットも、パーンがなにかよくないことをしていることは分かっているのですよね。だけど証拠がない・・・執拗にいやがらせを受け続けるウッサーとクリットですが、タリンという新しい同志が加わりきっと心強く感じたことでしょう。タリンもそれとなくパーンのことを調べているようですが、まだタリンの正体、目的は明らかにされていません。そしてパーンの娘ニットも・・・自由奔放ながら父の援助は受けないと言い切るニット。今のところ、ニットだけが物語の核心から少し離れています。早く関わってきて欲しいような・・・。
ウッサーは家計を助けるため、お菓子の屋台を始めようとしていました。買出しに出かけたところクリットに出会います。成り行き上、ウッサーの家で一緒に食事をすることになったクリット。そこへパーンたちがやってきます。「たまたまこのあたりに来たついでに寄ってみた」というパーン。パーンがウッサーの夫チーウィンの土地を欲しがっていることを知っているウッサーは、毅然とした態度で応対します。後日、市場内の食堂でお茶を飲んでいたクリットの前に、再びパーンたちが因縁をつけに現れます。
「ウッサーに肩入れするのもいいけど、このままだと命の保障はない」と、それとなく脅しをかけてくるパーンに、クリットは「自分は争いごとは嫌いだ。正義がを愛している。汚い手には屈しない」ときっぱり言い切ります。その場はそのまま引き下がったパーンたちでしたが、パーンは部下にそっと目配せします。深夜、パーンたちは上機嫌で酒を飲んでいました。パーンの部下達が深夜クリットを襲いに行っていたのです。多勢に無勢、クリットは徹底的に痛めつけられます。
クリットに食事を届けに行ったウッサーと息子は、怪我を負い起き上がれなくなっているクリットを発見します。すぐさま手当てをし、クリットに心当たりを尋ねます。相手は4人、暗くて顔ははっきりと分からないけれども、昼間の小競り合いのこともありパーンの部下の仕業ではないかと感づくクリットでしたが、確かな証拠はありません。家に戻ったウッサーは、母にクリットのことを報告。ウッサーの家に来ることも、病院へ行くことも拒むクリットに母も同情します。
ウッサーは、夕方からにも関わらずお菓子の屋台を始めます。いつもパーンたち一味がたむろしている食堂の店主が、ウッサーに声をかけます。ウッサーの作ったお菓子は好評で、店主も自分の店の店先に屋台を出すことを許可。ウッサーも喜びます。クリットの具合も少しよくなります。クリットの正義感に惚れた友人たちが、クリットにこの土地にこだわる理由を尋ねます。「理不尽なことが許せない」と言うクリットに、友人たちも深く共感するのでした。しかし夕闇に紛れて、再びクリットの様子を伺っているものがいました。
クリットの正義感にほれ込むプイおやじ(右)とヌン。癒し系キャラです。
あれだけ痛めつければ、クリットも観念して土地を手放すはずだと喜ぶパーン。今日もクリットのところへ様子を見に行くというウッサーに、母は「いつかあなたもチーウィンのことなど忘れてしまうのでは」と辛い気持ちをぶつけます。「そんなことない」というウッサーでしたが、少し複雑な気持ちになります。一方ニットは、ミミーのモデルクラブの仕事をするようになりますが給料と待遇の悪さに辟易。先輩モデルのダーオと一緒にモデルクラブから抜けることにします。
クリットの家に友人チットがやってきます。チットはパーンの悪い噂について訪ねます。村の人間は、パーンを恐れて言いなりになってしまっていること、パーンには逆らわないほうがいいと話す友人たちの言葉に、チットは「それでも罪は罪。悪は許せない」ときっぱり言い切ります。一方ニットの新しい仕事はイベントコンパニオンでした。そうとは知らずテーブルに就いたニットでしたが酔客に言い寄られたりベッドに連れ込まれたりして散々な目にあいます。
再び日々の鍛錬を始めるクリット。なにをするつもりなのか友人たちに尋ねられ、「じきに分かる」と不敵な笑顔を見せるクリット。深夜パーンの用心棒の家に連れて行くよう友人に言います。眠っていたパーンの用心棒を襲い、誰の命令で自分を襲ったのか問いただします。格闘戦になりますが、口を割る前にクリットに殴られ、意識を失ってしまいます。翌朝、ただならぬ様子にやじうまが集まるなか、用心棒は意識を取り戻します。誰にやられたかを聞かれても「分からない」としか言えませんが、クリットのことを思い出していました。
翌日、市場に出かけたクリットは、ウッサーの屋台を訪ねます。すっかり怪我の治ったクリットにウッサーも笑顔を見せます。いつもの食堂パーンの部下達が集まっているのを見つけたクリットは、「言ったはずだ。騒がしいのは嫌いだと」と凄みます。挑発に乗り逆上した部下達と格闘になるクリット。4対1の戦いでしたが彼らはクリットの相手ではありませんでした。騒ぎを聞きつけた別の部下が、あわててパーンを呼びに行きます。敵に腕を掴まれたクリットを見て、ウッサーもクリットを助けるため、戦闘体勢いに入ります。
このシーン、めっちゃシビれました。守るべき家族があるウッサー、強いです!
