7月31日は氏神様の夏越祭だった。たくちゃんと暑気に負けないように、輪くぐりをしてきました。
この1ヶ月間、時間が取れると英彦山、久住に蝶採集に出かけていた。7月の早々に梅雨明けし、それから殆ど雨が降らなかったので、絶好の期間だった。おかげさまで私の顔は赤黒く日焼けしてしまったが、まぁ健康的な顔といえるので、よいだろう。ランニング姿の奏君はそれこそ腕が真っ黒になっているが、それが当たり前、夏に日焼けしないと冬場に風邪を引くと私は信じている。
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今年は蝶採集の復活3年目、標本箱も手狭になってきたので、珍しい蝶以外は採集していないのだがそれでも、オオミドリシジミやアカシジミ、ダイセンシジミなどのゼフィルスをGETできたので、満足している。
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珍しい経験もした。英彦山でオオムラサキを採集したとき。クヌギ林の中を探索して回っていたら眼の前をオオムラサキが飛翔してきて、近くのクヌギの幹に止まった。「しめた!」と思って、その木の横に回りこみ、無心で樹液を吸っているオオムラサキに垂直に網を定めて、「エイヤッ!」。見事にオオムラサキを捕獲したのだが、驚いたことに網の中でばたばた動いていたのが2頭。何と同じ場所に2頭が居たのだった。 「一振り、2頭!」。 これは奇跡だと思った。
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2頭ともオスで、かなり羽根が傷んだ歴戦のつわものだったが、しめしめとその中の1頭を三角紙に入れようと網から出した瞬間、手が緩んだのか、外気に触れて元気が出たのか、オオムラサキは私の手を離れて凄い速さで飛び立ってしまった。私は呆然とそれを見送るだけ。普段は逃がさないように網の中で三角紙に収めるのだが、2頭もいっぺんにGETしたと歓び勇んで、基本的なことを忘れていたのだった。
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まぁ、最初から1頭だけだったと思えば諦めも付くと思い直したのだが、そのすぐ直後、今度は別の木でオオムラサキを発見した。今年はオオムラサキの捕獲のコツを会得した私は、なんなくそれをGETして計2頭。いずれも羽根は痛んではいたが良かった。色が綺麗なオスだった。
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<o:p>左:7月初めに英彦山で採集したオオムラサキのメス</o:p>
<o:p>右:虫籠に入れたカブトムシ。今はクヌギの枝や葉に囲まれて静かに暮らしています。</o:p>
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<o:p></o:p>同じ日、別のクヌギ林でカブトムシを見つけた。英彦山はオオムラサキを除いて、昆虫類が絶滅しているのではないかと思うくらいに少なくなっているので、これには驚いた。(リンゴ園ができて殺虫剤を大量に撒いているとの噂がある) カブトムシは見事な大きさのオスで立派な角を持っていた。 これは良いお土産だと孫達に見せるために持ち帰ったのは言うまでもない。
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家ではカブトムシマットを敷いた虫かごにスイカやキュウリなどを入れて長生きするように飼育している。孫達も「大きなカブトムシだ!」と歓んだ。先日キャンプでカブトムシを捕まえた奏君も、でっかいカブトムシだと驚いていた。 貴重な自然のカブトムシ、オスだけだと可哀想だし、孫達が見飽きたらでクヌギ林に放したいと思っている。
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