保育園のお遊戯会。奏汰君(3列目右から二人目、木琴担当)
急に寒くなった。北海道や東北ではかなりの雪が降ったようだが、福岡も寒い。こうなると温かい居間が常時の棲みか、書斎に籠もることが少なくなった。灯油も電気も高いので、一極集中暖房だ! それにしても年を経るごとに寒さが骨身に沁みるようになって来た。やはり基礎体力が低下しているのだろうか。
さて、先週の土曜日。奏君・たっ君が通う保育園のお遊戯会があった。毎年の恒例ではあるが、子や孫の成長した姿を見れるので、親達にとっては非常な楽しみだ。園の舞台付き大広間で行われるのだが、盛況で座れない人たちも多いことから、今年は3歳児未満と以上に区切って、2部制で開くという。たっ君は2歳児なので第1部に、奏君は5歳で第2部だ。9時開演なのだが前人気がものすごく、8時に配る入場整理券を得るために、私が1部に奏汰ママが2部の列に並んだ。娘は7時に、私は7時半に並んだのだが、1番手はなんと夜中の12時、2番手が明け方の3時、それから4時過ぎ・・・・と親も気合が入っていた。
定刻、9時からお遊戯会第1部が始まった。たっ君は「1円玉の旅ガラス」という遊戯。昨年は殆ど表情を示さずに、きょとんとしていただけだったのだが、今年はちゃんと演技というか、歌に合わせて踊っていた。運動会では期待はずれに終わっていたので、何とかその挽回を、と願っていたのだが、良かった。ちゃんと様になっていた。
旅ガラス姿でいなせなポーズをとっているたっ君。歌も上手に歌えました。
たっ君は歌が 得意。合唱は「おうま、すずめの学校」。時折り私たち応援席を見ながら大きく声を出していた。
写真中央、奏汰君は木琴担当でした。
第2部は10時半から。見学の父兄を全員入れ替えて再開だ。奏汰君はさくら組、合奏と劇と合唱に出る。合奏は「トイレの神様」、木琴担当だった。自分から志願したというが、そこそこ無難にこなしていた。
年長さんのさくら組、劇は「竹取物語」。父兄がお待ちかねの演劇だ。私達も奏汰君がどの役で出るのか、絶対秘密で教えてくれなかったので興味津々。竹取の翁か、求婚する若者じゃないかとは思っていた。
竹の中から女の子が現れ、成長して輝くばかり美しいお姫様に。そして5人の求婚者が現れるが、結婚の条件として伝説の宝を求めると言う例のストーリー。秋になって満月が近づくと憂いを秘めて月に帰らなければならないと翁・媼に告げ、満月の夜、月からの使者とともにお月さまに帰ると言う、我が国と言うか世界最古の物語を見事に演じたのだった。衣装や化粧、小道具、など準備が大変だったと思う。毎年のことながら先生達の頑張りに驚くやら感謝するやら。
最初に全員の挨拶。竹の中から可愛い女の子が生まれ、輝く美女に。奏汰君が求婚トップバッター。
満月が近づいて憂いを見せるかぐや姫と元気づける奏汰求婚者。そしてとうとう月からの使者が、迎えの宴です。
お伴に連れられて月に帰るかぐや姫。最後は一人ずつ自己紹介。
最後にさくら組の合唱は「ありがとう」。朝ドラの主題歌だ。
最前列中央が奏汰君。今年は最後のお遊戯会とあって、頑張りました。
来年はもう小学校に入学。保育園を卒業するとあって、園児達の感謝の言葉も添えられて、涙もろい私、つい不覚にも涙がこぼれた。 あのやんちゃ坊主が来年はもう小学校なのだから。