パーンの部下達の執拗な嫌がらせにも屈することのないクリットとウッサー。しかしパーンの嫌がらせはどんどんエスカレートしていきます。明らかに強引すぎるパーンたちのやり方ではありますが、村人たちはパーンの報復を恐れて逆らえないのですね。そんななか勇敢にも立ち向かうパーンに共感する人間も少しずつ現れつつあるようです。一方「パパのお金は使わない」と親離れ宣言していたニット。モデルクラブでもうまくいかず、イベントコンパニオンでも散々な目に。もちろんまわりはニットがやくざ者パーンの娘だとは知らないのですね。父とは違ってまっすぐに芯の通ったニット、これからどういう運命をたどっていくのか気になります。
第3話
2対7の戦いはパーンが空砲を撃ち、ひとまず休戦。「私がこの村のリーダーだ。騒ぎの原因を作ったクリットには、村を出てもらう」と言い出します。「自分が間違っているのなら出て行く」というクリット。村の警察官も駆けつけ事情を聞きます。4人の男に襲われたこと、そのうちひとりは頭にバンダナを巻いていたこと、そして店にいた4人のうちひとりが同じ格好をしていたことを告げるクリット。形勢不利と見たパーンたちは引き上げていきます。クリットは自分を信じてくれた警官に礼を述べます。
もちろんウッサーたちも、パーンがこのまま黙っているとは思っていませんでした。翌日もウッサーはいつものようにおかずの屋台を出します。ウッサーの姿と、店に入っていくクリットを見かけたパーンと部下たちは、さっそく嫌がらせを始めます。ウッサーの作った料理を「まずい」と一蹴し、大きな声で因縁をつけます。クリットにも「何見てるんだ!」とからむ部下達。大声に気づいた食堂の店主と、たまたまコーヒーを飲みに来ていた青年は、クリットとパーンの部下達のやりとりを見守ります。
再び市場で乱闘騒ぎを起こしてしまうクリットたち。形勢不利と見たパーンの部下たちは刃物を出します。さらに銃を出し威嚇するパーンの部下。見かねた青年はとっさにクリットに加勢します。「今度こそお前が悪い」とクリットを責めるパーンでしたが、その場の状況を見ていた村の警察官サニットに「丸腰の相手にナイフと銃を持ち出した」とパーンを責めます。さらにクリットに加勢した青年もクリットを擁護。「部外者は口を挟むな」と声を荒げるパーンに「僕もこの村の住人だ」ときっぱり言い返します。
タリンと名乗るその青年と自己紹介を交わすクリットとウッサー。サニットは、村に越してきたばかりのタリンがパーンのことをよく知っていることに驚きますが、タリンは「パーンは村のリーダーだから、人からいろいろ聞いている」と答えます。力に訴え村人の想いなど意に解しないパーンの強引なやり方には絶対に従わないというウッサー、クリット、そしてタリンは意気投合。それとなくお互いを気遣いあうウッサーとクリットを見て、タリンは「ふたりは付き合っているの?」と尋ねます。
正義の味方3人。やっとタリン(中央)が名前を名乗りましたね。
クリットは、いつも自分のそばにいる友人のプイとヌンをタリンに紹介します。改めて友情を深めるタリン。一方なかなか土地の買収計画が進まないパーンは、ウッサーを利用することでクリットに言うことを聞かせようと部下に提案します。そんなことは知らないウッサーの母でしたが、度重なるパーンからの嫌がらせに不安を感じ、ウッサーに土地を売ることを打診します。ウッサーは、タリンという新たな仲間が出来たこと、自分は屈するつもりなどないことを母にはっきり告げます。
