ドッグシェルター

保護犬の紹介、お知らせ、ご支援のお願い

2年目の夏が来る

2007年05月15日 | DSV保護施設(シェルター)
シェルターでは夏対策を始めています。
香取線香は毎日5本使用しています。
昨年のよしずを倉庫から出して犬舎の屋根に乗せました。

昨日はあらたま君の里親ご夫妻がテラス作りに京都からお越しくださいました。
昨年も素敵なわんのお部屋を作って下さりました。
いつも材料費から全てご負担下さり、本当にありがとうございます。

又、今回はレェツの場所に屋根がなく、雨、日差しの防止が出来ていませんでした。
そこで、今回はテラスをつくりに来て下さったのです。
近くのホームセンターで木材と波板を購入し、着々と形になっていきます。
いつも感心しながら、お手伝いもあまりお役に立てず申し訳ないです。

出来上がったテラスの下はレェツの笑顔があります。
屋根の上によしずを乗せ日除け対策も、
今日は久しぶりに菊菜ちゃんを連れて来て下さいました。
いつも悪戯菊菜をブログで拝見しておりますが、
なんととても大人しく、おりこうさんにしていました。
体重も11kgでスリムな体型でした。
とっても可愛い菊菜ちゃんです。

菊菜ちゃんはお家で悪戯をさせて貰って幸せなのかも知れませんね。
シェルターにいる子達は悪戯もできません。

小型犬用のベットにすっぽり入って大人しくしておりました。

菊菜ちゃんは徳島からDSVのシェルターに来たわんちゃんです。
この子の過去にも不幸な過去がありました。
昨年あらたま君の里親ご夫妻がシェルターに起こしになった際に
経緯などをお話したら、菊菜ちゃんを連れて帰って下さいました。

菊菜、あまり悪戯が過ぎるとシェルターに返されちゃうよ。
程ほどにね。

あらたま君ご夫妻さま 立派なテラスつくりご苦労様でした。
いつもわんの為にご支援ありがとうございます。



保護活動とシェルター運営

2007年05月03日 | DSV保護施設(シェルター)
シェルターを開設して1年2ヵ月が過ぎました。

<画像はみかんとラッシーです。今はルームメイトです>


<画像はグッピーとトッティです。トッティは初対面の人には臆病ですが
時間をかけ信頼関係を築いて頂ければとてもいい子です>


<ほのかさんはかなりの老犬で、とある市役所の前にダンボール箱に
入れられ遺棄されているところを市役所の人に助けられ、
レスキューに至りましたが、足がよたよた歩きで、目もあまり見えていないよう、
何時老衰になってもおかしくない、ほのかさんです。
でも、驚くことに食欲だけはまだまだあります。
朝夕の缶詰をぺロリです。食欲がある内は大丈夫、便も普通です。
でも里親は譲渡は無理と判断。この子が助けられた経緯を
けして無駄にはしたくありませんから、DSVで最後まで面倒を見たい思います。>

これも皆様よりのご支援あって、不幸な犬達の為に温かいエールに支えられて
ここまでやって来れました。
大阪にも大きな保護団体のシェルターが2ヵ所ございますが
日頃からシェルターへわざわざ捨てに来るという
遺棄事件が後を絶たないようです。シェルターがあるなら
そこで助けてもらえるだろうと、捨てに来るのです。
私共はこのような事態が起こらない様に、シェルター所在地は
公開しておりません。
どうか、其の点に付きましてはご理解下さい。

何百頭収容できるシェルターでさえ、常に満杯状態です。
当然、あぶれてしまう子達は行き場がありません。

DSVのシェルター内での保護頭数が35頭で限界です。
しかし、里親が決まれば又次の子の保護ができます。
又、シェルターのスタッフは一般の人達が休日の日でも犬達の
お世話に通います。
まさしく保護施設運営は生半可な気持ちでは成り立ちません。
シェルター開設前にもある程度の覚悟はしておりましたが、
医療費や施設維持費諸経費、犬達のフードを含めた飼育費全般の資金の問題、
又犬のお世話に従事する人の確保、
どれをとっても「不足」の2文字が大きな課題となっています。

全国で25万頭以上の犬が殺処分されている中
例え500頭収容できるシェルターがあったとしても
500頭くらいすぐに満杯になってしまうでしょう。
要するにそこに受け入れ可能なキャパシティがあれば
例え500頭でも1000頭であっても満杯となり必ず限界が来ます。
結局は25万頭全ての処分される犬たちを救うことは不可能なのです。
結局は捨てない!捨てさせない!意識改革を啓発して行くしかないと考えます。

今でも次に救いの手を待っている子達がいます。