パーンの部下たちが市場の片隅でなにか相談をしているのを見かけたクリットは、ひそかに不安を覚えます。タリンは警察署長のチットのもとを尋ねます。クリットとチットが友人同士であることを知ったタリンは、パーンのことについても尋ねます。「悪いことをしているのにどうして野放しにしているのか」と問いかけるタリンに、チットも「証拠さえ掴めればすぐにでも逮捕するつもりだ」と答えます。深夜、それとなくウッサーの家の周りを見張るクリット。心配したとおり、パーンの部下たちがやってきました。
月を見ていたウッサーも、人の気配に気付きます。母に「絶対に出てこないで」と言い、銃を構え出て行くウッサー。クリットも物陰から侵入者の動きを見つめます。銃撃戦になり、3人の侵入者のうち2人は取り逃がしてしまいますが1人は取り押さえることに成功。「誰に頼まれてやった」と激しく問い詰めるクリットにも、侵入者は口を割りません。夫チーウィンを撃ったのがこの男だと知り、怒りに身を震わせるウっサー。銃声を聞きつけ、意気揚々とやってきたパーンでしたが、またしても計画に失敗したことを知り、白々しく侵入者を責めます。
パーンたちが引き上げた後、クリットの友人プイは集まってきた村人たちに「こんなに理不尽なことをされているのに、どうしてみんな立ち向かおうとしないんだ!」と苛立ちを見せますが、村人は「いづれにせよあの人は村のリーダーだ。逆らえない」と消極的です。改めてクリットにお礼を言うウッサー。「おじさんも、僕たちと一緒に住めばいいのに」と言うウッサーの息子ポーンに、クリットは「家は隣同士だし、一緒に住まなくてもいつでも助け合える」とうまく答えます。そんなクリットをウッサーは頼もしく感じるのでした。
「よくも私の夫を!」ウッサーをとめるクリット、カッコイイ!!
「証拠さえ掴めれば」という発言がことあるごとに出てきますが、いくら理不尽なことをされても、結局は村のリーダーであるパーンに誰も逆らえないのです。村の警察官サニットも、警察署長のチットも、パーンがなにかよくないことをしていることは分かっているのですよね。だけど証拠がない・・・執拗にいやがらせを受け続けるウッサーとクリットですが、タリンという新しい同志が加わりきっと心強く感じたことでしょう。タリンもそれとなくパーンのことを調べているようですが、まだタリンの正体、目的は明らかにされていません。そしてパーンの娘ニットも・・・自由奔放ながら父の援助は受けないと言い切るニット。今のところ、ニットだけが物語の核心から少し離れています。早く関わってきて欲しいような・・・。
今回、とにかくアムはもちろん、正義派の人たちのかっこいいこと!
今年のアムのドラマはいまいちでしたが、ここで取り返した感じです。
あぁ、どうなっていくんだろう。
4話でまた新しい女性の登場人物が出てきましたね。
気になります。
はい~!もう、シビれますね!アムもウッサーも、筋が通っていてすがすがしいです。もちろん、悪の人たちのワルさがあってこその正義ですからね。両者の対比が劇画チックでおもしろいです。
4話で登場した、人形がお友達の不思議な女の子、なんと「クリットの恋人です」と名乗ってるんですよ・・・どういう展開?!
頑張って、早く追いつきたいと思います。